EiliPrivate~思索の森…奇蹟を求めて~

EiliPrivate~思索の森…奇蹟を求めて~

2006年01月22日
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テーマ: たわごと(27623)
カテゴリ: トランス
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  『悪夢からの生還…』

 今AM4時か…とびきり怖い夢にうなされていた…
 でも、そこから生還することができた。

 僕は無作為に訪れる悪夢というものの奴隷だ。
 こうした体験を生々しくしてしまうことこそに、僕が神秘的、宗教的にならざるを得なかった原因もある。
 今見ていた夢は、今までの中でもとりわけ怖い夢だったが、その夢から逃げずに(=気絶せずに)克服し、生還してきた。
 悪夢からの生還…

 時代はわからない、国も…しかもそこは人間の世界かどうかもわからない・・・


 僕はどうやら魔法の世界に迷い込んでいた。
 思い返してみれば、僕は一人の魔術師であり、ある魔術師と闘っている光景だった。

 この壮絶なる戦いは、お互いの能力をフルに使いながらどちらの魔力の方が勝ってるかを競うものだった。
 僕の得意とする魔力は、アストラルの顕現…という術であり、想った事を実現させるものであり、対する相手の魔術師の得意とする技は、相手に思い通りの夢を見させるという…術だった。

 ここで、僕の取得している魔力には一点の弱点を有していた。僕はこの技を使うのは、心の安定を土台としていた。この夢の舞台が繰り広げられている間、僕はある境地を極めた修行者であり、自分の心の中に否定的要素を作り出さないという修行を完成させていた。。。僕はそこに甘んじ、圧倒的な自信を有していた。想った事を実現化させるときに、ヴィジョンの中に暗い影が存在すれば、そのくらい要素まで現象化してしまうことを知っていたからである。

 この時に、僕は自分の対戦者が、いかに自分にとって不利な存在であるのかを思い知ることになった。
 彼は、人の精神に入り込み、ありもしない幽霊や怪物と言ったものを、その入り込んだ主の心の中に置いて行く魔術を有していたからだ。この戦いは魔術界でも非常に興味を引かれているものだった。

 さてこの場合、どちらが勝つのだろうか・・・観衆である魔術師達は、一斉に賭けに興じていた。僕はこの祭典の中で、自分の能力を試されたのである。この勝敗はまさに、魔術によってなされ、極めて単純な成敗だった。思い通りの事をすればいいだけなのだから・・・
 僕は早速彼と闘うことになり、座方を組み、今の自分でさえ知らない複雑なムドラーを組みながら、呼吸を整えた。。。
 するとある景色に入った。そこは最初の頃は、綺麗な自然に囲まれた土地であり、魔術都市の雑踏から離れたような清貧な空間だった。僕はしばらくここで様子をみることにした。すると、この空間はどこかの田舎であることには変わりはなかったが、僻地であり、僻地であるが故に、大自然にも恵まれていたようだが、かといって人が一人も住んでいないようなところでもなかった。

 忽然として、ある建物が現われた。。。


 建物は何階建てだろう…18階立てだった。
 僕はこの時既にこのヴィジョンが自分の瞑想上のヴィジョンではなく、対戦者の魔術によって勝手に見せ付けられているものであることに気付かなかった。

 僕はこの施設に入り、とある研究に招かれるところだった。(このようにストーリはとめどなく進展してゆく)
 僕はある研究者に招かれ、施設の屋上にある研究所に来るように言われたのだ。白衣を着て、めがねをかけたその研究者は、研究者にはよくいるタイプで、自分の研究分野以外には全くといって頓着しそうもない、お堅い変人のような、だがしかし、その分野においては極めて優秀な成果を誇る研究者のようだった。

 「こちらへどうぞ・・・」



 最上階まで登ると、屋上への狭い扉を開けて、僕達二人は、外に出た。突然にして風を頬に感じる。それにこの生暖かい大気…この時点で罠に気付いていれば、悪夢になどなりはしなかっただろう…

 この施設の屋上はだだっ広く、僕はこの殺風景な何もないようなコンクリートの床を眺め渡していた。いくつか小さなボイラー室か空調室らしき施設が見えたが、あまり印象が強くなかった。すると、「こっちだ」と手招きされた。

 そこは小さな変電所のような形をした突起物で、この施設に併設された入り口から二人ははいった。。。
 「では、ここでしばらくお待ちください・・・」
 そういうと、その研究者は立ち去っていった。。。
 僕はそれを了承し、彼の立ち去る姿をしばらく見ていた。
 屋上からながめおろすと、内庭に吹き抜けた空間から彼が自分の研究室に戻るように歩いてゆく姿が見えた。
 小脇にキングファイルを抱えながら、うつむきがちに歩いてゆく光景が見つめることが出来た。

 一瞬彼はこちらを振り返り、にやっとにやついた…彼のめがねが光る…


   ・・・しまった・・・はめられた。。。
   ここは彼のイメージの世界、私のイメージでないところ。
   つまり、彼のイメージの牢獄にはまってしまったのだ…


 僕はこの時、必死になって呪文を唱え、様々な肯定的で幸せなヴィジョンを思い巡らし、そこに自分を手助けする世界を演出しようとしたが全て失敗に終わった…

 この世界は、僕のイメージが作り出してはいないので、事物は僕の自由にはならないのだ。この世界の主導権は相手にあった。

 この世界にきて、次第に僕は魔術合戦をしていること自体も忘れていたのであるから、始末に終えない。
 僕は一気に不安になっていった。。。

 この世界から「出れない…」
 僕はこの殺風景な屋上に「おきざりに」されたのだ。
 そこは「放置」という地獄だった。

 簡単に死ぬことが許されるのであれば、そちらの方が救いだ。
 転生の準備さえすればいい、しかしここは違った。僕自身魔術師であったため、何も食べずに生きることができたのだ。
 それは、何を意味するのか、自分で精神錯乱でも起こしてこの悪夢を終わらせない限り、永遠にこの屋上に引き留められるとうものだ。。。この試練は肉体の放棄を試された。。。僕等人間の世界でいうところの「自殺」を迫られた。もちろん自殺をすれば、このゲームは終わりだ。この戦いに負けたことを意味するが、生きて戻れるのではないだろうか・・・失意はあったとしても。

 しかし、しばらくして、そんな生易しいものではなかったことを知る。。。

 すると、この殺風景な世界には、先ほどの見過ごしてきた空調施設らしきものが忽然と意味ある建物に変貌していた。

 僕は自分の幽閉された研究室をなんとかして切り抜けると、屋上にある先ほど目に留めた「空調施設」に向かった。

 僕は此処に近づくとただならぬ冷気を感じ取り、後ずさった…

   言葉も出ないほどの恐怖が僕を襲った…

     そこには、僕と同じくして彼(対戦者)と戦い敗北した魔術師達の死体置き場だった。。。




Eili ...





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最終更新日  2006年01月22日 05時35分55秒
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