EiliPrivate~思索の森…奇蹟を求めて~

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2006年06月21日
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テーマ: たわごと(27623)
カテゴリ: 宗教文化
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ユダの福音書に関して、発見されたのはつい先日だけれども、60年近く前のグルジェフがユダに関して興味深いことを言っていたことを、僕は前に触れました。

どこに書いてあったのか探し出せずにいたのですが、探し当てたので引用します。

「ベルゼバブの孫への話」G.I.グルジェフ著/浅井 雅志 訳(平河出版社)より


 …この話とは、いわば原型のまま彼らに伝承されている現代の聖書に書かれているもので、この聖なる個人によって直接秘儀を伝授された者たち、つまり彼ら流にいえば彼の使徒たちの中でも最高の理知を備え、最も献身的であった者の話だ。
 この献身的な、イエス・キリスト自身が秘儀を伝授した寵愛の使徒は<ユダ>と呼ばれていた。
 これから真の知識を得ようと望んでいる者が現存する版の聖書を読めば、このユダという男は考えうる人間の中でも最も低劣で、良心などかけらもなく、二枚舌のとんでもない裏切り者だといった確信を抱き、おまけにその確信は彼の本質にまでしみこんでしまうだろう。
 しかし実はこのユダこそ、イエス・キリストの身近にいた信奉者の中で最も信仰深く、献身的だったのみならず、彼の理性と知性があったればこそ、この聖なる個人の業は実を結ぶことができたのだ。
この実は、たとえこれら不幸な三脳生物の器官クンダバファーの特性の諸結果を完全に破壊する基盤とはならなかったとしても、それでも、この二十世紀間、彼らの大多数の荒涼たる生存に養分を与え、霊感の泉となり、少なくともわずかばかり耐えうるものにしてきたのだ。
 このユダの真の個人性と、彼が表現したことが未来においてもつであろう重要性がはっきり理解できるように、まず次のことを話しておこう。
ある目的のために、地球の人間の惑星体をもって天から遣わされた聖なる個人イエス・キリストは、その目的にふさわしい生存状態を完全に整えたとき、天が彼に与えた使命を遂行しようと決意し、そのための方法として、自分自身で十二のタイプの人間を彼らの中から選び出し、特殊な覚醒を与えて準備させ、その人間たちを使って地球上の三脳生物の理性を目覚めさせるという方法をとることにした。
 しかしながら、彼の聖なる行為の真っ最中に、彼とは無関係な周囲の状況は彼の意図が実現することを許さない方向に展開していった。
すなわち、ある宇宙的真理を説明する時間も、未来のために必要な指導を与える時間も十分もてないままに、彼は自分の惑星上での生存が停止するのを受け入れることを強制されたのだ。
 その時彼は、ある意図のもとに彼自身が秘儀を伝授しておいた十二人の人間とともに、聖なる秘儀アルムズノシノーの力に頼ることに決めた。
彼らはみな、すでにこの聖なる秘儀を成就するためのデータを体内に得ていたので、その執行プロセスはよく知っていた。
つまりまだ宇宙個人の状態にいた彼は、これを使えば、天から与えられた使命実現のための計画を成就すべく始めた準備を終えることができるかもしれないと考えたのだ。
 それでだな、坊や。
以上のような決心をして、さてこの聖なる秘儀に必要な準備を始める用意をすべて整えたとき、これは完全に不可能であることが判明した。
遅すぎたのだ。
彼らはみな<衛兵>と呼ばれる人間たちにとりかこまれており、逮捕とそれに付随するすべてのことが今にも起ころうとしていた。
このときユダは、つまり今は聖者になっており、その当時はイエス・キリストから切り離せない献身的な助力者であったにもかかわらず、おまえの惑星の奇妙な三脳生物たちの無邪気な無分別のために<憎まれ>、<呪われ>ているこのユダは、まさにこの時、進んで偉大なる客観的奉仕をしたのだ。
後世のすべての三脳生物は彼のこの奉仕に深く感謝しなければならない。
 彼の行なった賢明でしかもきわめて困難な、自分のことなどまったくかえりみない献身的な行為とは次のようなものであった。
すなわち、聖なるアルムズノシノーの成就に必要な予備的手続きを完了することはとうてい不可能なことを確認すると、使徒たちはみな自暴自棄になってしまったが、この時、今は聖者となっているユダは、坐っていた場所から急に立ち上がり、急いでこう言ったのだ。
 『君たちが邪魔されずにこの聖なる準備を完了できるように私が行って手はずを整えるから、すぐに仕事にかかってくれ』
 こう言うと彼はイエス・キリストに近寄り、内密に少し話して彼の祝福を受けると、急いで立ち去った。
 そこで他の者たちは、実際何の妨害も受けずに、聖なるプロセス、アルムズノシノーの成就に必要な準備をすべて完了した。
 ここではっきり理解しなければならんが、わしが今話したことの後で、おまえを魅了している地球上の三脳生物のうち、前に話した二つのタイプの者どもが、さまざまな利己的目的のためにすべての真実をひどく歪めてしまい、そのせいで、今は聖者となっているユダ----まさに彼のおかげで、この二十世紀の間というもの、彼らの不毛な生存をやわらげる祝福された心の平安が生まれ、今も存続しているのだ----に関して、後世のすべての人間の体内に、前代未聞の不公平なイメージが結晶化してしまったのだ。
 わしは個人的に思うのだが、ユダが彼らの聖書の中にこんなタイプの人間として記されているとすれば、それは前に述べたいくつかのタイプに属する人間のうちの誰かが、ある目的でイエス・キリスト自身の重要性を矮小化するためにそうしたのではなかろうか。
 つまり彼はあまりに単純で、予感したり予見したりできなかったので、一言でいえばあまりに不完全だったので、このユダと長い間ともに暮らしてよく知っていたにもかかわらず、この自分の直接の弟子がとんでもない不信の徒であり、裏切り者であって、三十個ばかりのくだらない銀と引きかえに自分を売り渡すであろうことを見抜けなかったのだ、というふうにこじつけたのだ。



Eili ...





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最終更新日  2006年06月21日 15時35分40秒
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