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2008年04月03日
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カテゴリ: 蒼鬼
 そう言うと、明子はふっと気を失ったように褥の上に倒れた。

 どうやら、明子は何も覚えていないようだ。だが、鬼と一晩中交わった疲れか、身体はぐったりとして生気がない。

 しばらく明子を見下ろしていた継子だったが、やがて間もなく夜が明けることを思い出した。朝になれば、明子の部屋には御付の女房たちが大勢伺候してくる。

 継子は辺りにとり散らかっていた明子の衣を掻き集め、ぐったりとした明子の身体に見苦しくないよう着せつけた。そして、帳を揚げて、帳台の中から鬼の臭気を追い出す。継子は何としても、鬼の存在を他の女房に悟られたり、このように浅ましい明子の姿を人目に曝したりしたくなかったのである。

 その日、明子は大儀そうに脇息に寄りかかってはいたものの、一日中普段と変わらない態度で過ごしていた。いつもと同じように、話しかけられれば返事をするし、筝をすすめられれば上手に弾く。

 しかし、継子には明子が半分どこか違う世界へ奪われているような気がしてならなかった。どことなく上の空で、その瞳は向けられているはずのものを見ていない。

 しかも、その夢うつつの有様は、時が経つにつれてだんだんひどくなっているようなのである。


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最終更新日  2008年04月03日 11時36分40秒
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Re:蒼鬼 -185-   
nonmama-ns  さん
更なる展開が!?

さあ、どうなって行くのかしら~、
恐くもあり、楽しみでもあり・・・^^;

(2008年04月03日 12時54分44秒)

Re:Re:蒼鬼 -185-(04/03)  
nonmama-nsさん

ようやく物語りも終盤に差し掛かってきましたが、あともう一波乱、二波乱?はありそうです。
どうぞお楽しみに~♪
(2008年04月04日 12時34分55秒)

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