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上海忠

上海忠

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2005年07月09日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
珠海滞在4日目、第三工場に出勤致しました。何時もの様に財務の空いている机に座り、そこにある資料などを何気なく見ておりました。しかし、中国語は当時は殆ど解らず、漢字で辛うじてどんな内容かがなんとなく理解できる程度でした。暇つぶしにそれを見ていると、Kさんから呼ばれました。Kさんの当時の役職は「統括経理」総経理の下の役職でしたが、総経理は叔父で、親父は副董事長でしたが、2人は日本におり、時折出張してくるくらいでしたので、Kさんは実質は工場責任者で総経理みたいなものでした。その人から直々に呼ばれ、私は緊張しながら彼のところに行きました。この時の会話は以下の通りです。

私「はっ、私がですか。やったことはないんですけど・・・。」
K氏「大丈夫だよ。みんな最初は初めてなんだから。」
私「で、今は何をやればいいんですか?」
K氏「いやね。ウチは立ち上げが早かったのはいいんだけど、製造中心でやって来たから、総務・財務が手薄でね。特に中国人従業員の給与システムが未だに少し不明確なんだよ。」
私「まず、給与の仕組みを作ればいいんですか。」
K氏「そうそう、手始めに作ってみてよ。君の思い通りにね。まあ直ぐには使わないけど、所謂ひな型をね。」
私「はあ、それはいいんですけど。本当にいいんですか。」

私「はあ・・・・。やってみます。」
K氏「大丈夫。大丈夫。リラックスしてやりなよ。親父さんから君のことは聞いているから・・・。」
「何をですか?」とは敢えて聞きませんでした。聞いてどうなると言うものでもありませんでしたから・・・・・。
とこんな具合で最初の仕事は会社の給与システムを作ることになりました。
システムを作るのはいいのですが、まず基準の数字が無ければいけません。私は辛うじて残っていた立ち上げ当初の「給与の取り決め」なる文章を探し出し、それを基にシステムを作ることに決めました。最初は日本の本社の給与システムを基準ににしようと思いましたが、複雑で給与計算の時にも中国人従業員が混乱するとまた問題なので、ほぼ一から作ることにしました。先ほどのK氏の言葉ではないのですが、恥ずかしい話、製造部門はある程度組織が纏まっていましたが、総務・財務の組織は殆ど整備されていなかったのです。会社立ち上げの際は本来は財務・総務をキチンと整備してから製造・営業などの専門部門をやっていくのですが、ウチは本末転倒の状態でした。大会社ならいざ知らず、中小の会社は大体そうでした。ですから賃金トラブルなどのストライキなどが当時はよく発生していました。ストライキになれば工場稼動が停止して、収益に影響します。それを防ぐ為に総務・財務という大袈裟に言えば要ともなる部門を整備していくのが私の今度の仕事でした。その手始めが、給与システムの整備だったのです。
           つづく





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最終更新日  2005年07月09日 21時23分32秒
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