テクニカル的には円売りゴーサイン

2005年12月19日
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◆金曜日の海外市場では、独12月IFO景況感指数が予想を上回ったことを受けEURが若
干買われたものの、EUR/USDの1.20台は重く、その後米12月経常収支が予想を下
回ったこともあってEURは上値の重い展開となった。対EURではUSDの下値は徐々に切
上がっているが、対JPYでUSDは下値を徐々に切下げており、本日早朝もUSD/JPYは
1ヶ月半振りの安値を更新している。原油価格は58.06ドル/バレルまで続落。金曜
日1日を通して見ると、主要国の債券利回りは日本を除いて低下している。

◆先週の14日(水)以降、JPYの強さは特に際立っている。対USDで見ると、先週後半
の3日間でJPYは3.7%上昇、主要通貨でJPYの次に強かったEURは0.6%程度の上昇に止
まっている。一方弱かったのはBRLやNZDで、3日間の強弱で見るとUSDは中位に位置

に大きく動いていた相場の巻戻しと見ることが出来、年末を前にしたポジション調
整の範疇を越えるものではないと考えられる。FF金利先物から見たFedの利上げ期
待も、この間殆ど変化しておらず、また、米TIPSから見た実質金利は
寧ろ上昇していることから、USDの上昇が終わり中長期的な下落局面に向かうと見
るのは早いだろう。
過去の経験則からFedが利上げの最終局面に入ってから利下げに転じるまでの間は
寧ろUSDが上昇していることから、今回も来年に向けてUSDの上昇傾向は続くとの見
方を維持する。また、現在と日本経済、為替相場の状況が比較的似ていると考えら
れる1989年から90年半ばにもUSD/JPYも数日で3~4%の下落を何度か経験したが、そ
れでも最終的には1年半で30%上昇した。

◆今週は米国で比較的多くの重要経済指標が発表される一方、日欧では重要指標の発

レーター(木曜日)、11月耐久財受注(金曜日)などに注目。もっとも、前述した
ように先週中FF金利先物に示されたFed利上げ期待は殆ど変化しておらず、先週の
比較的大きな動きは、大部分米経済指標やそれに伴う米金利見通しとは関わりなく
生じているとも言え、クリスマス休暇シーズンで流動性が低下する中、指標のポジ
ティブ/ネガティブ・サプライズに関係なく、ポジションの巻き戻しに関連する動


◆米国以外の指標ではベルギーの11月BNBサーベイ、加11月CPI、10月小売売上、NZ3Q
経常収支、3QGDPなどに注目。

◆先週木曜日、SNBは予想通り25bpの利上げを実施。利上げ後の声明でSNBは今後も緩
やかなペースで利上げを実施することを示唆したが、成長率の予想比上振れ
を背景に(2006年の成長率見通しについて、SNBの2.1%に対し2.7%と予
想)、SNBは来年より積極的な利上げを強いられることになると予想している。SNBは来年、四半期ごとに合計100bpの利上げを実施すると予想している。

◆リクスバンクの12/1日金融政策決定会合議事録は、6名の委員のうち3名が利上げを
主張したことを明らかにした。リクスバンクは来年1月に利上げを開始す
ると予想している。

◆10月の米財務省対内対外証券投資データ(TICデータ)によると、同月の米国証券
投資関連の資金流入額は1068億ドルと、先月に続いて過去最高を更新した。内訳を
見ると、債券投資関連のネット資金流入額が前月の842億ドルから1021億ドルに増
加した一方で、株式投資関連のネット資金流入額は175億ドルから47億ドルに減少
した。

◆金曜日、日銀は予想通り金融政策現状維持を決定。福井総裁は決定後の会見で、量
的緩和解除後ゼロ金利政策解除を急がない意向を改めて表明した。従来、4
月の量的緩和解除後、3Qに小幅(15bp)の利上げを実施すると予想していたが、12
月の25bp利上げまで利上げ時期を遅らせると、見通しを変更した。






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最終更新日  2005年12月19日 08時15分34秒
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