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UNA5951

UNA5951

2006年08月13日
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テーマ: 本日の1冊(3747)
カテゴリ:
岩塩や塩湖がほとんどない日本で、山間部ではどうやって塩を手に

られていったのか、想像できるだろうか?
売りに行く、買いに行く。言葉にすると単純なのだが、そこには細
やかで大胆な、創意と工夫に満ちた庶民の世界がある。材木や木地
師、牛、土器や鉄器などさまざまな関係が絡み合い、模索しながら
道を作ってきたのだ。生活というものが相互性や複合性をはらんで
いること、そしてごくごく普通の生活の集積こそが文化であること
を、深く考えさせる一冊である。



----
民衆が一つの道をたどっていくということは、今日のように便利な
らば、あるいは地図があれば、これをどこへ行けばどうだというこ
とはわかっていますが、途中で人に聞くことができない細道の、そ
の行く先を確かめ得たということは、人間の必然的な叡智というも
のが、そこに働いていたということであります。それを、あとから
来る人たちも歩いては踏み固め、大きくして、やがて今日のような
道になり、山間の文化をつくりあげていくようになったのだと思い
ます。
----

地図にない細道を歩いているは、古人だけではない。古人の作った

る道程にいるのだ。ごく私的な意味においても、この時代を生きて
いる一人の人間としても、自分がいるポイントが、常に次の一歩を
踏み出す先端にいること。それを忘れないでいたいと思う。


『塩の道』 宮本常一 講談社学術文庫
塩の道



***

体系は、主として聞き取りという、フィールドワークによって成さ
れたものらしい。研究を続けた60年近い歳月の中で4000日を旅に
費やし、1200軒もの民家に泊まったという。





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最終更新日  2006年08月14日 02時31分24秒
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お久しぶりです  
kemansow さん
たけさん、お久しぶりです!

宮本さんの本、柳田さんなどの本と合わせいつかは読まねばと思っているのですが。なかなか読めません。

> この時代を生きている一人の人間としても、
> 自分がいるポイントが、常に次の一歩を踏み
> 出す先端にいること。それを忘れないでいた
> いと思う。

たしかに。新しいことは、ふと、始まるんですよね。

今、アレックス・カーを読んでいます。
(2006年08月14日 18時23分01秒)

Re:お久しぶりです(08/13)  
UNA5951  さん
kemansowさん

>たけさん、お久しぶりです!

>宮本さんの本、柳田さんなどの本と合わせいつかは読まねばと思っているのですが。なかなか読めません。

私もなんですよ~。
民俗学系って、なんかこう、手が出しにくいです。
妖怪好きなくせに(^_^;)

>たしかに。新しいことは、ふと、始まるんですよね。

ふと始まるって、イイ感じですねえ。
この一歩が新しい何かのスタートになっているかもしれないって思うのも、楽しいし。


>今、アレックス・カーを読んでいます。

『美しき日本の残像』ですか?
『犬と鬼』はさらにパワーアップしてて読み応えあります(笑)。
(2006年08月15日 00時50分06秒)

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