自 省 録 

自 省 録 

2009.03.22
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カテゴリ: 映画
少し前になるが,久しぶりに映画館で映画を観た.

『007』を観たかったのだけれど時間が合わず,

『おくりびと』を観ることにした.

本木雅弘の演技力に脱帽.

山崎努は本当に味がある.

広末涼子はいい女優さんになった.

あれだけ泣ける映画はそう多くないだろう.

ただ,周りのおばちゃん達の鼻をすする音には閉口した.



『納棺夫日記』 青木新門



設定がとても良く似ている.

著者は実際に『納棺夫』であり,実話が掲載されている.

経営していた店が倒産し,ひょんなことから,

納棺夫という仕事を始める.

『職業に貴賤はない.

いくらそう思っても,

死そのものをタブー視する現実があるかぎり,

納棺夫や火葬夫は,

無惨である』

妻からは『穢らわしい』と言われ,

親族からは,『一族の恥』だと罵られる.



様々な死に様を見るうちに,

少しずつ,この職業を愛するようになっていく.

『己の携わっている仕事の本質から目をそらして,

その仕事が成ったり,

人から信頼される職業となるはずがない.



どのような仕事であれ世間から軽蔑され続けるであろう』


映画を観てから,この本を読んだのだが,

むしろこの本の方が感動した.

著者は詩人でもあり,文章が非常に美しい.

『納棺夫』という職業は極めて稀であるが,

私は医師として非常に共感を覚えた.

私の持つ死生観ということを考えた.

少し話がずれるが,

私の考えとして,

職業においては過分な金銭を要求してはならず,

まず第一にやりたいことをやるのが肝要であり,

武士は食わねど高楊枝,

という毅然とした態度でありたいと,

常日頃から自戒している.






『あなたの方からみたらずいぶんさんたんたるけしきでせうが

わたくしから見えるのは

やっぱりきれいな青ぞらと

すきとほった風ばかりです』

宮沢賢治 





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Last updated  2009.03.27 19:41:13
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Re:おくりびと(03/22)  
T.N0329  さん
『納棺夫日記』っていうのがあったんですね。同じ設定ですね。
本を読んで内容はおもしろかったんですけど、感動まではなく映画は敬遠しました。そうかあ、もっくんの演技が抜群だったんですね。またDVDで観てみます。 (2009.03.27 20:55:01)

Re[1]:おくりびと(03/22)  
take toka  さん
T.N0329さん
『納棺夫日記』はおすすめです.
もっくんはシブがき隊にいて,『寿司食いねえ~』なんてくだらない歌を歌ってたなんて信じられないくらい,すごく良かったです. (2009.03.28 20:49:56)

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