Fastest Lap

Fastest Lap

February 22, 2010
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カテゴリ: Formula 1
フェラーリの技術を盗んだとの咎で被った執行猶予期間が切れるためマクラーレンはエアロダイナミクスでもヴィークルダイナミクスでもかなり攻め込んだマシンを作り上げました。
この攻撃的なコンセプトが実戦でどういったパフォーマンスをみせてくれるのか楽しみです。
今季は給油がなくなるのでドライヴァーのタイアマネジメント能力がレースの流れ全体に影響を与えます。
タイアは交換できるんだからあまり関係ないんじゃないの・・・と思う方もいらっしゃるかも知れませんがレーシングカーやフォーミュラマシンのガソリン搭載量の増減における運動性能の激変は看過できません。
極限まで軽量化しているフォーミュラではガソリン1kgでもタイアのコンタクトパッチに与える影響と重心に与えるモーメントが変化します。実際のところは現在の軽量化技術を駆使すればF1はもっともっと軽くなりますので極限という表記は適切ではありません。
ガソリン消費によって軽くなったときの僅かな変化を追いかけることさえできるF1ドライヴァーがいます。それもまた彼らのスゴイ能力の片鱗です。

今季はまだメルセデス・エンジンを使えるマクラーレンは勝負の年。今季圧倒的なパフォーマンスを見せて新しい有力なエンジンサプライヤーを見つけたいところでしょう。
僕は今季から撤退するBMWがマクラーレンへのサプライヤーになるのでは?という予想が未だ払拭できずにいます。
すなわち撤退はあくまでもポーズで、メルセデスがマクラーレンから手を引くことを決定した時期ではザウバーの件があるのでBMWは即座に決断はできなかったものの、1年間置いての復帰ならエンジニアリング的な遅れは無視できなくても彼らの技術力なら取り返せないほどではありません。

あ、これはあくまでも僕の予想に過ぎませんのでご了承ください。

今季はマクラーレンとメルセデスGP、レッドブルが中心になってGPを引っ張っていくでしょう。ハマれば速そうなのがルノー。*書き忘れましたがハマれば速そうなのがもうひとつ。ザウバー。可夢偉の実力なら必ずやポディウムに立てるはずです。
フェラーリの今季にかける思いはただならぬものがありますが正直ここは解りません。満タン時のだるそうな感じにも見える動きと、軽くなってからのピーキーな運動性能を上手くバランスさせることができるのか?
それともライヴァルたちに悟られないように小細工してパフォーマンス・ダウンしているだけなのか?いまの段階で判断するには時期尚早。

はっきりしているのは前述した3ティームのいずれかが開幕ダッシュを決めてしまうと、その開幕ダッシュを決めたティームが間違いなく主導権を握りシーズン中有利に戦うことができるのではないかということ。

今季は間違いなく面白い戦いになりそうですが、ここのところ毎シーズンのようにレギュレーションが変更になっていて規則の抜け道探しが無効化されるといういい部分もある反面、エントラントに金銭的な負担を強いている傾向になっているような気がしてなりません。
FIAはほんとにブリヂストン撤退後のこと考えてるのでしょうか?






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Last updated  February 23, 2010 12:23:34 AM
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