●あとがき 付記
2017 年 2 月 20 日。酷い頭痛と吐き気はそれから一週間続いたが、同時に、言葉が嵐の様に降ってきた。「書かなくては」、、、私は何かに憑かれた如く肉体が硬直し、足はその先に進む事を遮断された。
十数年前完結させた ( つもりでいた ) 『 ?6575 』。夜毎夢に魘され、明けない夜をひたすら徘徊した。眠りながら覚醒し、起きては吐き、食しては吐き・・・あの苦痛が再び私を襲った。
あの時、その苦痛から逃れる為に、私は夜な夜な脳裏を埋め尽くす「夢」の断片の意味を探らねばと図書館に通い詰めた。そして、確かに脱稿出来たつもりでいた。
が、私に憑いた何かは、その物語の補完を強いた。
啓示とは、こういう、、もの
稲妻の如き頭痛に耐える覚悟をするのに、しかし、時間はかからなかった。私はその苦痛から逃れられない事を既に知っていた。
私が満たさなければならない幾つかの補完は止む事のない苦痛に対する褒美の如くもたらされた。一つは「必然」。どの天命も避ける事は出来ないという「必然」。人生の中で与えられる試練の量は貴人の数で予め決められていて、どうもがこうが、何をしようが、命が終わる時の総量は同じになる。
では、貴人が一つ或いはゼロの者は , 何故生まれたか ? その必然を証明しなくてはいけない。
占術は根拠をもたなければならない。根拠があるからこそ人間はそれを信じるからだ。その根拠を私はこの物語に付け加える。
心の一つの迷いを決着させ、清算する為に車が目指したのは英彦山。何が憑いたのか、或いは何かに憑かれる事を心の何処かで欲しながら私はアクセルを踏んでいた。修験者の道、鎮西上人の姿を私はその道中にみた。
翌日、私は人に戻った。
私に課された天命は、どの段まで果たされたろうか。
私はアナタが示された通り、歩く事が出来ているだろうか。
いつか、その答えをきく為に、私はアナタを信じ続ける。
0901 明けない夜の悪夢の中で、この本は… 2006年10月17日
題名解説・テーマ 2006年10月17日
解説と仕掛け 2006年10月17日
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