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2013年01月16日
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カテゴリ: きりぎりす
「そして、一年ほど前に、また誰かに見咎められて、捕まってしまったというわけか」

「はい。しかし、今度は少し事情が違ったのです」

「それは?」

「以前のように誰かに偶然見つかってしまったのではなく、今度は都から直接検非違使の役人が若殿を探しにきて、とうとうその居所を突き止められてしまったのです」

「それはまた、なぜであろう。一体誰が?」

「それはわかりませぬ。でも、検非違使の役人を動かせるところを見ると、それ相応に身分の高い方であろうかと。坂東に若殿がいるとの風聞が、相変わらず京で囁かれていることは知っておりました。ですから、それを聞いたどなたかが若殿に興味を示し、自分の手の内に取り込もうと考えられたのではありますまいか。わしは検非違使についてきた武者に斬りつけられ、若殿だけが坂東から京へ連れ去られました。わしは傷が癒えると、すぐ京へ若殿を追いました。そして、どうやら宇治の富家殿にいるということまではつきとめたのでございます」

「そう、獅子王を捕らえておるのは前関白藤原忠実様のようじゃ。坂東へ遣わされたその検非違使を動かしたのは、忠実様であろうか」

「さあ、それは。何か探ってみようと思っても、いかんせん相手は摂関家。富家殿はわしごときが出入りできる場所ではございません。それでも、辛抱強く辺りをうろついておりましたところ、何と富家殿が火事になりましての。心配で、鴨院から逃げ出してくる者たちを片端から捉まえて聞くと、若殿は密かに京の鴨院へ移されたことだけがわかりました。それで、わしも宇治を出て京へ。そして、鴨院の近くにあった知り人の家に厄介になって、ずっと若殿の様子を探っていたのでございます」


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最終更新日  2013年01月16日 16時35分55秒
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