園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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 このブログを始めた最初期の2006年5月25日に、パイナップルの仲間のアナナス・ルシダス( Ananas lucidus )を紹介。その後長らくブログにお目見えしなかったが、 昨年の11月30日 に約5年半ぶりにその健在な姿を披露。その時に、購入以来6年以上経つのに一度も開花したことがないため、人工的に開花促進処理をしたいという内容のことを書いた。で、実際に今年の4月半ばごろに実行、本当に上手くいくかどうか自信がなかったのだが、なんと本当に花芽が上がってきたのだ。
Ananas lucidus 20120623-1
 これがルシダスの今現在の姿。屋外で直射日光に当てて育てているので、葉が真っ赤に染まっている。まさに普通のパイナップルをそのまま赤くしたような姿になっている。で、株の中心によ~く注目していただきたい。
Ananas lucidus 20120623-2
 オゥ、これぞまさしくルシダスの花芽。購入してから6年以上が経ち、なかなか開花してくれないのでやきもきしていたが、開花促進処理が功を奏してめでたく花芽が上がってきた。さあ、これからの開花が楽しみだ。
 では、その「開花促進処理」とはいったいどんなものなのか? 実はその方法はいたって簡単。リンゴ1個と大きなビニール袋を用意するだけ。アナナスの仲間は、株が成熟してくると、エチレンガスに反応して花芽を付ける性質があり、実際に営利栽培ではそうやって人工的に開花時期を調整してアナナスの鉢物を生産している。が、一般家庭ではエチレンガスを発生させるための材料のカーバイドの入手が難しい。そこで、エチレンガスを発生するリンゴを使うというわけ。
Ananas lucidus 20120415
 そのやり方は、ビニール袋にアナナスとリンゴを入れ、袋の口をきっちり閉じ、1日に1回袋を開けて空気を入れ替えるだけ。これを1週間続けるのみ。私が処理をした時期は今年の4月中旬である。今まで6年間も花芽を付けたことがなく、しかも冬の間はずっと室内に入れていたために、株がかなり傷んでいるのに、ほんとにこんな方法で花芽が上がってくるのだろうかと半信半疑であったが、ようやくその成果が表れてホッとしている。そして、処理に使ったリンゴはその後おいしくいただいた。アナナスの花芽が上がり、さらにリンゴもおいしくいただけて、これこそまさに 一石二鳥だ(笑)。





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最終更新日  2012.06.24 14:25:53コメント(0) | コメントを書く


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