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2009.01.07
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カテゴリ: 研究所長の独り言
人間の体を構成する物質の中で一番多いのが水、ということはほとんどの人が知っている事です。



だから健康のために飲み水に気を使うのは当然といえば当然で、最近では飲み水だけに留まらず、お風呂や洗濯などに使う水も含めて家庭に入ってくる水を全て浄化する装置が設置されている家もあるんだとか。



研究所長も人間の生活にとって水の質が大事だということに関しては激しく同意しているのですが、それでも「水に関する情報」の中にはよく理解できていないものがいくつかあります。



たとえば、 アルカリイオン水 に関する情報などがそうです。






アルカリイオン水は、ごくごく簡単な(乱暴な?)言い方をすると「ちょっとアルカリ性に傾いた水」ということですよね。



このアルカリイオン水は一時かなりのブームになったことがあり、「あらゆる病気に効く」などと根拠のないセールストークが展開されて社会問題にもなりました。



そして最終的には胃酸過多を解消するとか、胃腸の不具合を防止する・・・というあたりの効果だけが認められるというところに落ち着いたようです。



しかし、アルカリ性の水のphは、せいぜい中性の7より一つ上の8とか、それよりも小数点分くらい高いくらいでしょう。そうすると含まれているアルカリイオンの数はそんなに多くないはずです。







phを表す数字というのは1変わるとイオン濃度が10倍変化しますから、中性からアルカリ側に1だけしか離れていないアルカリイオン水と、5も6も酸性側に離れた胃液では、まるで勝負にならない(中和する力がほとんど無い)ような気がするのです。



どちらかというと水分によって胃液が薄まる事に意味があるようにも思えますが、それなら別にアルカリイオン水でなくてはならない、ということも無いのではないかと・・・



あと、もう一つ不思議なのが、一時期販売されていた 「ミネラルウォーターのシャンプー」 という商品。



ミネラルウォーターをベースに作られているから髪に優しい、というようなCMをやっていましたが、実際に髪の毛を洗う時は水道の水を加えてシャンプーをあわ立てて、水道の水で洗い流すわけですよね?






そうすると量的には、

シャンプーに含まれている水分の量<<<<<<<<<先発に使う水道水の量

となり、あまり意味が無いように思えてしまうのです。



もしかしたら出荷されて手元に届くまでにシャンプーの成分が変質しないとか、そういうメリットがあるのかもしれませんが、そもそも一般的に化粧品や医薬品など人の体に触れるものの原料には蒸留水や超濾過水が使われていると思うので、ミネラルウォーターを使う理由がわからないのです。



・・・というわけで、科学に詳しい方のアドバイスを募集中です。



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Last updated  2009.01.07 20:44:29
コメント(7) | コメントを書く


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水での商売  
TaKu さん
怪しい商品は、巷に大量に溢れていますが、
水に関しては元手があまりかからずに商売が
出来るようなので種類も数も数知れずあります。
大概は科学的根拠はありません。
(科学っぽい事が書いてあってもデタラメが多い)

又、何かしら効果があるっぽいことが書かれている
商品のほうがマーケティング的に売れると思って
売っているんじゃないでしょうか。
(効果は?でいい) (2009.01.08 00:13:01)

水の更なる可能性  
KEN☆KUN さん
水の分子団をクラスター分解させて活性化(何が?)する装置なんてのもありましたが、これは何かしらの効果がありそうですよ。

特殊な水の効果ですが、細胞に存在するアクアポリン
【ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%B3】
と言う水の通り道に秘密があるのかも知れません。
アルカリイオンとか電解水とかは「分子団が小さく崩れているから通り抜けやすい」とか「イオンの電気的作用で通り抜けやすい」とか何かあるのかも?
でも、これは売る側の言うせりふですね(笑)

ミネラルウォーターのシャンプーって硬水で作ってるってことなんですよね?
硬水は親和性が低いから汚れが溶け出しにくいような気がします。石鹸として問題有りです。
さらに硬度が高くなると石鹸成分が沈殿したりしないか心配です。
でも上手く応用すれば泡立ちが違ってくるのかも?

胃酸を中和するって効果は胃の消化能力を低くするってことなので消化不良を起こしてしまいそうな気がしますが、ストレスなどで自分の胃酸で胃が溶けているような人には必要なんですよね。ストレス無し生活をしている自分には解りにくい苦労です。
(2009.01.08 08:53:57)

Re:水での商売(01/07)  
>TaKuさん

そうですね。やっぱり水を商材にしたビジネスは利益率が大きくリピーターが確保しやすいのがオイシイところなんでしょう。

「○○の効果が!?」って書いておけばウソをついたことにならないですしね(笑 (2009.01.08 22:37:54)

Re:水の更なる可能性(01/07)  
>KEN☆KUNさん

そうそう、クラスター水なんてのがありましたね。
おっしゃるとおり水は同じ成分でも形態によって吸収率や効果が変わりますので、おっしゃるように特別な機能を発揮する可能性はあると思います。

最近では、マイクロバブルなんかも話題になりましたね。

細胞の孔はアクアポリンというタンパク質が関与しているんですね。細胞工学を学んでいたのに知らない私は一体・・・orz

ミネラルウォーターや脱イオン水など、特殊な水は確かに汚れが落ちにくいです。
以前実験したことがありましたが、いくら手を洗ってもヌルヌルが取れなかった思い出が・・・ (2009.01.08 22:42:17)

Re[1]:水の更なる可能性(01/07)  
TaKu さん
>KEN☆KUNさん、研究所長:ROCKさん
クラスターの小さい水に関してですが、
「水のクラスター -伝搬する誤解-」
ttp://atom11.phys.ocha.ac.jp/water/water_cluster.html
に詳しく書いてあります。

売る側の説明をよく読んでみると、吸収率がいい
どころか、水が入ってはいけない所にまで浸透して
健康被害が出そうで怖いですw
(2009.01.09 00:10:31)

Re[2]:水の更なる可能性(01/07)  
KEN☆KUN さん
>TaKuさん
なるほど!
クラスター水って酒樽の呼吸も知らない人が提唱した理論なんですね。
いちど広まった偽化学はなかなか無くならないから難しい問題です。
少なくとも自分だけでも騙されないように気をつけます。
(2009.01.09 22:40:50)

Re[2]:水の更なる可能性(01/07)  
>TaKuさん

情報ありがとうございます。
科学の世界は一見説得力がありそうなものでも「トンデモ科学」だったりするから怖いですねぇ。

調べ物をするにしても、色々と疑ってかからないと・・・ (2009.01.09 23:58:23)

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