バイク三昧な日々

バイク三昧な日々

特注バネ仕様のセッティング

★★★ リヤサス仕様の変更~BESTEX仕様によるセッティング出し ★★★
No.6
04/05/某日

☆ 特注バネによる実走行開始 ☆
M署定例/某所
(1)突き出し位置=5mm(標準)、プリロード=3本、COMP=2回転戻し、TEN=フル回転戻し、空気圧=2.3kg。
リア、プリロード=0、COMP=1.5回転戻し、TEN=0回転戻し、空気圧=2.4kg

いよいよ特注バネでの実走行である。まずは、好みに近い基準値を出さないといけない。
ノーマルサスでは限界であった走行ペースに持ち込んでみる。明らかに乗りやすい。

リヤタイヤのグリップ限界が上がり以前のペースで走るのは非常に楽である。
しかし、さらにペースアップしていくとフロントとリアの動きがアンマッチな印象が出始める

フロントは軽快だが、旋回中の落ち着きが足りないし入りこみも足りない。低速180度ターンでフロント
周りがフワフワ(バネの反発で戻ろうと)するため、内側に切れ込みそうで非常に不安で曲がりにくい。
リアは軽快感と安定感のバランスはまあまあ。ただ、タイヤのグリップ感というか、路面への
押し付け感が徐々に無くなってくる感じ。希薄というほどひどくはないが...。

フロントの落ち着きを出してみようと思い、伸び側(TEN)を少しづつ掛けて行く。
落ち着きはでるものの、フロントタイヤの舵角が付かなくなり旋回力が減少していく。
フロントのバネ反発力に比べると、リヤバネの反発力が負けている模様。
実際設計変更により、ストローク量との関係で言えば、フロント<リヤなので当然といえば当然の結果。
フロントのストローク量を稼ぎ出しながら、フロント高さのバランスを取らないと、

ど、アンダー
のままになってしまう。
という事で、ストローク量を稼ぎ出しながらフロント車高も維持できるように「突き出し」を減らし、
車高を一旦上げてプリロードを抜いて車高は元の高さに戻す。
プリロードが減る分、同じ力を掛けた場合にはストロークは増える。

(2)突き出し位置=0mm、プリロード=4.5本、COMP=1.5回転戻し、TEN=1.25回転戻し

フロントが重い。突っ張り感も強く低速180度ターンで曲がりにくい。 多分、TENが強すぎて戻りが悪いため重さが顕著に出て、突っ張り感はフロントCOMPが強すぎるためか。
タイヤにも負荷が掛かるためか、「パタパタと路面に追従できないで小刻みに跳ねる」兆候もある。

この感覚を記憶に十分に刷り込んでおき、とりあえずはパタパタ感を取ろうと思い空気圧を低くする。
が、ここで思わぬミス。フロントタイヤの空気を余計に抜きすぎてしまった。

こんな日に限って空気入れを誰も持ってきていない...。
とりあえずもうどうにもならないので、バランス取りでリヤも空気を抜く事とした。

(3)突き出し位置=0mm、プリロード=4.5本、COMP=1.5回転戻し、TEN=1.25回転戻し、空気圧=2.0kg
リア、プリロード=0、COMP=1.5回転戻し、TEN=0回転戻し、空気圧=2.0kg

フロント更に重い印象だがグリップ感は大。ただし、フロントの切れ込みが強くなり低速180度ターン
では大回りになってしまう。
多分、TENが強すぎて戻りが悪いため重さが顕著に出ている。タイヤ空気圧が低過ぎる事も拍車
を掛けた。事実、過去の事であるが、左COMP=1.5回転戻し、右COMP=フル戻し状態では
(単なる設定ミスだったが)右旋回が結構良い感触があった。

リアは少し重い感じがし切替し時にゴロゴロ感が付き纏う(空気圧が低すぎるのだろう)。
ブレーキング時の落ち着き感は良い感じで、旋回中のバンク落ち着き感もまあまあ。ただしタイヤの
グリップ感というか、押し付け感がかなり足りない感じは変わらず。加速時のグリップ感は悪くない
ので、タイヤの空気圧を抜きすぎて面圧のバランスが悪いだけの模様。
可能であれば、もう少しリア荷重を稼いでフロントの軽快感を増やしたいたいところ。

今後は、
フロントTENを減らすと同時にCOMPも減らす事で、軽快感を出しながら低速180度ターンでの
突っ張り感を減らして曲がり易くできると思う。もしかすると、プリロードを更に減じる事でもっと
素早いターンが可能となるかもしれない。ただしタイヤ空気圧はもう少し高めにしないと駄目。

でもフォークの沈む速度を緩和するため、COMP全抜きでは無くやはり少しは掛ける事になるか...。
将来的にアップハン化できたら前輪荷重が減るから、より軽快感が出るのではないだろうか?
次回は、
突き出し位置=0mm、プリロード=6.0本、COMP=フル回転戻し、TEN=1.25回転戻し、空気圧=2.1kg
リア、プリロード=0mm、COMP=1.5回転戻し、TEN=0回転戻し、空気圧=2.1kg
ステアリングダンパー=0回転締め

あたりからスタートしてみよう。


ここ↓から前ページに行けます



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: