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あろうことか、沢登り中の墜死と救助ヘリの墜落が相次いだ奥秩父の沢で、三重遭難が起きてしまった。 1日、墜落したヘリの映像を撮ろうと入山した日本テレビの記者とカメラマン二人の遺体が、ヘリ墜落現場から約2km下流の滝壺で発見された。その前日の31日、ガイドの案内で入渓したものの、二人の軽装と登山経験の未熟、さらには天候の悪化も懸念したガイドが遡行の中止を決断し、アプローチの道路まで戻ってパーティを解散した。ガイドはこのとき、尾根からでも現場を撮影したいとの二人の言葉を聞き、一般道の尾根道なら危険はないため、二人で大丈夫だろうと考えて別れたという。 それがなぜ、沢での遺体発見となったのか。死者は語らず、すべて憶測とならざるを得ないのだが、ガイドが懸念したとおり一帯は31日午後から一時豪雨となった。沢登りの用語でゴルジュ(仏語で「喉」の意)と呼んだりするのだが、両側を岩の障壁に遮られた谷底で、急激な増水にあっては登山者などひとたまりもない。呑み込まれては木の葉のように翻弄されて溺れるか、さもなくばやがて滝から岩に叩き付けられておしまいだ。 大きな岩をも流れに浮かべて駆け下る濁流のすさまじい力は、一度見たら忘れられないほど恐ろしい。突然降り出した雨で夜中に目覚め、増水しつつある沢から、万一の対策で寝る前に張ってあったザイルを頼りに逃げ出した直後、ヘッドランプの明かりで振り返ればそれまで寝ていた河原はすでに濁流の底だった。上流に集中して降ったのだろう、まさに鉄砲水だ。そのときの情景は、流れてきた岩が周囲の岩とぶつかって暗闇に飛ばす火花の鮮やかな光彩や、不吉な焦げ臭いにおいまで伴って脳裏に甦ってくる。身の毛がよだつとはこのことだ。 以来、コジローもずいぶん長く沢登りをしてきたが、雨が予想される天気のときは谷に近寄らないよう用心して危険を回避してきた。和歌山から遠路はるばる高速に林道を繋いで南アルプスの谷への下降地点までたどり着きながら、空模様と天気図を相当時間にらんで遡行を断念、そのままむなしく和歌山にUターンしたこともある。山は逃げない。命あっての物種なのだ。臆病と誹(そし)られるかもしれないが、自然は敬意と畏怖をもって接すべき存在なのであって、決して侮(あなど)ってはいけない。 そもそも、墜落したヘリに地上から接近して撮影することに、一体どれほどのニュースバリューがあるのか。上空からの事故機の映像は既に繰り返し放映されている。事故からはすでに一週間、無理を押して取材し速報する意味もない。そこに行かなければ聞けない証言もない。ただ、そこにあるのは、まだ撤去されていないヘリの残骸だけだ。元新聞記者の感覚ではそんなものに報道価値があるとは到底思えない。そこで得られる物はといえば唯一、生々しい残骸の近接映像だけだろう。だがこれは、怖い物見たさの視聴者に媚びる絵材ではありえても、決してニュースではない。 日本テレビ側は会見で、二人の装備は「十分だった」として「ガイドとは見解の相違がある」と話している。しかし、ガイドの説明によれば、遭難者のうち記者は防寒着の用意がなかったばかりか、沢登りをするなら常識以前のヘルメットと沢靴すら持っておらず、仕方なくガイドが自分の物を貸し与えたという。このお粗末な道具立ての一体どこが「装備十分」なのか? 詳しく報道されていないのでわからないのだが、これに加えて沢登りには不可欠の登攀用ハーネス、ザイルやスリングやカラビナなど、身の安全を確保するために最低限必要な道具は持参していたのだろうか。仮に持参していたとしても、それを使いこなせる技術はあったのか。カメラマンは海外の高山の撮影経験も豊富なスペシャリストだったというが、ガイドは二人の覚束ない足取りを瞬時に見抜いてただちに遡行を打ち切った。 沢では、単にバランスを取りながら真っ直ぐに歩くことですら、一定の経験とトレーニングが必要なのだ。ましてこの谷のように、いくつもの厳しい滝を越えてゆくとなれば、相当程度の岩登りのテクニックや習熟したザイルワークが不可欠になる。海外の高山で氷河を撮影した経験など、目の前の谷から弱点を読み取って登攀ルートを開いたり、岩や滝をよじ登ったり、また危険を察知して逃げ道を探したりする役には立たないのだ。 会見を見ていると、日本テレビはどうやら装備と服装をごっちゃにしているフシが濃厚だ。「発見された薄着は歩くときだけのことで…」とかなんとか、社員が死んだというのにこの浮世離れしたおとぼけぶりで、最初は責任逃れの煙幕かと思ったが、要するに沢登りについての底知れぬ無知をさらけ出しただけだった。こんなアホな上司が、しょうもない映像目当てに出した無謀な指示に従い、徒手空拳の裸同然で恐ろしい谷底に飛び込まされた社員は哀れだ。コトと次第では業務上過失致死の疑いもあるのではないか。 この週末は、熊野川の滝周辺で遊んできたので、このブログで楽しい報告をしようと思っていたのだが、帰宅して最初に接したニュースがこの日本テレビの呆れ果てたボンクラ会見だったので、もう腹が立って腹が立って…仕方がなく、このような記事になってしまった。遭難した二人の遺族は、このふざけた会見のビデオを証拠に日本テレビを訴える権利があると思う。(ちょっと年上の知人から、字が小さくて読みづらい…との指摘がありましたので、今回から文字の級数を大きくしました。)←ランキングに参加してます、ワンクリックでご協力を
2010年08月02日
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この週末は、大阪発の夜行バス「さわやか信州号」でほぼ10年ぶりに後立山の縦走に行った。7月31日(金)夜、新大阪駅を出たバスは翌8月1日(土)朝6時過ぎに白馬八方のバスターミナルに着く。簡単な朝食で腹ごしらえをし身支度を整えて6時45分に同ターミナルを出発。天気予報は午後から雨ということだが、先々週の針ノ木岳とは違って天気は回復傾向だし、だいいち自家用車ではないから行動の自由が利かないので、計画の変更は難しい。ここは迷わず強行だ。 八方尾根スキー場のゴンドラ「アダム」とリフトで一気に1000m近い高度を稼ぎ、7時40分、八方池山荘(1830m)から登高を開始した。このあたりは、八方池までトレッキングする空荷の観光客も大勢いて賑やかだ。天気は冴えないが、キンコウカ、シモツケソウ、カライトソウ、クガイソウ、ウツボグサ、マツムシソウ、ちょっと珍しいところではミヤマママコナなど、夏の花々は季節を裏切らず、健気な姿を見せてくれていた。 ハクサンシャジン、天気は悪いが花は満開だった。 タカネマツムシソウ。大好きな花のひとつ。凜と咲くニッコウキスゲ、背景の山は白馬鑓ヶ岳。…山が見えたのはこの瞬間までで、あとはずっと雲の中の登行となった。そんな雲の中の苦行を慰めてくれた雷鳥。独立して暮らす若いオスなのか、この日出会ったのは、この一羽だけだった。 唐松岳頂上山荘(2580m)到達は10時50分。この頃には山はすっかりガスに覆われ、何も見えない。こんな状態で唐松岳まで小一時間かけて往復しても得るものは何もない。まして、今にも泣き出しそうな空模様なので、できれば合羽を出さずに済ませたいと、そそくさと五竜岳方面へ向かう。…が、まもなく、案の定天気は崩れてきた。しばらくは小雨の中を辛抱して歩いていたが、段々雨足が強くなって来るに及び、岩屑の斜面のトラバース中に「ノー合羽」は断念、雨装束を整えて歩き出したら、そこからものの10分も歩かない13時10分、五竜小屋の前に飛び出した。 翌2日(日)は5時15分に行動開始。天気回復の予報は見事に外れ、しっかり雨装束での出発になる。6時10分に無人の五竜岳(2814m)に登頂。ずんぐりとした無骨な山容の五竜岳は自分自身を思わせて親近感が湧く山なのだが、眺望皆無とあっては長居しても仕方なく、そそくさと先を急ぐ。 立派に改装された八方キレット小屋に9時25分着。短時間休憩してからさらに先を急ぎ、八方キレットの難場をこなして10時55分、典型的な双耳峰である鹿島槍ヶ岳の二つのピークに至る分岐点に到達。15分で北峰(2842m)を空荷でピストンした後、11時40分に鹿島槍ヶ岳主峰の南峰(2889m)に登頂した。…が、まあ、要するに雨なのであって何も見えず、どうって感動もなくたらたらと先に進み、13時20分、冷池(つべたいけ)山荘に着いた。結局、この日は終日展望皆無。可愛いライチョウの親子と出会えたことだけが慰めだった。雷鳥のヒナたち、アルプスで悪天下に雷鳥を見ることは珍しくないが、五羽も子連れというのは初めてだ。母鶏の後を五羽がチョコチョコと一生懸命に追いかけて歩き、このうえなく愛らしい。後続するヒナたちの動きを見守る雷鳥の母…だと思う。 明けて3日(月)、4時に起きてみれば待望の快晴だ。ここまで悪天に耐えた甲斐があった。5時5分に行動を開始し、明け初める鹿島槍ヶ岳ややっと姿を見せてくれた剱岳を何度も撮影しながら、6時10分に爺ヶ岳中峰(2670m)に登頂。頂上少し手前の岩場でリュックをおろし、熱いコーヒーを沸かしてゆっくり朝食を取った。パンとチーズとソーセージだけの粗末な朝餉(あさげ)だが、なんたって「貴婦人」の異名に恥じない鹿島槍ヶ岳と、何の夾雑物もなく正面から対峙する豪勢なロケーションなのだ。これほど贅沢な朝食はない。「秀麗」と評するほかない完璧な美。かれこれ10年ぶりの「貴婦人」との再会だった。 …だから山はやめられない。 二日間の悪天で作った借りを返すようにこの中峰、さらに進んだ南峰でもたっぷり時間を取って8時丁度に種池山荘着。少し休んで下山を開始し、扇沢ターミナルに到着したのが10時半だった。まあ、雷鳥にも会えたし、高山植物もたくさん見たし、終わりよければすべて良し。「どこが甲信越梅雨明けじゃあ」と気象庁に呪詛の悪罵を投げつつ歩き通した前半の雨は忘れることにして和歌山に帰り着き、さて、我が輩の留守中に何か大事件が起きてはいないかと点けたテレビで、最初に接したニュースが気象庁の全面梅雨明け宣言だった。(^^;)付録だが、先々週に登り損ねた針ノ木岳が雲海の向こうに見えていた。さらに遠くには槍ヶ岳のピナクルも…帰った朝、NHKテレビは槍ヶ岳頂上からの生中継を流していた。この時間には、あの頂にスタッフが揃っていたことだろう。 ←ランキングに参加してます、ワンクリックご協力を
2009年08月05日
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気象庁は昨日18日、今月23日以降、全国的に気温がかなり低下する可能性が高いとする「異常天候早期警戒情報」を発表した。異常天候早期警戒情報は、原則として毎週火曜日と金曜日に、5日先から8日先を最初の日とする7日間の平均気温が通常に比べかなり高い、またはかなり低い確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。→気象庁リンク 今回発表された情報によれば、23日頃に本州付近を深い気圧の谷が通過した後、この時期としては比較的強い寒気が流れ込むことが予想されることから、中国四国から北海道に至る広い範囲で、平年に比べ最小の四国で1.2度から最大は北海道東北などの2.6度まで、気温低下が起こる可能性が30%以上の確率で見込まれるという。気圧の谷通過後の寒気流入は秋によく見られる気象現象。つまり、今週末は早くも秋の前触れとなる可能性が高いわけだ。 今年の梅雨明けは記録破りに遅かった。関東甲信越の梅雨明けが例外的に早かった(ホンマかいな?と思うが...)ほかは、東海、近畿、中国、九州北部で梅雨明けは軒並みこれまでで最も遅い記録となった。東北に至っては今年はもう梅雨明けはなしということになってしまう始末。というわけで、お盆の声を聞いてやっと夏になったかと思った矢先、早くももう秋になるという。 同庁のデータによれば、8月1~17日の日照時間は平年に比べ西日本で29%、東日本で26%、北日本でも18%少なかった。一方、周知のように降水量は同じ期間で平年に比べ東日本で53%、西日本では50%多かった。なかでも台風9号の豪雨にさらされた西日本の太平洋側は81%も多かったという。こんな無茶苦茶な気候、農業への影響は避けられないだろう。プールやビヤガーデンには閑古鳥が鳴き、夏物衣料を牽引車とする夏物商戦も散々の結果になったはずだ。 では、なぜこんな酔っ払いの乱痴気騒ぎのような天候不順が続くのか。直接の原因はエルニーニョ現象といわれるが、そのエルニーニョもこれまでとは様相が異なるという。太平洋の東側の海水温が高くなるエルニーニョ現象が起きれば、日本を含む太平洋の西側の海水温はシーソーのように低くなるはずなのだが、これが今年は一向に下がらないという。 米海洋大気局(NOAA)の観測によれば、6月の海面水温の世界平均は過去最高で20世紀の平均値に比べ0.59度、北半球に限れば0.65度も高かった。気象庁の観測によれば7月の海面水温も20世紀以降最高で、8月には日本近海の海面水温は過去30年平均より1度も高くなり、本州のすぐ南で熱帯低気圧が発達し台風9号になるという、過去の気象の常識が通用しない現象を産んだ。もちろん、こうした海面水温上昇の原因は間違いなく地球温暖化だ。 今年の日本の夏は、来たのか来ないのか分からないうちに過ぎ、まもなく秋風が吹き始める可能性が高い。愚かな懐疑論者が小躍りしそうな様相だが、間違ってはいけない。これは地球温暖化を否定する現象ではなく、むしろ太平洋全域にその深刻な影響が広がった結果という面が強いのだ。...それにしても、温暖化したが故に低温を警戒しなくてはならないとは... 気象現象の理解は一筋縄ではいかないものだ。
2009年08月19日
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「オオハンゴンソウ駆除」について考える この夏のメインイベントで奥日光の山々を訪ねるに際し、事前にインターネットで情報収集をしていて「オオハンゴンソウ等除去作戦」というイベントを見つけた。 等…というからにはその他にも対象植物があるのだろうが、要するに外来植物をまとめて引っこ抜くのでボランティアを募るとのことだ。主催は環境省や林野庁、栃木県、日光市ほか官主導で作る実行委員会で、駆除はすでに30年前から進めており、いまでは毎年、数百人のボランティアが参加するイベントになっているらしい。参加ボランティアには作業終了後、オオハンゴンソウの天ぷらと温泉入浴券が振る舞われるそうだ。 ここで無知をさらすことになるが、筆者、オオハンゴンソウが外来生物とは知らなかった。愛用の高山植物事典にも載っているし、普通の高山植物の一種と思っていた。ご存じない方のために補足すると、オオハンゴンソウはキク科の多年草。草丈は2mに達し群生して黄色い大輪の花を付けるのでよく目立つ。高山の花の中では花色といい大きさといいマルバダケブキに似た雰囲気だが、生息域がマルバダケブキに比べずいぶん低いし、また花びらが反り返っているので区別は難しくない。北アメリカ原産で園芸植物として明治時代に導入されたのが野生化し帰化したらしい。美しい花なのだが繁殖力が強く、奥日光地域ではホザキシモツケやヤナギラン等の在来植物の植生が脅かされているという。そこで人海戦術による引っこ抜き大作戦が展開されているわけだ。 といった情報を仕入れて訪ねた奥日光。急峻ないろは坂で華厳の滝の数倍の落差を登り詰め標高1300mの中善寺湖畔に出れば、路傍は見事な黄色い花の大群生だった。湖畔、林縁、空き地、とにかく日の当たるところは例外なく黄色く染め尽くされていると言っても過言ではない。いうまでもなく、これすべてオオハンゴンソウ、なるほどすさまじいまでの繁殖力である。完全に駆逐するのはもうとても不可能だと思った。 今年6月1日に施行された「特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)をご存じだろうか。外来生物とは人為により日本に持ち込まれ定着した生物で、クローバーやアメリカザリガニなどすっかり身近になってしまったものも含め約2000種もあるが、そのうち特に生態系や人の健康、農林水産業等に有害なものを特定外来生物に指定し、飼育・栽培や販売等を原則禁止するとともに、必要な場合は積極的に駆除することを定めている。よく知られている例では、ブラックバスやブルーギル、ウシガエル、アライグマ、タイワンザルなどが特定外来生物に指定されたのだが、オオハンゴンソウも立派にこの名簿に列せられたというわけだ。ついでながら、先のアメリカザリガニやホテイアオイなどは指定されていないが、これはもう広がりきってしまって今さらどうしようもないからであって、在来生態系への害がないわけではない。 ともあれそれで、防げるものであれば防げるうちにと駆除作戦になるわけだが、オオハンゴンソウのように植物ならまだしも、例えばタイワンザルのような動物を駆除、つまり皆殺しにするということになると話がナマナマしくなって、俄然、反対の声が飛び出す。ブラックバスやタイワンザルの駆除がテーマになった番組では筆者、繰り返し一貫して駆除断固全面支持のコメントをしているが、これにはその都度決まって放送局に視聴者からの抗議がある。いわく、ブラックバスやタイワンザルに罪はない! …たしかにその通りなのだ。オオハンゴンソウにもウシガエルにも罪はない。では、あなたが毎日殺し、口に入れている生命は何か罪を犯したか。 恐らく、罪深いのは人間という現存在自体なのだろう。自然には善悪も罪も罰もそして意志もない。ただ、適者生存と食物連鎖の法則が自己を貫徹しているだけだ。浅はかにもそれに手を加えようとした人間が自然の逆襲を受けているというのが、特定外来生物をめぐる困惑の正確な構図ではないか。その結果、絶滅、または絶滅寸前に追い詰められた生物種はもちろんだが、疎まれ駆除される外来生物も被害者なのかもしれない。バス釣りがブームといわれて久しいが、キャッチアンドリリースさえすれば自然に優しいと思っている釣り人や関連業界に、そうした視点は皆無だ。 人間が犯した誤りは人間が自ら償わねばならない。キャッチアンドリリースだのスポーツフィッシングだのと、ちゃんちゃらおかしなキレイ事を言ってはいけない。バス釣りをするなら、日本の淡水生態系を壊滅の危機に陥れたギャング放流の愚かさを償うため大も小も根こそぎ釣り上げてむさぼり喰うか、喰わないならその場で踏みつぶすか、とにかく殺戮し尽くさねばならない。釣り雑誌はそのジェノサイドの血なまぐさい光景、釣り人の血まみれの両手をこそ撮影し、称揚して掲載すべきではないか。 引き抜かれ焼却される運命にあるオオハンゴンソウの見事な群落を前に、紀州の山里で捕獲され、やがて安楽死させられるタイワンザルを思った。アライグマもマングースも同じ運命を辿ることになるだろう。人間の愚かさの代償は、ほかならぬ人間が心ならずも、罪なき生命を奪う鬼と化すことだった。…にも関わらず、エキゾチックアニマルなどと称し珍しいは虫類などをペットにすることがはやっているらしい。まこと、世にアホと金儲けのタネは尽きないものだと思う。(オオハンゴンソウの写真は次のHPから借用しました→http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/index.html)
2006年08月31日
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