テクニカル的には円売りゴーサイン

2005年12月15日
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◆昨日はJPYショート・ポジションの巻き戻しが加速し、JPYが全面高。USD/JPYはア
ジア時間に118円台に下落した後、暫く118円台後半で揉みあったが、10月の米貿易
赤字が過去最大を記録したこともあってNY時間に再び下落し、一時117円を割り込
んだ。昨日のUSD/JPY下落には、Fedの金融政策に対する先行き不透明感、過去最大
の米貿易赤字を受けたUSDの全般的な弱さも貢献しており、USDは昨日、CAD以外の
通貨に対して下落した。一日を通じてみると、対USDでの上昇幅が最も大きかった
のはJPYで、その次がCHF。金相場は大幅続落。

◆日本の個人投資家による為替証拠金取引関連のフローも昨日の円急騰の一因となっ
た模様。一日の値動きだけで結論を出すのは時期尚早であるが、日経平均急落→円

整による潜在的な円急騰リスクの一端を示したものとも考えられる。中長期
的なUSD/JPY強気見通しを変えていないが、為替証拠金取引の急拡大も一因となっ
て上述のような円高リスクはむしろ増大しているとも考えられ、今後も警戒が必要
であろう。

◆引き続き、Fedは来年央までにFFレートターゲットを5%まで引き上げるとの
見通しを変えていないため、中期的にはFed利上げ期待の高まりがUSDを押し上げる
局面が再び訪れる可能性は高いと考えている。もっとも、Fedの金融政策の先行き
不透明感に伴う足許のUSD弱気センチメントが払拭されるには今暫く時間を要する
と考えられるため、目先、経済指標発表のサプライズに関するリスクはUSD下落方
向だろう。Fedの利上げ期待の観点から本日最も注目されるのは11月のCPI。これが
予想比下振れるようなら、Fed利上げ期待の更なる後退がUSDの下落に繋がろう。


について、コンセンサスよりも弱い数字を予想している。その他、12月フィ
ラデルフィアFedインデックス、10月TICデータにも注目。従来、金利が為替
市場の主要なドライバーとなる中、金利見通しに大きな影響を与えないと考えられ
る指標のUSDへの影響は限定的と見ていたが、足許のUSDに対するセンチメントの弱
さを考慮すると、いかなる米経済指標に対するネガティブ・サプライズもUSD下落


◆昨日発表された12月日銀短観は、大企業製造業・業況判断DIこそ21と予想(23)を
若干下回ったが、2005年度の売上高・経常利益見通し計画、設備投資計画はいずれ
も上方修正されるなど、内容は下期に企業活動が一段と活発化していることを示す
ものであった。今回見られた業況判断の「足許改善、先行き小幅悪化」のパターン
は6月、9月短観でもみられており、当調査の一種のクセとも捉えることが出来
る。USD/JPYの2005年度下期想定レートは9月短観の104円95銭から108円04銭に上方
修正されたが、それでも実勢レートを大幅に下回っている。このことは、既に堅調
な企業収益が今後さらに上方修正される可能性が高いことを示唆している。

◆今回の短観の結果は概ね日銀の想定内と見ることが出来、日銀の金融政策に関する
見通しを変えるものではない。日銀は来年3月短観の2006年度計画
を確認した上で、2006年4月末の展望レポート発表と共に量的緩和解除に踏み切る
と予想している。

◆本日はSNBがレートアナウンスメントを行う。SNBは25bpの利上げを行
い、3ヶ月物LIBORのターゲットレンジも25bp引き上げられ、0.5%-1.5%になると
予想している。また、SNBは声明で今後も利上げを継続する意向を示すと予想。ま
た、足許のスイスの景気回復の堅調さを考慮すると、50bp利上げの可能性も排除で
きない。







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最終更新日  2005年12月15日 08時25分22秒
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