中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

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2013年05月08日
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人事制度に詳しいコンサルタントの先生のお話をうかがう機会がありました。

話題が360度評価のことにおよび、やはりこの制度で気をつけなくてはいけない点があるとすれば評価コスト増や企業風土との親和性などでしょうかと尋ねると、とても興味深い回答をいただきました。

「制度設計へのレビューとして色々なことが言われるけれど、実は最も問題なのは、力の違うものの意見を等しく量ってしまうこと」なのだそうです。

うーむ。
この根源的な指摘に私が思い浮かべたのは、「下段者に上段者の力はわからない」というかの名言。

自分自身を振り返ると、社会人になって18年。新人の時に上司の指導の意味を十全に汲めず、数年後になるほどそういう思いで言ってくださっていたのだなと思い起こすようなケースはいくつもあります。

部分を担うものは全体が見えず、また自信のある領域での比較評価ばかりをしようとする。それは大きなビジョンから見据えた際に、いつも必ず正しいとは限りません。

外科手術に例えれば、体の内部を病んだ患者が手術を拒むのと似ています。
痛いから切開などして欲しくない。ところが医者の目から見れば、現状を放置するとその患者は死んでしまうので、施術を敢行する。

立ち振る舞いややり方、接し方のスタイルのようなノン・バーバルなものもマネジメントの主要な要素だからです。

そんな力量の差がある場合にも、“表層的な評価”が360度評価には入り込むことがあると認識しておいた方が良いという話でした。切開を迫る医者は、嫌な医者だというわけです。確かに、表面だけを拾っていくと危険かもしれません。

同時のおっしゃっていたのは、「だからそれに過敏に反応するような上司が組織にいる場合が最も不幸なんです」という一言。

なるほど、と理解する一方、他山の石としなくてはいけないと思いました。

様々な事柄を察し、飲み込むべきは飲み込む。正義感や合理性を盾にして自分がもつべき責任逃れをしない。

胆力、ですね。

勉強になりました。ありがとうございました。スマイル













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最終更新日  2013年05月08日 22時51分46秒

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