佐遊李葉  -さゆりば-

佐遊李葉 -さゆりば-

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

vyゆりyv

vyゆりyv

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

露野

(129)

心あひの風

(63)

孤舟

(59)

かるかや

(68)

蒼鬼

(253)

光明遍照

(53)

山吹の井戸

(52)

きりぎりす

(217)

遠き波音

(50)

羅刹

(193)

コメント新着

vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -193-(10/05) 千菊丸2151さん いつもお読みいただいて…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -193-(10/05) 是非このブログを残してください。 ゆり様…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -192-(09/14) 千菊丸2151さん だらだら更新に最後まで…
千菊丸2151 @ Re:羅刹 -192-(09/14) 漸く完結しましたね。 ちょっと後味が悪い…
vyゆりyv @ Re[1]:羅刹 -190-(09/08) 千菊丸2151さん 花山院皇女は惚れた弱み(…

サイド自由欄

QLOOKアクセス解析
2006年12月20日
XML
カテゴリ: かるかや
 新発意のことを、少しでも気に掛けてくれる者がいるとするならば、それは姉だけだろう。新発意の身内と呼べる者は、もう姉しかいなかった。

 だが、その姉も今は三奈木黒田の御家老様のお屋敷で、腰元奉公をしている。新発意が寺へ入る時に別れたきり、会いにも来てくれない。

 いや、先日珍しく新発意の寺を訪ねてくれたのだが、しばらく弟の顔を見て、誰か訪ねて来なかったかと聞いただけだった。たった一人の姉でさえ訪ねて来ないのに、他人が訪ねてくるはずもない。新発意が誰も来ないと答えると、姉は手縫いの下着を何枚か残して帰って行った。

 でも、新発意は別に大して寂しいとは思っていなかった。姉といっても、異母姉だ。年だって十あまりも離れている。病身の母の代わりに新発意を育ててくれたのはこの姉だったが、ことさらに恋しくも思わない。

 姉はいつも無口で無愛想だった。時には優しくしてくれることもあったが、何かの拍子で急に邪険にされたりすることもあって怖かった。

 特に、父のことに触れた時には……。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年12月20日 13時01分11秒
コメントを書く
[かるかや] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: