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2012年06月15日
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カテゴリ: きりぎりす
 いつの間にか、日は高く昇っている。

 だが、堀河は簀子(すのこ)の上に臥したままだった。

 もう、何もかも、どうでもいい。

 何もする気が起きなかった。

 簀子は冷たく身は凍えたが、このまま凍死したって構わない。そんな投げやりな気持ちで、堀河は霜の降りた庭の煌(きらめ)きが次第に失われて行くのを、ぼんやりと眺めていた。

 その時、誰かが渡殿(わたどの)を渡ってくる足音が聞こえてきた。

 誰だろう? 待賢門院は白河にいるから、まだ誰もこの御殿には戻ってこないはずなのに。兵衛が何か忘れ物でも取りに来たのだろうか。

 変に心配されるのも嫌なので、堀河は大儀そうに身を起こし、兵衛を出迎えようとした。

 ところが、建物の角を曲がって堀河の前に姿を現したのは、何と藤原実能卿だった。



「堀河、こちらへ戻っておったのか。今日は女院のお側にいるものと思っていたのに。そなたの知らぬうちにそっと事を運ぼうと思っていたのだが仕方がない。あの男を、速やかにこちらに渡してもらおうか」


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↓ 平安時代の建物はこんな感じ。簀子は一番外側の廊下のような部分のことです。こんな場所で、今この物語は進んでいるとイメージしてくださいね。


  • 御所3






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最終更新日  2012年06月15日 16時13分14秒
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