宮木京子の さらさら散文

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宮木 京子

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昨年1年分の「まとめ」機能がついたので、アップしておきます。
そうか~去年は恩田陸で始まったのねー。
今年も、実はそうだったなー。


2010年の読書メーター
読んだ本の数:39冊
読んだページ数:12127ページ

■MAZE (双葉文庫)
中に入った人が消えてしまう、と言ういわく付きの白い遺跡。調査隊の一人として連れてこられた満。この建物の正体は何か?探るうちに起こる奇怪な現象、何かを抱える登場人物たち。幾つもの謎を散りばめながら物語りは進む。「在り得ない世界」を堪能しました。恵弥のキャラクターが面白い。
読了日:01月17日 著者:恩田 陸


■クレオパトラの夢
再読。「MAZE]を読んで、恵弥ものを読みたくなり借りてきた。夢の話なんだけど、リアリティがあって、最初に読んだ時にはぞっとした。それにしても、今作恵弥は更におばさん化して(実際に扮装もする)端正な容姿でこの行動はどうよ?上手く想像できないぞ、と思った。是非この主人公で新作が読みたい。
読了日:01月18日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4566461

■Presents
12個のプレゼントの話。物や思いや気持ち、12種類のシチュエーションとドラマ。プレゼントの話なので、どれも読後にほわっとした気持ちになる暖かな本でした。
読了日:01月20日 著者:角田 光代,松尾 たいこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4595450

■麦の海に沈む果実 (メフィスト・クラブ)
湿原の中に立つ全寮制の学校。様々な事情を抱えた金持ちの子弟ばかりが集まり、それ故にかここでは苗字は隠され皆名前で呼び合う。入学は3月だけ、だけど頻繁に、唐突に転向していく生徒たち。謎めいた学校に異例の2月の転校生がやってくる・・・。健全なはずの学校内で、殺人は起こるは、薬物は出るは、本当に何でもありの正に「王国」。たくさんの謎と、友情と、残酷な現実。閉ざされた特殊な環境の学園、というのは、ミステリーの「閉ざされた館もの」よ似たような魅力がある。
読了日:01月25日 著者:恩田 陸


■黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)
祖母が亡くなり、幼少時代に過ごしたその家に帰る理瀬。その家には2人の伯母と祖母の残した秘密が待っていた。誰もが誰かを欺いていて、たくさんの謎と不穏な雰囲気の漂う百合の館。理瀬の魅力全開であっという間に読んでしまいました。現実になさそうで在りそうな、舞台設定が面白い。
読了日:01月26日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4685077

■それでも、警官は微笑う

読了日:02月11日 著者:日明 恩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4907051

■図書室の海 (新潮文庫)
再・再読。いくつかの長編の「物語が始まる前」を書いた短編がいくつか入っているので、記憶を整理する為に読んだ。中の一遍「イサオ・オサリヴァンを捜して」は「グリーンスリーブス」の予告編らしいのが、その本編はまだ世に出ていないらしい。この短編の主人公イサオは漫画「OZ」の軍曹を髣髴とさせて本編が気になります。
読了日:02月16日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5005100

■夏の名残りの薔薇
再読。晩秋の嵐のホテルに招待された滞在客。お茶会と寸劇のような晩餐で過ごす日々。1章毎に語り手が変わる。各章で毎回人が死ぬのが、次の章ではぴんぴんして登場する。ゴージャスなホテルとグロテスクな寸劇、過去の謎。何が本当にあったことでどれが妄想か?そんな話。雪の降る日に読んで、雰囲気を堪能できました。タイトルは「夏」で舞台は「晩秋」とあるけれど、中身は吹雪の山荘なので、冬の話っぽい。
読了日:02月19日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5022994

■フリーター、家を買う。
新卒で入社した会社でちょっと躓き、フリーター生活に。自堕落な生活に入った主人公だが母親の病気をきっかけに一念発起!就職難の現状で胸に迫る主人公の成長小説です。毎回思いますが、主役を張る青少年もいいのですが、脇を固める「カッコイイ大人」が有川さんの魅力です。一気読みしてしまうくらい面白かったのですが、タイトルがどうも・・・。これだとフリーターを貫いて自分で家を買ったみたい。でもそれは些細な事で、就活中の若者にお薦めしたい元気が出る一冊です。
読了日:02月28日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5156888

■禁じられた楽園
再読、だがほとんど忘れていてかなり新鮮に読めた(苦笑)そして、恩田作品にしては読むのに随分と時間が掛かった本(大抵一気読みなので)。タイトルには楽園という文字が使われていますが、私なら「悪夢」と使いたい。クライマックスは「楽園」が見せる数々の悪夢で、これはとびっきりのお化け屋敷です。本当にこんなインスタレーションが存在したら、お化け屋敷マニアに受けそう。
読了日:03月13日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5333867

■猫と針
戯曲。恩田作品には舞台でやったら面白そうなものが多かったので、割と違和感なく読めた。が、人物描写のない文章はすぐに「え~とこの人は・・・?」という状態になるので、出来れば小説風に書き直してもらえるともっと読みやすくて嬉しいかもしれない。タイトルの意味は不明。でも恩田さんらしい作品。
読了日:03月15日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5362649

■竜の涙 ばんざい屋の夜
「ばんさい屋」の女将シリーズの2作目。京都の家庭料理・おばんざいをアレンジしたものを出す、小料理屋での人間模様。前作はもう少しミステリーテイストだったと思うのだが、今回はそういう色はなく、本当に人間模様を綴った連作になっていた。女将の料理がおいしそうで、登場するキャリアウーマン達は皆頑張っていて、楽しく読めた1冊。
読了日:03月17日 著者:柴田 よしき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5382093

■ライオンハート
再読。何度も転生を重ねながら一時だけ巡り合う男女の話。メロドラマなんだけど、べたべたしてなくて、男性でも読める話に仕上がっている。再会した時の圧倒的な歓喜。そのひと時のために多くの時間の時間を満たされない思いで過ごすというのは・・・・果たして幸福か不幸か?これほど劇的でなくても、「運命の相手」と感じる出会いは皆ありそうに思うが・・・。これは幸福な幻想を少し現実的に具現化した小説なのかも。
読了日:03月23日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5461555

■不安な童話 (ノン・ポシェット)
自分は殺された画家の生まれ変わりかもしれない・・・・疑わしい人物のところに遺品の絵を運びながら犯人を探る主人公達。ホラー風ミステリー仕立てのお話。意外な人物が事件の鍵を握っていた辺りも、ミステリー風か。
読了日:05月17日 著者:恩田 陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6126211

■なつのひかり (集英社文庫)
兄をこよなく愛する主人公。兄には美しい妻と、高齢の愛人と、更にもう一人の妻がいた。現実と記憶と幻覚が折り重なったような話。現実にはありえない状況(キャラメルの空き箱から兄が電話を掛けてくる)も現実に違和感なく溶け込んで、ただの幻想小説とは違った読後感。最後どう折り合いがつくのかと残りのページ数を気にしながら読んだが、それなりにしっくり納まり、ちょっとびっくり。
読了日:06月16日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6569258

■いつか響く足音
古い団地で暮らす、それぞれに事情を抱えた人たちのふれ合いが綴られた連作集。「ちょっとしたきっかけ」で人生というのは、するすると堕ちていくものなのか。柴田さんらしい重みと希望が詰まった本でした。
読了日:07月20日 著者:柴田 よしき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6902249

■王国〈その4〉アナザー・ワールド
あとがきの「自分を保つ事を絶えず続けていかないと、生きていくのが困難になるのではないか」と言う言葉を心に持ったまま読み始めた本。登場する人たちは皆ピュアでとても普通で誠実に生きているんだけれど、そうであるほど生き難い世の中になってきているのか?それにしても、恋愛については性を超越していて、その何でもありな感じが、ばななさんらしい。
読了日:07月20日 著者:よしもと ばなな
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6902295

■森に眠る魚
5人の主婦が繰り広げる「ママ友」話。皆が幸せだった蜜月を経て、だんだんとすれ違い、憎み合う様子がリアル。5人はそれぞれ属性も違って性格にも特徴があるのに、最後まで文章を読みながら混乱する事があったが、それは多分、5人が単なる符号で皆に通じる部分を抱えていたからかと思い至る。クライマックスでは「彼女」と言う名詞で最悪の事態が綴られるが、誰が「彼女」であってもおかしくない状況に、そういうことか、と気づく。友達関係の良好な維持には「距離感」が必要だと改めて思った作品。
読了日:07月24日 著者:角田 光代
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6955750

■流星さがし
新米弁護士の奮闘記。依頼人が持ってくる事件のちょっとした謎を解き明かしていく物語。これ、シリーズものかなぁ。主人公の成長具合が中途半端で、これだけで終わっては全体として消化不良。1話完結の連作集なので、1つ1つの話はそれなりに面白いんですけど。
読了日:07月25日 著者:柴田 よしき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6955804

■植物図鑑
家の前で行き倒れていたのは結構いい男。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾の出来たよい子です」その言葉通り、とても躾のいい草食系男子の恋愛話。これぞまさしく、草食男子!出てくる野草料理がとても美味しそうで、最後にはレシピまで載っている親切設計。登場する草花達がカラーで紹介されているのも、とても良かった。この本を片手に、ご近所を散歩したくなる事受け合い。これまで読んだ有川作品の中で、最も恋愛小説っぽかった。
読了日:07月26日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6976877

■南の子供が夜いくところ
舞台は現実に在りそうななさそうな南の島。1話完結の話と見せて、実は繋がっている。少し不気味で不条理で、それでいてどこか現実的な7つの物語。全て語りつくさぬうちに終わるので、「ここはどんな世界なんだ?」という疑問が余韻のように残る。この余韻が恒川さんらしい。
読了日:07月31日 著者:恒川 光太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7034971

その2へ続く→





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Last updated  2011年01月12日 10時39分40秒
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