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メソポタミアの王妃の墓から出土した牛頭ハープです
発見された時には、ハープの弦に王妃と共に埋められた
女性ハープ弾者の指が掛かっていました
王様の傍らで演奏するハープ奏者です
当時、ハープ奏者は高い位に就いていました
前2400年ごろ、メソポタミアの地にアラビア半島にいた遊牧民が
あいついで侵入し、多くの国を建てました
そのなかでもっとも栄えたのが古バビロニア王国です
この王国の第6代の王がハムラビ王です
彼はメソポタミア各地を征服し、長年の都市国家の割拠状態を克服して
中央集権体制を強化しました
彼はその支配体制を強化するため「ハムラビ法典」を編集しました
ハムラビ法典 法典が刻まれている全体像
法典では自由民、賎民、奴隷の三つの身分を厳重に分けており、
同じ罪でも身分によって差がありました
この法典の特色となっている「目には目を、歯には歯を」という復讐法は、
その後のメソポタミア社会、とりわけヘブライ人に大きな影響を与えました
前1000年ごろヘブライ人はヘブライ王国を築き、
ダビデ王やその子ソロモン王のもとに栄華の時代を迎え、
都のエルサレムには壮大なヤハウェの神殿が建てられました
ハープの演奏でサウル王のうつ病を治した若いダビデ
これが音楽療法の起源と言われています
前9世紀から前1世紀の間にまとめられたと思われる「旧約聖書」には、
ヘブライ人の間に伝えられた伝説や神への讃歌・預言者の言葉などが
集大成されており、後の「新約聖書」とともにキリスト教の経典となっています
ハープを奏でながら旧約聖書の詩篇を語るダビデ王
ダビデ王はハープの名手であり、イスラエルの王であり、
旧約聖書の詩篇者でもありました
ハープは楽器の中で一番歴史が古く、5000年以上前から
多くの人々に愛されていました
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