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2013年12月27日
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カテゴリ: 遠き波音
 近江は、実り豊かな水の国である。

 腹の真ん中に琵琶湖を抱え、おかげで水利の良い田畑はいつも肥沃で潤っていた。

 穏やかな湖面を渡って、あるいは東国から流れ込む幾多の街道を通って、あらゆる人や物が集まってくる。

 大津の町はそんな諸国の産物や商人で賑わい、小さな京を思わせる立派な家並みが整っていた。

 その賑やかな通りを抜けると見えてくるのが、瀬田唐橋(せたのからはし)。

 風光明媚な琵琶湖の風景とあいまって、旅人の心は一層引き寄せられる。

 近江守は橋の上で思わず馬を止め、北の方角へ見渡す限り続く琵琶湖の湖面を眺めた。

 西の空がようやく赤く染まり始めている。遥かに望む比延の山々には茜色の雲がたなびき、その隙間から沈みかけた夕日が顔を覗かせていた。黄金色に染まった湖面には、小さなさざ波がきらめき、湊へ帰る舟の帆が遠くにいくつも浮かんでいるのが見える。

 さやさやと風に揺れる葦の囁き、哀しげな水鳥の鳴き声……それに混じって、遠い海鳴りにも似た湖の波音も聞こえてくるようだ。


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↓こちらが、現代の瀬田の唐橋。一応古めかしい感じの欄干はつけられていますが、大きな道路の通っているごく普通の現代的な橋なので、気をつけてないとあっという間に通り過ぎてしまいます。降りて写真を撮れるようなところでもなかったので、車の中からの変なわかりづらい写真ですみません。この物語を書いた後に琵琶湖周辺へ旅行に行ったので、現物の瀬田唐橋を観られると楽しみにしていたのですが…残念って感じでした(^^ゞ

  • CIMG2036.JPG





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最終更新日  2013年12月27日 15時58分19秒
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Re:遠き波音 -27-(12/27)  
千菊丸2151  さん
ゆりさま、新年明けましておめでとうございます。

「遠き波音」、これから近江編が始まるのですね。
吉祥は一体何処へ行ってしまったのか・・気になりますね。 (2014年01月03日 21時29分29秒)

Re[1]:遠き波音 -27-(12/27)  
千菊丸2151さん

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします~(*^_^*)

初恋の思い出っていうのは美しいものですが、それゆえに長い時が過ぎた後に再会するっていうのも考え物だ…ってことも多いですよね(^^ゞ
さて、近江守と吉祥はどうなる事やら……(~_~;)
(2014年01月06日 14時43分08秒)

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