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ぼくとしちゃん

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August 8, 2025
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久しぶりに愛天堂に行ったら、FM/AM 2バンドラジオのZX-2051を見つけたので買ってみた。

この記事を読んでもすぐには買わないで、
お姉さんが改良を終えてから買ってあげて下さい。
そうしないと上手くいかなくて鳴らないとお姉さんに迷惑がかかるから。

お姉さんが改良中だと思ったのは、
以前このZX-2051を買った際に鳴らないと不思議に思って調べたら、
セラミックフイルターが壊れていて、それが原因で交換したら直ったのだけれども、
今回愛天堂で見つけたZX-2051は交換用のセラミックフイルターが付いていたから。



右上が(もしかしたら不良品かもしれない)オリジナルのセラミックフイルター。
もう見ただけで壊れそうな感じ。
そうこのセラミックフイルターは足が折れて取れやすく、
取れなくても内部の接続が切れている場合が有るみたいなのである。

お姉さんがせっかく苦心して改良しているので、
交換用の新しいセラミックフイルターの特性を調べてみた。
まずは10.7MHzの状況。


ちょうど10.7MHzじゃなくて少しずれているけれど、
信号の発生器が自作の物で、バリコンは指で回しているので精度が出せません。ごめんなさい。
なお、写真は右クリックして出るメニューから「新しいタブで画僧を開く」を選ぶと、
大きな画像を別タブで見られます。




フイルターの威力により信号は低減している。
そして僕の指で回しているせいで精度は出ないけれども、これ以上回すと信号は消えてしまう。

次は10.7MHZよりも下の方にしてみる。


こちらもセラミックフイルターの威力で信号はぐっと下がる。
また、もう少し周波数を下げると信号は消えてしまう。

10.7MHzの信号だけが大きく増幅されて、必要な信号のみが取り出せるようになるのである。
愛天堂のお姉さん大丈夫ですよ。交換用のセラミックフイルターは優秀です。

なおかつお姉さんが改良中だと思ったのは、右下のAM用のセラミックフイルターが455kHzで、
通常の中国のラジオの465kHzじゃないこと。
愛天堂に置いてあるラジオ用の周波数カウンターや秋月の周波数カウンターは、
日本向けなので中間周波数が455kHzなんだけれども、
元々の中国のラジオ用の465kHzだとうまくつかないから、お姉さんは改良中なんだと思う。

お姉さんのおかげでFMはなんとかなりそうなんだけれども、
実はこのラジオ、AM用のバーアンテナがバリコンに合ってない。
このラジオのバリコンは可変容量が140pF(つまり諸々の容量を含めて150pFくらい)X2の
等容量バリコンなんだけれども、通常は600µHくらいがちょうど良いのに900µHもある。


上の写真はコイルを端に寄せているので886µHだが、中央に近づくと900µHをはるかに超える。
なので、僕はどうするかと言うと通常の使用方法(a-c間を使う)をあきらめて、
足を読みかえて(a-b間)を使う。


つまり中間タップを利用して、そこにバリコンをつなぐ。
ただそれでも大きいので、なるべくコイルを端に寄せて、なおかつバリコンのトリマーを抜く。
で、最初にお姉さんが改良するのを待ってから買った方が良いと書いたのはこれのせいである。
多分お姉さんが何らかの方法でクリアーすると思うので、買うのを待った方が良いのである。

この状態だとNHKのように低い周波数は受信できない可能性が有る。
(言葉足らずで誤解を与えるので説明すると、
 現状だと周波数の高い方が受信できない。大体1400kHz以上は受信できない。
 その場合僕は色々な工夫をこらして無理矢理受信周波数を上にずらすのである。
 すると逆に下の方の周波数が受信できなくなってしまうのでこう書いている。)
まぁ僕はNHKが嫌いなので、
1242kHzのニッポン放送と1422kHzのラジオ日本が入れば良いので、
なんとか調整可能なんだけれど。
(バーアンテナのインダクタンスが大きいと高い周波数側は同調可能周波数が下がるので、
 調整が難しいので、結構大変です。
 ちなみに900µHのままだと1300~1400kHz以上上にはなりません。
 なお700µHの状態でも、後日ニッポン放送が最大になる状態で受信周波数を調べたら
 660~1450kHzでした。
 受信周波数はOSCコイルとOSCトリマーで決まるので、
 受信感度を犠牲にすればカバー範囲は広がるのですが、
 ANT回路がバーアンテナのせいで広がらないのでニッポン放送の感度が落ちてしまいます。
 なので、素直に諦めて660~1450kHzで妥協したのです。)
簡単な計算なので、エクセルで計算してみました。
基板の持つ容量やトランジスターの入力容量及びトリマーの半分を合わせて15pFと見ています。


だいたい600µHくらいが最適だと思いますが、
700µHでもトリマーを最小に抜けばギリギリ大丈夫だし、
550µHでもトリマーで調整可能な範囲だと思います。

もし予算に余裕が有るならば、バーアンテナを適当なのに変えれば良いと思います。
長さが5cm以下で、インダクタンスが600µHくらいなら良いと思う。
例えば愛天堂ならば「BT330DE」なら290円(税込み319円)なので、
コイル端子の2と3を直結して「b」として、4を「a」、1を「c」として使えば良いと思う。
スペースが5cmしかないので他のバーアンテナを使う場合は要注意。

さっそく組み立てる。
半田付けは高さの低い部品からするのが基本。
なので最初はラジオ用ICから半田付けする。
この半田付けが一番のキモで、これがイモ半田になってしまうとラジオは鳴らない。
器用な人はICの足を1本1本半田付けできるけれども、
僕はもう年をとって目が見えないので、まとめて半田付けする。
最初に簡単な端っこの1本だけ半田付けして、
固定できたら溶かした半田を流すようにして、片側づつ全部の足に半田を付ける。


何故このようにするかと言うと、一つは年寄りなので目が見えないからなんだけれども、
もう一つは1本1本半田付けすると、
足と基板の温度差が発生しイモ半田になる可能性が有るからである。
半田付けが上手く行かない場合は、だいたい足だけとか基板だけに半田がついていて、
上から見ると両方が半田付けできているように見えてできていない。
半田付けが予熱が大事なのはこれを防ぐためである。
なので、僕は上のように半田を流す。
すると温度を与える時間が長いので、足と基板が均等な温度になり半田が乗りやすい。

ただ問題は、その半田を落とす作業。
これは溶けた状態で机などにたたきつけるのだが、
緑色のレジストがうまく働くと、
レジスト部分には半田はつかないので足の部分にだけ半田が残る。


大事なのはたたきつける力の加減と角度である。
角度が悪いと溶けた半田が他の銅箔部分にくっついてしまう。
この辺が慣れだと思う。上手く行くと奇麗に足の部分だけに半田が残る。
足2本に半田がまたがってしまっている場合は、
綺麗に清掃した半田ごてを軽くあてて引っ張るようにすると、
半田は半田ごてにくっついて引きづられて行き、2本の足にはそれぞれ半田が残って独立する。
まぁこれも慣れだと思います。
終わったらアルコール等で綺麗にして、
ルーペでブリッジ(2本の足が半田でつながること)がないか確認する。

今回の製作では珍しく一発でFMが鳴るようになった。
但し、お姉さんがそこまで改良するか不明だけれども、
このラジオは元々が中国やアメリカ向けなので、受信範囲が88-108MHzである。
これを何とかしなければいけない。
コイルを自作する方法も有り、前回はそうしたのだが範囲がひろが有りすぎて調整が難しい。
なので前回の経験を活かしてバリコンの並列容量を変えることにした。
変えるのはC3とC4で現在は15pFである。
これを30pFに変える。
すると何故かうまくいってしまった。


L1とL2のコイルが少し広がっているのは調整した結果。
これは一つのコツでコイルを先にトリマーが中間点位の状態で上手く行くように調整すると、
微調整をトリマーでできるのでやりやすいのである。
逆でもいいのだけれども、コイルを調整するのは金属や人間が触ると変化するので、
上手く行ったと思っても調整用のドライバーを離した瞬間に動くので難しいのである。
トリマーは一般的にドライバーが接触する真ん中はアースなので、
若干は変化するけれどもコイルほど難しくはないのである。

なお、写真の中に「コイル部分は固定しない」と書かれているが、
これは正確にはバーアンテナは右側の方だけインシュロック(固定用プラスティックひも)で固定、
コイル部分はトラッキング調整時に左右に動かすので固定しないと言う意味である。
念の為。

最初にも書いたし、上の写真にも書いているけれども、
AMバーアンテナの半田付けは足を読み替えないといけない。


上の写真のようにa-b間をバリコンにつなぎ、b-c-間をラジオICへの出力にする。

以上で製作は完成なんだけれども、この後の張政がもっと大事なんである。
市販のラジオでは調整してあるので感度が良いが、
自分で作ったラジオは最初は感度がものすごく悪い。
それが調整すると数十倍も感度が上がっていくので楽しい。
多分アマチュアがラジオを作る際に一番感動するのは、
この調整によって自分でも分かるほど感度が上がっていく時だと思う。
ただ、これは両刃の剣で、
調整して感度が上がると言うことは、逆に言うと失敗すると感度が落ちると言うことで、
失敗するとせっかく聞こえていたラジオが聞こえなくなる場合も有るので、
そこは怖い所でもある。

僕はAMAZONで買ったFMトランスミッター(FMワイヤレスマイク)に
自作の変調器(実は単なる低周波発振器)をマイクの代わりにつけて、
FM調整用の発振器にしている。


発振器は0.1MHZ単位で周波数を変えることが可能で50-108MHzまで変えられるので、
FMラジオの調整には最適である。
これを使ってラジオの目盛に合わせて、その時の周波数を記録してラジオに書き込んだ。
すると概ね77-95MHzが受信できた。
また同時にRF側もこれを使って受信感度が最大になるように調整する。
すると受信環境が悪い僕の部屋でも5局くらい受信可能で、
ベランダで受信すると20局くらい(NHKが多い)受信可能だった。

なお蛇足ですが、ケースを閉める際は注意が必要です。
アンテナへの配線が長いので、
ケースを閉める際にバリコンやバーアンテナの上にこのリード線が乗っかって、
ケースを閉めるのを邪魔するので、
力まかせに閉めるとケースが壊れます。
なので、リード線がバリコンやケースに乗っかっていないのを確認して閉める必要が有ります。


けっこう良いラジオかも?





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最終更新日  August 14, 2025 06:46:22 PM
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