関西ファイナンシャルプランニング

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2006年01月03日
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カテゴリ: 投資
日本の株式市場が活況を呈している。
 ここ数年の流れを振り返ってみよう。

1.長期的な動向
  1989年12月29日、日経平均は38915円87銭の歴史的な高値をつけた後、下落に転じた。
  いわゆるバブル崩壊の始まりである。
  そして、2003年4月28日に7607円88銭の大底をつけた。
  デフレが進行し金融不安もささやかれる中、大型企業倒産も続出した。
  青木建設が倒産したとき、小泉首相は「民間は構造改革が進んでいますね。」とうそぶいた。
  株価が下がっても、「株価は上がったり下がったりですよ。」とこれまたうそぶいた。


  「りそな」が危ない。そして、「みずほ」も危ないと言われた時期である。
  ここから、株価は急激な回復に転じる。

  しかしながら、株価はそう一本調子ではない。
  2004年4月26日の12163円89銭の高値をつけた後、調整に入った。
  この時、2004年5月17日には、10505円05銭の安値をつけ、その後は、上値12163円、下値10505円をいずれにも抜けない保ち合い相場に移行した。

  2005年4月には中国で反日デモがあり、日本株が売られる要因にもなっている。
  2005年4月18日の10938円44銭、5月17日の10825円39銭のダブル底をつけている。
  しかし、この時も、2004年5月の10505円05銭は下回らなかった。

  上値12000円のふしを突き抜けてきたのは、2005年8月になってからである。
  衆議院解散、景気踊り場脱出発言(竹中大臣)、デフレ克服展望(福井日銀総裁)、小泉自民党の大勝利の中で株価は上昇に転じた。
  7月のロンドン地下鉄テロ、11月のフランスの暴動等もオイルダラーを始めとした外国資金が日本の株式市場に流入する要因となった。


  そして、2005年12月30日には16111円43銭で2005年の取引を終えている。
  前年12月30日の11488円76銭からみると、40.2%の上昇率である。

2.今後の見通し
 今後の見通しについては楽観論が増加してきた。
 しかし、2005年5月17日の10825円39銭を基点にした上昇相場は、12月29日の高値16344円20銭まで50.9%の上昇を示しており、上げピッチがあまりに早いように思える。

 ちなみに、PERは22倍あたりまで買われているとみられる。
 企業業績の回復、経済の回復をベースとした業績相場から乖離して、人気相場ムード相場に移行しつつあるともいえる。

 行き過ぎるのも相場である。このところの個人のネット取引による株式市場の流入は記録的な出来高をともなって株式市場を押し上げる要因にもなっている。
 しかし、「山高ければ谷深し」である。
 いつの相場も最後に出てくるのは個人であり、にわか投資家が有頂天になって株式市場に流入してくるとき、歴史的な相場が終焉して、長い奈落の底に沈んでいくことも想定しておきたい。

 そうした視点に立つなら、適度な調整をし、行き過ぎを時には自然調整しながら、漸次上昇基調を描くような相場が望ましい。
 あまり、有頂天になって、バブルに突き進むようなことのないよう願いたい。







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最終更新日  2006年01月03日 14時05分17秒
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