誕生から


平成10年2月23日に生まれました。
この年は、年初から、しんちゃんがインフルエンザにかかってしまい、それが姑に移り、父さんに移り、ただでさえ高齢出産の私には、肉体的にきつい毎日が続いていました。

多分私もインフルエンザに罹っていたのだと思います。
出産の一週間ほど前から腰の後ろが痛くて、横になることが出来ず座ったような形で寝ていました。

その日、前日まで休んでいただんなが出勤するというので、会社に送り出し、洗濯機を回し始めたところ、おなかが痛い。
トイレに行くとこれは○○○ではない、違うところが裂けそうな感じ。
近くに住む、義姉に電話をして来てもらいました。

病院へつくと看護士さんが「もう頭が見えているよ」といわれすぐに分娩台へ、おなかがいたいと思ってから、ものの40分、もう少し義姉が来るのが遅かったら、自宅出産?

でも、体重こそ2200gあったものの、32週ということで、そのまま市の総合病院のNICUへ直行です。
それから1ヵ月半入院しました。

私はこれが最後の子育てと思っていましたので、何か出鼻をくじかれたような気がしました。
でも正直なところ、年子の兄ちゃん、4歳になったばかりの姉、歩くこともままならない姑をかかえていた私にとっては、本当にこの入院はありがたかったです。

この時期NICUの看護婦さんに言われた一言
「もう少し、子供の顔を見に来てください」

私は母乳がほとんど出なかったし、車を運転する勇気と元気が無かったのです。
言い訳かもしれません。

でも、なんだろう、生まれてすぐの一ヵ月半育てていなかったということが、何らかの親子の愛情に影を落としたような気がします。


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