園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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Ficus elastica 'Decora Variegata' 20101120


Ficus elastica cv. Jin 20100313
 こちらは、 2010年3月13日の日記 でも紹介した「ジン」(Jin)という品種。来歴は不明だが、葉の形がデコラ系であることは確実。昨年ごろから(?)チラホラ見かけるようになった。デコラ・バリエガータにも似るが、それよりももっと斑が細かく、特に新葉ではコントラストが美しい。性質は、少なくともデコラ・バリエガータよりは強いようである。

Ficus elastica 'Thunderstorm Variegata' 20110130
 これはもう見事としか言いようのないほど大きな中斑の入った品種だ。その名は「サンダーストーム・バリエガータ」(Thunderstorm Variegata)。デコラ系ゴムノキの品種「ロブスタ」(Robusta)の枝変わりだそうな。それにしても本当にロブスタから出現したとは信じがたいほどの見事な斑入りである。斑の面積が極端に多く、葉緑素が非常に少ないため、生育はきわめて遅い。

Ficus elastica 'Doesheri' 20110813
 さて、これまで「その1」を含めてデコラ系の品種を紹介してきたが、最後にまったく別系統の品種を紹介したい。これは「ディシェリ」(Doesheri)という品種で、長細い葉に黄色い斑が入る。『原色 観葉植物写真集』((社)日本インドアグリーン協会編 誠文堂新光社)によれば、「シロフインドゴムノキ」とも呼ばれるそうだが、実際にはティネケなどよりも黄色い斑が入る。

 その他、長楕円形の葉を持つ原種のインドゴムノキそのものに黄色い斑が入った「フイリインドゴムノキ」(Variegata)があるが、性質が弱いためか一部の植物園などで見られる程度で、ほとんど流通しない。かつて、神奈川県藤沢市にある江ノ島植物園の温室にこれの見事な大木があったが、温室が取り壊されてしまったのが残念。

 というわけで、斑入りインドゴムノキコレクションはこれでおしまい。余談だが、私の園芸の「原点」と言うべきものは、小学4年生の時に園芸店で初めて見かけたインドゴムノキなのだ。元々、物心付く頃から植物には興味があったのだが、本当に園芸に「目覚めた」のは、まさにあの時である。それだけに、インドゴムノキは今でも私が一番好きな観葉植物の一つでもある。






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最終更新日  2011.08.15 20:58:39
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