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2011年09月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
9月25日付サンスポ(道新スポーツ)より「ノムラの考え」を抜粋。

ノムさんからまさおへの最上級の賛辞ではないでしょうか。

投手の安定感が「安心感」を生む

まるで蛹(さなぎ)が蝶に羽化するように、投手が成長を遂げるシーズンがあるものだ。

田中将大を迎えた2007年、楽天監督の私が彼に「神の子」と

名付けたのは、なかなか黒星がつかない幸運の持ち主ゆえ、

いまの田中は「2点あれば大丈夫」と、神頼みを必要としない投手になった。

では田中は、日本ハム・ダルビッシュを超えたのか。

部分的にはダルビッシュを上回るが、及ばない部分もある。

投手の安定感とは―。私は、その条件を以下のように考えている。


 2 欲しい時にストライクを取れる複数の球種を持つ
 3 会心の当たりを許さない
 4 内角へボールを投げきる能力
 5 平均レベルの守備とクイックなどの技術

この日の田中はこれらすべてを備えていた。

2は直球とスライダー、3はこの日許した8安打のうち5本が直球系だったが、

いずれも当たり損ねだった。

4は内川、カブレラ、松田に直球、シュートを投げきった。

中でも、特にダルビッシュを上回ったと思われるのは

1の原点能力、すなわち直球の精度と切れだ。

守る野手は「直球がまともに飛ばない。これなら大丈夫」と感じる。



安心感は「まず1点を確実に奪えばいい」という打線の余裕となり、

かえって大量援護を招く。

一方、ダルビッシュを超えていない部分はどこか。

「遊びのなさ」だと思う。

それは「カウント0-2からひとつ外せ」という機械的な投球にうかがえる。



まるで決まり事のような「追い込んだらひとつ外せ」。

これは日本野球の悪癖ともいえる。(略)

この日、「追い込んだらひとつ外せ」と要求したのは捕手の嶋だが、

田中がそれに従う必要はない。

「大量リードですよ。1球外すなんてもったいないでしょう」と首を振ればいい。

ダルビッシュはサインに何度も首を振り、ついには投げたい球種を

直接つぶやいたりする。

田中にも、カウント0-2から楽にアウトを稼ぐ選択肢はいくらでもある。

外角低めのカーブ、スライダーでゴロを打たせる。

フォークで三振。シュートで詰まらせる…。


自在に仕留める投球術の体得を

仕留める方法を探る。これが「遊び」の目的である。

田中はすでに、必要な安定感の条件を備えた。

投手有利の状況で遊び、3球で自在に打者を仕留める駆け引き、投球術を体得してほしい。

野球にかぎらず、「一流」と呼ばれる人たちは遊びを知っている。

遊びを覚えよ―。

これが私から田中への最終段階のアドバイスである。





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最終更新日  2011年09月26日 18時45分17秒
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