クリスタルのかけらに眠る勇者の心

クリスタルのかけらに眠る勇者の心

PR

×

カレンダー

バックナンバー

May , 2026
Apr , 2026
Mar , 2026
Feb , 2026
Jan , 2026

プロフィール

かけらに眠る

かけらに眠る

Jan 22, 2007
XML
「最後の一球」島田荘司



奇跡が起こったよ石岡君。「2番手の男」が投じた友情と惜別の一球が、御手洗も諦めかけた「事件」を打ち砕く! 心踊る感動の青春ミステリー。御手洗潔シリーズ長編。

 御手洗や石岡君が登場するシーンより、事件の背景となる「手記」の方が、遙かにボリュームがあって、面白い。短編、長編を問わず、文豪島田は、手記、挿話、作中作というような形でよくこのような本編+サイドストーリーという構成の作品が多い。
 さて、手記の方は、どん底の生活からプロ野球の世界にはい上がってきた竹谷亮司(デフォルメすれば星飛雄馬かな)と、彼と同い年だが、境遇も能力もあまりにも違う武智明秀(まあ、花形満風)。王様と乞食のパターンだが、どちらも悪徳サラ金の被害者だ。これは、実際にあった商工ローン(ちなみに私は「根保証」という言葉をこれで初めて知った)事件がベースとなっている。
 ミステリについて回るトリックについては、本書ではどうでもよい。科学的知識どうこういう前に、「よく判らんが、きっと○○が△△をすると、◇◇になるのだろう」ということは容易に推測できるようになっている。
 ミステリとして期待して読むと、何じゃこりゃ!になってしまうが、これは熱い友情のスポ根小説だ。この本の表紙はそれを雄弁に語っている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jan 22, 2007 08:52:22 AM
コメントを書く
[ミステリとファンタジイの館] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: