向日葵学園二年目


不思議なことに最初から赤ちゃん言葉は無し。
「ねこ」は「ねこ」自動車は自動車、にゃんにゃんとかぶーぶーとかはありませんでした。
この年の夏4歳にしてやっとオムツが取れました。
というのも、オムツかぶれをしてしまいとらざるを得なくなったのです。
でも不幸中の幸いというところでしょう、1ヶ月ほどで取れました。
夜もおねしょをすることもなく一関門クリアしたという感じでした。

でも学園ではつらいこともありました。
それは2年残ったため、ほとんどがひとつ下のお子さんになってしまって
恵里香が出来ないことがとても目に付くようになったからです。
一つ下の子でも出来るのにとか、あの子は話せるようになったとか、
これも今だから思うことですが、こういう学園に通っている親さんは、子供の出来ないところしか見えないんだなと思います。
私も「恵里ちゃんは何でも出来るね」と言われて、それでも、そんなことないと否定していました。

でもここで、今でもお付き合いしているお友達が出来ました。
えりかも学校が違うのでなかなか合えませんが今でも合えば仲良しです。
親同士で「この子達波長が合うのね」と言っています。

3月卒園、寂しいの反面やっとここまできたと言う思いがありました。
この時点で、恵里香は2語文がはなせる程度だったと思います。
でも私は、この子は普通になれると信じていました。
この普通と言うものの定義はとても難しい物だし今でもわかりません。


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