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December 9, 2005
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カテゴリ: 家族・友人
パパ、元気ですか?


パパが他界して、今日で1年経ちました。先週、納骨が終わって今日再びお墓に行ったけど、お花、まだ枯れてなかったね。寒いんやろうなって思ってます。でも、寂しがりやなパパはお墓ではなくて、家にいてるような気がして、結構暖かく過ごしてそうな気がしないでもなく。お墓のお花、今日は、パパの大好きな薔薇にしました。パパが作った家の薔薇園でも5種類咲いていました。お葬式のときに咲いていた薔薇は今日も綺麗に咲いています。家の薔薇を切って持っていこうかと思いましたが、ママが持って行きたいかな・・って思って、今日は、お花屋さんで見繕ってみました。お墓に薔薇って本当は棘があるからふさわしくないんだけど、身内の人で好きだった花だったらいいんですよってお花やさん言ってました。

仏壇に供えたお仏膳、娘作やったから、いまいち美味しくなかったかも。見よう見まねで、料理下手な私が作ったやつやから我慢してね。娘の手料理が食べれると思って。

ママとは、相変わらず、喧嘩ばっかりしてます。でも、パパの話になると、なぜか、気が合います。パパあの世で元気にしてるんかな?と言うと、ママは、「あの世でも出世しようとおもって、相変わらず標準語で頑張ってるんちゃうかな。」と笑ってます。ママが言ってました。「旦那さんとしては、パパは、家のことも何もしないし、育児を手伝ってくれたわけでもないし、嫁命ってわけではなかったけど、パパみたいな立派でかっこいい男はどこを探してもおらん。」褒めてるのかけなしてるのか良くわかりませんが、パパを最も尊敬して自慢していたママなりの褒め言葉なんかなあ・・。でも、ちょっと恨んでるみたいです。「ほんま、家庭を顧みず、仕事ばっかりして、好き勝手して、ほんでとっとと私を残して死んだ。」と。8歳も歳が離れたママにとっては、残された人生、ちょっと寂しすぎるみたい。でも、なんとか寂しさ紛らそうと、そして前向きに生きようと頑張ってるよ。たまには、休んだらいいのにと心配なるけど。

パパ第一主義で歩んできた我が家は、パパが亡くなって、家中ぽっかりと穴があいたような気がします。お茶くれ。チャンネルとってくれ。新聞。おお、鴨買いに行こう。美味い魚取り寄せよう。カナダ旅行のビデオ見よう。ドライブに行こう。・・・。ほんま、言うときますが、このご時勢、パパみたいに『奉られた人』おらんよ。でも、姪も、義姉も、みんな言います。「じいじに会いたい。」て。口数少なくて、顔が怖くて、かもし出すオーラも更に怖い。そんなパパやのに、みんな会いたくて仕方ありません。

ずっと待ってるんやけど、一度も夢に出てきてくれないね。多分、あちらの世界でも楽しくやってるんやね。ママは一度だけ、夢に出てきたって言ってました。パパの胸に抱かれて寝てたと自慢してました。それを聞いて、一瞬、寂しすぎて迎えにきたんかと焦りましたが、パパのことやから、「もうちょっと頑張りなさい。」と思ってるかなと。パパの他界以降、いつかそちらの世界に行ったら、パパに会えるわとそれが楽しみになりました。かといって、自らの命を絶とうなんて思ってないから安心してね。残された人がどれだけ辛い思いをするのか、身をもって経験したから。だから、いつか胸を張ってパパと再会できるように、私は私なりに、与えられたやるべきことをしていこうかと思っています。決して、悔いが残らないように。

長いようで、少し短かった65年というパパの人生。日々勉強と努力。が口癖だったパパの人生は確かにその口癖が物語るだけの重みある人生やったと思います。それだけ人並みはずれた影の努力をしていたのも事実です。美的感覚に優れ、家族の中ですら、崩れた姿を見せなかったパパ。最後の闘病生活は、パパにとって、屈辱的なものだったね。それでも抗がん剤で頭の毛が抜けたときでも、「いっそのこと、丸坊主のほうが見た目がいい。」とこんなときまで、散髪に行き、そして、デパートで、お洒落な帽子を買い、入院するときですら、全身コーディネートして。他界する当日までかっこよかったよ。そして、死ぬまで一度も言わなかった弱音。痛いとか辛いとかしんどいとか、パパの口から聞くことはありませんでした。たまには言うてくれたら良かったのに。あんまり、しんどくない?ばっかり聞く私に、「聞かれすぎてしんどいよ。」というてたけど。

でもね、どんな姿になってもやっぱりずっと長生きしてほしかったです。へこたれた時、「人生甘いもんではないんだ。頑張りなさい。」と励ましてるのかなんなのか良くわからない一言で片付け、お洒落ばっかりしていると、「人間中身だよ。外見磨く前に中身を磨きなさい。」といい(でも言うときますけど、これは明らかにパパから受け継いだ血です。)、たまに頑張ると、「やればできるじゃないか。」と。決して、温かい美辞麗句を並べたりするパパではなく、正直、「もっと言い方ないか?」思うぐらい一言であしらわれることのほうが多かったけど、その一言が妙に安らぎであり喜びでもありました。パパ語録を作ると恐らく1冊で終わると思います。でも、その1冊にどれだけの重みがあったのか、今、何かあるごとにパパの言ってくれた一言一言を思い出すたびに、身にしみています。



パパの築いた家族は、みんな笑顔で相変わらず仲良くしてます。この間、「さすが、パパさんの家族やな。」といわれました。どういう意味かはわかりませんが、パパを心に刻んでみんな生きてることは確かです。

お兄ちゃんは、パパが他界したとき、生きてる間に親父を越えれなかった悔しさで泣いてました。私はただただ、大好きなパパが亡くなったことで泣きました。兄妹、それぞれの思いがあって、いまだにそれぞれが目標を持って頑張ってます。そして、二人ともまだまだやけど、気を長くして見守っていてください。

1年経って、やっと元気なときの顔も浮かぶようになってきました。あんまり笑う人じゃなかったから、満面の笑みとか見るのは稀やったけど、笑顔の遺影は毎日いってらっしゃいとお帰りを言ってくれてるような気がします。

これからも、思い出しては悲しくなり、会いたくなっては泣きという日々も過ごすとおもいます。そんなときは、いつも見てるよ。と呟いてください。きっと、また笑顔で頑張ります。

敬具。








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Last updated  December 9, 2005 07:44:47 PM
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