EiliPrivate~思索の森…奇蹟を求めて~

EiliPrivate~思索の森…奇蹟を求めて~

2018年09月23日
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テーマ: たわごと(27623)
カテゴリ: 思索
井上くんの存在に関して着目していること…すなわち、一度生を与えられ(取り戻し)、次にそれを打ち消されたこと。
これは13人の死刑囚の中で彼一人の体験だった。
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ハイデッガーの「真理」と同じく、「謎」もまた単独では存在しない。何かが二度繰り返されるときはじめて、「謎」は生成する。
「謎」が「謎」となるためには、二度何かが指示されることが必要だ。
「ア・レーティア」と同じように、一度目は示すために、二度目はそれを取り消すために。その時、人は「それは何か?」という問いを発せずにはいられなくなる。
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『他者と死者』/内田樹
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そう、井上くんは、裁判において2回続けて勝たなければ「生」を勝ち得なかったことになる。
当初から限りなく死刑に近いグレーゾーンであった彼は、死刑と無期懲役の間で確立50%付近で揺れる危うい状況だった。
これが2回続いたわけだから、一審で無期懲役の彼が二審で同じ刑量を勝ち得るには、最大でも25%の確率での攻防だった。
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これは支援者の思いとは別です。僕自身との思いとも。
しかし、ここに真理が隠されていることも暗示していました。
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真理は存在者から常にまず戦い取らなければならない。存在者が秘匿性から引き離されるのである。その時どきの現実的な被暴露性は、いわばつねに一つの略奪なのである。
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『存在と時間』/ハイデッガー
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内田樹さんはこれを「真理」の語源から以下のように説明している。
 真理が顕現するためにはふたつの身振りが必要だと、それはすなわち「忘れること」(レーティア)、そして次に「打ち消すこと」(ア)
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そして僕らが、彼の死の意味を問いかけざるを得ない時、ラカンであればこういうだろう。
それは即ち「象徴界」に足を踏み入れているのだと。
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僕がここで、彼の死を単純に悼むだけではなく、まさにオウム事件の深層を解く象徴的存在として、彼が在る事を受け止めるのはそのような理由となる。
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Eili ...





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最終更新日  2018年09月23日 21時35分24秒 コメントを書く


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