園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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カテゴリ: 蘭、洋蘭
 私はカトレアの交配種の中でも、 Blc . Nai Thong Leng 'No. 1' FCC/JOS( Blc . ナイ・ソン・レン 'No.1')という往年の名花が一番のお気に入りで、このブログにも5回登場している。で、一昨日の日記に書いたとおり、私は東京ドームの「世界らん展日本大賞2011」に行ってきたのだが、ここで思いがけずお宝をゲットすることができた。そのお宝とは、あの名花Blc. ナイ・ソン・レン 'No.1'のメリクロン変異体なのだ。その前に、通常のナイ・ソン・レンの画像をご覧いただきたい。
Blc. Nai Thong Leng 'No.1' FCC/JOS 20081015
 画像では普通のカトレアとあまり変わらないように見えるが、実物は大変独特な雰囲気があり、作出から70年以上も経った今もなお、カトレア趣味家の間でも依然として人気が高い。私が所有するものは作出当時から株分けで繁殖されているオリジナル株である。が、株分けでの繁殖は大変時間がかかるため、現在ではメリクロンというフラスコ培養技術を使って短期間で大量増殖されることがほとんどである。
 この増殖法では、いわば無理やり大量増殖するためか、多かれ少なかれメリクロン変異を起こしてしまうことが多い。一方で、作出当時から株分けで繁殖されてきたオリジナル株は変異していないため、趣味家の間では珍重されている。が、ごくごくまれに、メリクリン変異を起こして観賞価値の高い個体が出現することがあり、それもまた珍重されることがある。そして、私が東京ドームで入手したナイ・ソン・レンのメリクロン変異体はこういう花なのだ。
Blc. Nai Thong Leng 'No. 1' FCC/JOS Mericlone Mutant  20110219
 ぬゎんと、この変異体、まったく見事としか言いようのない「クサビ」が入っているのだ。カトレアの世界ではこのタイプの花を「クサビ花」または「スプラッシュ」と呼び、80年代には大流行したものだが、その派手な色彩ゆえに現在国内の趣味家の間では飽きられている感がある。しかし、台湾人の好みには合うのか、台湾ではこのタイプの花が今も多く見られる。
 そしてこのメリクロン変異体、なんと言っても母体が「ナイ・ソン・レン」だけあって、その独特な色彩はしっかり受け継がれており、世界らん大賞の即売場でこの花を遠目に見つけた時、直感的に引き付けられるものがあった。「おっ、これは!」と思って近付いてラベルを見てみると、それが「ナイ・ソン・レン」の変異体だと知って本当にビックリ。これだからやっぱりショッピングはやめられない(笑)。すでに所有しているオリジナル株とともに、満作を目指したいものだ。





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最終更新日  2011.04.16 08:41:56
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