中村晃一ブログ Koichi NAKAMURA

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2013年08月16日
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役員向けEnglishレッスンの講師をやってくれているカナダ出身のDavid。

先日、私たちがディスカッションの中で"We Japanese(我々日本人は)"を連発するのがとても不思議だと指摘してくれました。

欧米では基本的に "I" こそが主語であって、"We Canadian" とか "We American" 等という表現は殆ど聞かないと。
やはりそれは文化的な相違なんだろうね、と話が進む中で、紹介されたのがヘールト・ホフステード(Geert Hofstede)のウェブ・ページ。

ホフステードは、1928年生まれのオランダの社会学者です。
社会生活において人々が持つ価値観を国の文化や組織風土と関連づけて考察するために、多くの国や民族に対し『価値観調査質問集』を作成して膨大なリサーチを行なったことで知られます。

http://geert-hofstede.com/ を訪れると、5つの切り口から国民性の比較を行なうページがあります。

5つの切り口とは、その国の

 -Power distance 権力格差



 -Masculinity / Femininity 男性的/女性的社会の性格

 -Uncertainty avoidance 不確実性の回避

 -Long term orientation 長期志向


それぞれをスコアリングし、他国との比較を見ることができます。

試しに日本と米国の比較を行なってみると、こんなグラフと、それに続く解説が出てきました。

Comparison between Japan and USA


Davidが話題にした "We Japanese" の件はこのグラフのIDV(Individualism) の項と深く結びつきがあるわけですが、ホフステードのスコアリングは日本が46ポイントなのに対し、米国は91ポイント。やはり大きな開きが見られます。

「日本人は集団的社会性が強く、個人的な意見の表現の上にグループとしての調和を添えたりする。また“面子”を非常に重んじる性格である。」

とあり、裏返せば個人としての意見をはっきり言わないと指摘されています。


しかし解説を読むと、単にポイントが低いと言っているだけではなく、

「一方、他のアジアの国々に比べると、個人主義の度合いは強い」

ともあります。



「中国や韓国のように集団的な社会の基礎を形成する大家族制度を持たない」ことが日本の個人主義を加速させている原因だという記述があります。

一般に、現代の中国人スタッフは日本人スタッフに比べても個人主義の傾向が強く転職志向が強いと言われるので、「?」と思って読んでいると、それに対する答えもちゃんと用意されていました。

「逆説的な例として、中国人がより転職志向なのに対し、日本人は会社に対する忠誠度が高いと言われる。しかしそれすらも実は個人が自分のために選んだ個人的なものなのである。」

うーむ。考えさせられますね。
自分自身のために“会社に忠実な自分”を演じる日本人、ですか。



・・・あ(笑)。


しかしやはり"We Japanese" って何か曖昧にごまかしたような表現なのでしょうか?

皆さんはどう思いますか?コメントください。スマイル









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最終更新日  2013年08月16日 21時37分17秒

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