エレヴァージュのメールマガジン、バックナンバーのまとめノートです。

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2010.03.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
火曜日のグラスワインのリストです。

(今日は、5ページ目の更新です)




ちなみに、

ディケムの1986年が売り切れて、

代わりに1996年ものになりました~。







★ほのかな甘口ワイン
◎コトー デュ ロワール オー ラネ 2007
 (ドメーヌ ド ベリヴィエール)         120ミリ¥2200 (70ミリ)¥1100

 仏・ロワール地方です。森と川に囲まれ、毎年貴腐が発生する特殊な畑のようです。

 だと思いました。とても寒くて、酸味が「ギュッ!」と引き締まって、ミネラルの凝縮感が凄まじ
 いのです。このような厳しい地域で、葡萄をしっかり選定し、甘みを最大限に生かした作り方
 をすると、甘さと、酸味の振り幅の最も大きい、極めてスケールの大きいワインが生まれるの
 です。これを飲んだ時に、モーゼルの最も寒い地域、ザール地方のシャルツホフベルガーを思
 い浮かべました。おそらく、あまりにも凝縮度が高いので、何十年も綺麗に熟成することが
 できるでしょう。もちろん、今飲んでもその素晴らしさははっきり分かり、キラキラしたミネラル感
 に、寄り添うように上品な甘さのバランスが最高です。





◎シャルツホフベルガー カビネット 2007
 (エゴン ミューラーさん)              120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700)

 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、
 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ

酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている
のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も
大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味
も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。





★貴腐ワイン

               ヴァンダンジュ タルディヴ 1989
 (ウンブレヒトさん)                  60ミリ・・・¥3800(30ミリ¥1900)

 仏・アルザス地方の「異端児」です。ここまで求心的な、アルザスらしい骨太の味わいと、
 ぎりぎりまで葡萄を熟させた、豊かさを体現した人は、他にいないのではないでしょうか。
 「強烈なパワーと、豊かさ」を両立させるのは、特にアルザス地域においては、至難の技
 だからです。このワインは、ゲヴルツトラミネール種という「辛くて、苦い」葡萄を使っていま
 すが、葡萄の質が極めていいために、その純粋な、蜜のような甘さが、極めて上品に表現
 されています。本当に素晴らしい逸品だと思います。




◎シャトー ディケム 1996                   50ミリ・・・¥6200(¥3100)

 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。
 1996年は、ピシっとした冴えわたる、オレンジの皮のような爽やかさと、トロっとした
 蜜のような甘さが、グイグイとグラスから主張してきます。ディケムらしい、颯爽とした
 ブーケと、奥底に隠れている複雑さが、どれだけ出ているかが、見ものです。

 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが
 相乗します) 




★アイスワイン
◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ アイスワイン 2004
  (ロバート ヴァイル家)                  60ミリ・・・¥6400(¥3200)

  独・モーゼル地方です。やはり、ドイツのアイスワインは特別です。「シャー!」という
 綺麗な酸が余韻まで駆け抜け、本当に清らかなのです。もちろん、遅摘みの葡萄です
 から甘みはあります。しかし、それ以上に、酸味が豊富なために、全くくどくないのです。
 これほど上品な余韻を持つワインは、他の国ではおそらく探してもないのではないでしょ
 うか。一度、ドイツのアイスワインを飲むと、心が洗われるような感動を覚えます。





★ポートワイン
●グラハム トーニー ポート 40年            60ミリ・・・¥2800(¥2400)

 ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の
 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの
 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート
 の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。


●ダウ ヴィンテージ ポート 1975            60ミリ・・・¥2600(¥1300)

 ポルトガル産です。通常はきちっとした、折り目正しいタンニンがあって、極めてクラシック
 な味わいです。まだ味見をしていないので、試飲したら、またコメントを書きます。


●バロス ヴィンテージ ポート 1965          60ミリ・・・¥4800(¥2400)

 ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない)
 いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる
のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」
 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある
 ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き
 出しています。

 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の
 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。



●クローン社 コルヘイタ 1968年            60ミリ・・・¥5400(¥2700)

 ポルトガル産です。正直言いまして、この蔵のものは飲んだことがありません。ただし、
 偉大な蔵(キンタ ド ノヴァル、グラハム、ワレ、テイラーズなど)のものよりも熟成が早く
 いわゆる「マディラ的な」複雑な様相を見せているようです。これは、まだ味見していない
 ので、味見したら、コメントを書きます。


★おすすめのコニャック
◎ビスキー スリースター デュブーシェ          30ミリ・・・¥3500(18ミリ¥1800)
 (イタリア市場向け、おそらく40年前ぐらいに瓶詰・・・1965年から1974年の間) 

 仏・コニャック地方のブランデーです。ビスキーらしい、じっとりした、幅のある甘さが特徴で、
 やはり、昔のコニャックらしい豊かな甘さが全面に出ています。もともとコニャックは、瓶熟成
 しないと言われていますが、瓶詰から40年も経ったものは、やはり円やかさを身に着けて、口
 に含んだ時の柔らかさが違います。こういう滑らかな複雑さを楽しめるのは、オールドボトルと
 言われる、昔瓶詰されたコニャックを味わう醍醐味だと思います。




ワインバー エレヴァージュ

東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル  2F     

TEL(FAX)03-6419-3889

ノーチャージ 
営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。








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Last updated  2010.03.23 05:02:46


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