N郎♪音汰。(楽天ブログ)

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N郎♪

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2006/05/03
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連休中は遠出しようと思っていたけど、諸事情により家にいることになってしまった。ということで、今日はドアーズを紹介。ドアーズを語り出すとこれがまた止まらなくなる。

好きなバンドは?と訊かれたら、まずはレッド・ツッペリンって答えるけれど、ドアーズも必ずその名前を挙げる。

なぜドアーズが好きなんだろう~って分析してみると、正統派ロックやハードロックの系統とは異なる、バンドの持つその独特の音楽っていうのを最初に挙げる。鍵盤楽器の繰り出すサイケデリックなフレーズやEギターのロックの形にとらわれないリフ、ワールドミュージック的様相も持ったドラムス・・・。ドアーズサウンドの後期はブルースどっぷりになるんだけれど、それはそれでいいとして、初期のころのあの独特のサウンドは、まさにドアーズならでは。
その極めつけがセカンドアルバム『STRANGE DAYS / まぼろしの世界 』だと思う。





収録アルバム
STRANGE DAYS / まぼろしの世界

1967/10

Elektra KEKS74014


ドアーズの魅力として、次にジム・モリソンの原始動物的なヴォーカルを挙げる。うまいとか、きれいとか、そんな小手先の次元を超越していて、圧倒的な存在感とリアリティーを感じさせてくれる。残念ながらアルバムを重ねるごとにヴォーカルの質は落ちていくのだが、ファースト~セカンドのベストテイクで言うなら、あそこまでの緊張感とそれを支える安定感を持ったヴォーカルは海外でも聴いたことがない。特にシャウトにおいて、まさに動物の叫びって感じだ。モリソンの才能と言えよう。

また、一方でモリソンの滅茶苦茶さというかカリスマ性というべきか、そんなところがドアーズの愛すべきところだ。
モリソンの滅茶苦茶さはライブでのパフォーマンスなど、伝説となっているような話がいくつもあるが、その実際はおいておいたとしても、3枚目のアルバム『太陽を待ちながら』に収録されている最後の曲「ファイヴ・トゥ・ワン」でのヴォーカルを聴けば、その滅茶苦茶ぶりはわかる。
「ファイヴ・トゥ・ワン」のモリソンのヴォーカルは、バンドとして音を合わせるべきところで明らかに外している、というより、外れているのだ。酔っ払いながら録音したのではないか?と思われるほど。
曲を聴く限り、明らかにおかしい。普通のアーティストであるならば信じられないようなテイクをレコードに収録したものだと思う。が、そんなテイクが収録されているところが逆にモリソンの魅力となっているのかもしれない。

ドアーズはバンドの時期により評価が極端に分かれるイメージがあるが、いつの時期のドアーズが好きかと問われれば、最初から最後まで好きなところがあると答える。ファーストやセカンドも好きではあるが、ドアーズとして最悪とか問題作とか言われている4枚目の『ソフト・パレード』にしても、音楽的には他のどのアルバムよりも洗練されていると思うし、歌詞については確かに陳腐なものが多いが、曲については名曲も多い。
なんでこんなに不当な評価になってしまっているのかと考えると、ファーストとセカンドでの固定観念にとらわれたリスナーがドアーズの可能性を理解出来なかったからではないかと思われる部分もある。逆に言うと、ファーストとセカンドでのドアーズの個性がそれほど強烈であったということでもあろう。

そのため、それ以上の期待を背負わされたバンドは、ドアーズらしさを強調した路線と大衆受けする路線との巨大なプレシャーの狭間でもがき続けたというところなのだろう。
サードアルバムでの、アルバムとしてのコンセプトの破綻がそれを物語っている。(しかし、俺はそのサードアルバムをむしろファーストやセカンドより好きで、愛着がある。)

表参道の居酒屋で呑んでいて、たまたま隣にいたジム・モリソンのTシャツを着た若者とドアーズのアルバムでどれがベストかを議論したことがある。ファーストアルバム意外ありえないと怒りながら力説するその若者にビビり、ジム・モリソンのTシャツを着た若者には今後話しかけないようにしよう(笑)と思わざるおえないほど、ドアーズを愛するリスナーの愛着は強烈だ。

ドアーズで好きな曲を挙げろと言われれば、ファーストの「ブレーク・オン・スルー」「ハートに火をつけて」、『モリソン・ホテル』の「ロードハウス・ブルース」「太陽を待ちながら」「インディアン・サマー」、『L.A.ウーマン』の「L.A.ウーマン」、『ソフト・パレード』の「ソフトパレード」、『太陽を待ちながら』の「大地に触れずに」・・・など、各アルバムに好きな曲はある。

ドアーズがドアーズサウンドらしいという意味での代表曲を挙げろと言われれば、「大地に触れずに」を挙げる。オリバーストーン監督の映画「ドアーズ」(1991)の中でもアメリカ先住民の幻想と一緒にモリソンが踊るライブシーンで効果的に使われていた。
が、ドアーズのドアーズサウンドとしての最高傑作は何かと考えると『まぼろしの世界 』のラストナンバー、「音楽が終ったら」を挙げざるおえないだろう。

「音楽が終ったら」は演奏という面においてもパーフェクトというべきで、次のアルバムのラストナンバー「ファイヴ・トゥ・ワン」のクオリティーとは、モリソンのヴォーカルという点で雲泥の差だ。(前述のように「ファイヴ・トゥ・ワン」のテイクも愛すべきテイクなのだが・・・・)

ドアーズらしいレイ・マンザレクの鍵盤のフレーズから始まり、モリソンさあふれる歌詞・ヴォーカルの絶叫、ロビー・クリーガーのうねりまくるギターソロ、ジョン・デンズモアの雷雨を彷彿させるようなドラムパフォーマンス、そして何よりもサウンドが静から動に変わっていく部分でのバンドとしてのパーフェクトな一体感。

この曲においてバンドとしてのサウンドは最高潮に達していると思う。

曲の体裁はファーストでの伝説的傑作「ジ・エンド」の延長路線にあると思うが、明からに「ジ・エンド」を凌駕する、ロック史、いや音楽史に残る傑作ではないだろうか。

曲が試聴できるサイト








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Last updated  2006/05/03 10:32:44 PM
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