Emy's おやすみ前に読む物語

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Feb 27, 2006
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カテゴリ: 連載小説
「引いてないよ・・・。
 引いてないし、姉さんは全然ダメじゃないよ。」


「・・・私、男の人とそうなるって思うと変に潔癖で、
 シャワーを浴びないのか、相手の手がきれいに洗ってあるか、
 避妊してくれるか、相手の家だったらシーツがきれいか、
 とか他にも色々・・・。」

「そっか。そりゃ大変だ。」

「このまま一生ヴァージンだったらどうしよう。」

「それはありえないでしょ。」



「その心配は、僕が解決しますから。・・・何てな。」

彼が左手を腰に当てて、右手を大きく上げた。

“ヒーローみたい。・・・ヒーロー?”

「助けてくれるの、ヒーロー?
 ・・・思い出したんだけど、松永があなたの事、
 ヒーロー系だって言ってた。」

「仮面ライダーとか、ナントカ戦隊とか?」

「・・・に変身する前の美青年って事じゃない?」

「えっ、ヒーローって変身前は女性の相談にのってんの?」

「まさか!子供番組よ。違うわよ。
 あなたのルックスがヒーロー系なの。」


大笑いでごまかしながら私は大胆にも彼に抱きついた。
彼の耳元で内緒話のように話した。

「今夜、解決して・・・。」

「・・・だって約束したでしょ。」

彼は私の体を優しく離しながら答える。




「約束なんか、破っていいもん。」

「酒も飲んでるし、またにしよう。」

「また、なんてないもの。旅行から帰ったらナツホとでしょ。
 嫌なら断ってくれて・・・」

「断ってないでしょ。」

彼が珍しく、私の言葉にかぶせて否定した。

「姉さん。俺は姉さんと、酒飲んでそうなりたくないだけ。
 俺なりに、姉さんとの関係を大事に思ってるから。
 ・・・さて。俺、先に寝ます。」

私の答えを待たずに彼が立ち上がった。

私もあわてて立ち上がろうとすると、

「姉さん。30分先に寝かせて。
一緒に部屋に行ったら、俺、もう無理。」

彼は就寝準備もすばやく床についた――。






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Last updated  Feb 27, 2006 11:58:39 PM
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Re:「ビロードの背中」-第8章の10-(02/27)  
しっとり:  さん
おはようございます。

>「俺なりに、姉さんとの関係を大事に思ってるから。」

きゃあ~。大事に思っているって告白~。
姉さん良かったですね~♪
(Feb 28, 2006 08:50:42 AM)

Re:「ビロードの背中」-第8章の10-(02/27)  
はじめまして。
「ビロードの背中」一気に読ませていただきました。 とっても面白いです。 私も昔「姉さん」なんて呼ばれたことがありました・・・。残念ながらこんなステキな人からではなかったけどネ。 続きを楽しみにしています!         (^-^)\ (Mar 5, 2006 05:37:09 PM)

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