「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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飛行機映画あれこれ
<飛行機映画あれこれ>
かつて観た飛行機映画、それも戦闘機映画を主にあれこれ集めてみました。
・撃墜王アフリカの星(1957年)
・飛べ!フェニックス(1966年)
・モスキート爆撃隊(1969年)
・トラ・トラ・トラ!(1970年)
・太陽の帝国(1987年)
・ブラインド・ヒル(1996年)
・グース(1996年)
・カンゾー先生(1998年)
・ダーク・ブルー(2001年)
・スカイクロラ(2013年)
・永遠の0(2013年)
なお、飛行機一般については
飛行機シリーズ
をご笑覧ください。
<撃墜王アフリカの星>
『橋』も『撃墜王アフリカの星』も映画館で見た古くからの戦争映画オタク?の私としても、『撃墜王アフリカの星』は名画だと評価しているのです。
【撃墜王アフリカの星】
アルフレッド・ワイデンマン監督、1957年制作
<Movie Walkerストーリー>より
1939年夏。ドイツ空軍士官学校の生徒たちは青空を飛び廻って青春をエンジョイしていた。なかでもハンス・ヨアヒム・マルセイユ(ヨアヒム・ハンセン)は規律無視の常習犯だった。間もなく、ヨーロッパは戦火につつまれ、マルセイユはアフリカ戦線出動を命じられた。明けてもくれても英軍のスピットファイアーとの空中戦が続く日々がやってきた。愛機のメッサーシュミットを駆って活躍する彼は、たちまち撃墜王として敵から恐れられる存在となった。
<大使寸評>
最初に観たドイツ映画であり、個人的には記念碑的な作品です。
砂漠に墜落したメッサーシュミットの残骸のシーンでも、テーマミュージックの「アフリカの星のボレロ」が流れるが・・・・
これがいいんだなー。
哀愁を含んだ軽いこの曲が流れるモノクロのシーンは・・・・
ハードボイルドな映像詩とでもいうんでしょうね。
Movie Walker
撃墜王アフリカの星
BOLERO, THE STAR OF AFRICA :DER STERN VON AFRIKA
撃墜王アフリカの星
byドングリ
<飛べ!フェニックス>
飛行機映画というよりは・・・
成せば成る、あるいは絶対にあきらめない心を描いた映画として忘れがたいのである。
【飛べフェニックス】
ロバート・アルドリッチ監督、1966年米制作
<movie.walkerストーリー>より
アラビア石油空輸会社所属の輸送兼旅客機が、サハラ砂漠にある採油地から基地へ帰る途中、砂あらしに遭遇し、砂漠の真只中に不時着した。この事故で、2名の死者と1名の負傷者がでた。操縦士のフランク(ジェームズ・スチュアート)は、事故の一切の責任をとる決心をして、航空士ルーと共に、なんとか、乗客を無事救出すべく策を練った。年若い飛行機デザイナーのハインリッヒ(ハーディー・クリューガー)は、人手と器材さえあれば、こわれた飛行機から、あたらしい小型の単発機を組立てることができると、フランクに説いた。
<大使寸評>
飛行機映画というよりは・・・
成せば成る、あるいは絶対にあきらめない心を描いた映画として忘れがたいのである。
movie.walker
飛べ!フェニックス
<モスキート爆撃隊>
『モスキート爆撃隊』と『633爆撃隊』とは、よく似た映画であり、ときどき取り違えるのだが(笑)・・・
どちらも、モスキート爆撃機を描いた映画です。
木製の爆撃機というのが異色であるが、外観はすっきりしていて、木製のなごりはわかりませんね。
【モスキート爆撃隊】
ボリス・シーガル監督、1969年英制作
<movie.walkerストーリー>より
1944年、ロンドンは、ドイツ軍基地から発射される超音速ミサイルV・2の攻撃にさらされていた。しかも、ドイツはV・3、V・4となづけられた新兵器を開発していた。そんな時、爆撃隊長クイント・マンロー(D・マッカラム)に降りた任務は、V・3の開発をくいとめることだった。クイントは、爆撃隊長だった、親友のスコットの爆死により、隊長に昇進したばかりだったが、他人には、無謀と思えるほどの低空飛行を、モスキートと呼ばれる木製機で敢然とやってのけるベテラン・パイロットだった。
<大使寸評>
あらすじも記憶の彼方であるが・・・
木製の爆撃機だけを覚えているのは、根っからの飛行機ファンなのかも。
movie.walker
モスキート爆撃隊
<トラ・トラ・トラ!>
とにかく物量が大きくて、いかにもアメリカの映画である。
わりと史実に忠実で、日本側にも配慮した戦争映画オタク好みの映画でした。
【トラ・トラ・トラ!】
リチャード・フライシャー監督、1970年米制作、H24.7.30観賞
<goo映画解説>より
太平洋戦争の火ぶたを切った真珠湾奇襲作戦の全貌を描いた大型戦争映画。製作総指揮はダリル・F・ザナック、製作は「ブルー・マックス」のエルモ・ウィリアムス。監督は、アメリカ側が「ミクロの決死圏」のリチャード・フライシャー、日本側が「スパルタ教育・くたばれ親父」の舛田利雄と「きみが若者なら」の深作欣二。ゴードン・W・プランゲの「トラ・トラ・トラ!」とラディスラス・ファラーゴの「破られた封印」を基に、アメリカ側はラリー・フォレスター、日本側は菊島隆三と小国英雄が共同脚色。
<大使寸評>
戦争オタク必見の映画でんな♪ 冒頭、軍楽隊が「海ゆかば」を演奏するところで、おもわず涙する大使であった。
とにかく膨大な数のカーティスとカタリナ飛行艇の実機が爆破されたが、さすがアメリカ映画の物量には驚いたのだ。そして、こんな国と戦争した無謀さを実感。
movie.walker
トラ・トラ・トラ!
<太陽の帝国>
「太陽の帝国」はゼロ戦とムスタングとJ.G.バラードという取り合せだけで、見たい!と思える映画でした。
「燃える世界」「結晶世界」で知られるJ.G.バラードが描く「太陽の帝国」はSFではなくて、J.G.バラードの自伝的小説である。
この映画のもうひとつの主役が戦闘機かもしれない。
映画のクライマックスでムスタングの空襲シーンがあるが・・・
ジム少年が我を忘れて「大空のキャデラック」と狂喜していた。
確かにジュラルミンの地色に輝くムスタングの飛翔は綺麗だった。
【太陽の帝国】
ロバート・マーコウィッツ監督、1995年米制作
<movie.walkerストーリー>より
1941年、クリスマスを迎えた上海。英国租界の邸宅に両親と暮らすジム少年(クリスチャン・ベール)は、学校の勉強よりも空を飛ぶことに心を奪われていた。上海にも侵略しつつあった日本軍の「零戦」のパイロットになることが夢だった。
そんなある日、米空軍ムスタングが収容所を急襲し、戦争は終結へと向かう。ジムは脱走するベイシーに見捨てられ、他の人々とともに南島まで移動。その途中、ヴィクター夫人が息をひきとる。一瞬、東の上空に美しい閃光が走った。それは長崎に落とされた原爆の光だった。
<大使寸評>
この映画のもうひとつの主役が戦闘機かもしれない。
映画のクライマックスでムスタングの空襲シーンがあるが・・・
ジム少年が我を忘れて「大空のキャデラック」と狂喜していた。
確かにジュラルミンの地色に輝くムスタングの飛翔は綺麗だった。
movie.walker
太陽の帝国
<ブラインド・ヒル>
P51ムスタングといえば、第2次世界大戦時の最強の戦闘機である。
ということで、ムスタングを描いたこのビデオを外すわけには、いけないのです。
Mustangs
The Merlin Mustangs
より
【ブラインド・ヒル】
キャロル・バラード監督、1996年米制作
<かぽんさんのブログ>より
人種差別のひどかったアメリカ軍において、第二次世界大戦初の黒人戦闘機部隊となり、華々しい戦果をあげた”Red Tail Angel"こと第332戦闘航空群(332nd Fighte Group)の実話をもとにしたテレビムービー。
ルーズベルト大統領は1940年9月16日にバークウォズワースビル法に署名し、黒人徴兵に踏み切る。これにより、1942年アラバマ州タスキーギ基地に黒人パイロット養成コースが設立される。
第332航空群は第99,100,301,302飛行隊の黒人戦闘機隊を保有した部隊で、タスキーギ陸軍基地から巣立った黒人パイロット延べ992名からなっていた。この部隊は1944年から1945年4月までの北アフリカ及びイタリアでの実戦で、1,500回以上のミッションをこなし、特筆すべきは約 200回に及ぶドイツへの爆撃機隊の護衛任務で1機の爆撃機も敵機による損失を出さなかったとされている。
<大使寸評>
テレビムービーだから、レンタルビデオで観たと思うのだが・・・。
とにかく、第二次世界大戦初の黒人戦闘機部隊という異色な編成、P51のカッコ良さが記憶に残っているのです。
kapon
戦争映画「ブラインド・ヒル」
<グース>
「飛行機映画あれこれ」シリーズに入れるのは、ちょっと迷ったが・・・
飛行の楽しさが満ち溢れた作品として、例外的に取り上げました♪
【グース】
キャロル・バラード監督、1996年米制作
<movie.walkerストーリー>より
ニュージーランドに住む14歳の少女エイミーは、自動車事故で母を失った。彼女は10年ぶりに再会した父親のトーマスに引き取られ、大自然豊かなカナダ・オンタリオ州の農場に移る。
新しい暮らしになじめないエイミーは、自分の殻に閉じこもってばかり。そんなある日、彼女は森で親を亡くしたグースの卵を見つける。卵が孵った時、16羽のヒナたちは“刷り込み”の習性によって、エイミーを“ママ”だと思い込む。
やがて彼らが南に渡る季節が近づいた時、父娘はグースたちに飛ぶことを教え、越冬地まで連れていかなければならないことを知る。
<大使寸評>
カナダからアメリカ南部までの500マイルをエイミーの乗るグライダーが16羽のグースを引き連れて羽ばたく。飛行機映画とは言えないかも知れないが、飛行の楽しさが満ち溢れた作品として、例外的に取り上げました♪
movie.walker
グース
【カンゾー先生】
今村昌平監督、1998年制作
<movie.walker解説>より
昭和20年、戦時下の岡山県の小さな漁師町を舞台に、患者を肝臓炎としか診断しない風変わりな町医者と彼を取り巻く町民たちの生き様を描いた人間喜劇。監督は「うなぎ」の今村昌平。坂口安吾の原作を基に、今村と「うなぎ」の天願大介が共同脚色。撮影を「出現!東京龍/TOKYO DRAGON」の小笠原茂が担当している。主演は「鍵」の柄本明。第51回カンヌ国際映画祭特別招待、報知映画賞主演男優賞&助演女優賞受賞作品。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第4位。
<wikipedia>より
近隣の捕虜収容所から脱走したオランダ兵のピートを、何の気なしに怪我人として赤城医院へかくまってしまう。第二次世界大戦の日本帝国軍と虚勢する日本兵と、その捕虜オランダ兵を巡って、赤城風雨の周囲の人々を巻き込み、開業医としての彼の在り方があやふやになっていく。
<大使寸評>
冒頭に、我が物顔で飛び回る米軍の戦闘機が出てくるが・・・
戦闘機映画大好きの大使としては、グッと引込まれるわけです。
終戦前の岡山県の漁師町を舞台にしたこの作品のリアリティがええでぇ♪
坂口安吾の原作を、今村昌平が映画化したとのこと・・・独特なテイストは、安吾原作のせいなのだろうか?
movie.walker
カンゾー先生
カンゾー先生
byドングリ
<ダーク・ブルー>
ドーバー海峡を2機編隊(ロッテ)で飛ぶ、スピットファイヤーの映像がきれいで・・・しびれた大使でおま♪
【ダーク・ブルー】
ヤン・スウィエラーク監督、2001年チェコ、英制作
<movie.walkerストーリー>より
ナチス占領下のチェコスロバキア。祖国をあとにし、英国空軍パイロットとして戦地に赴く中年男フランタと青年カレルは、年齢差を超えた友情で結ばれる。そんなある日、カレルが戦闘中に墜落。彼を助けたのは、夫が戦地で行方不明中の英国人女性スーザンだった。その夜、2人は関係を持ち、カレルは彼女を愛してしまう。だが彼女は彼に冷たく、代わりに愛したのはフランタであった。
<大使寸評>
ラブロマンスとしても、飛行機映画としても良くできた佳作とでもいいましょうか♪
movie.walker
ダーク・ブルー
ダーク・ブルー(2001)
by西澤晋
<スカイクロラ>
レプリカントの反抗といえば、ブレードランナーを思い起こすが・・・・
ブレードランナーではロボットの悲哀がよりSFチックに出ていたけど、スカイクロラのほうは詩情ただよう不条理劇として描かれていますね(褒めすぎか?)
それにしても、空戦シーンの機関砲の音と映像からは硝煙とガソリンの匂いがただよってくるほどです。
震電
第2次大戦末期の日本軍の試作機が、どういう訳か制式機としてヨーロッパのようなパラレルワールドに登場するとは、オタクな監督のこだわりがよく伝わります。
この映画の主役はこの戦闘機だったかもしれないが、飛行機オタクの大使としては堪能できる映画でした。(これ以上 映画に文句をつけるのは止します)
【スカイ・クロラ】
押井守監督、2008年制作
<movie.walkerストーリー>より
前線基地・兎離洲(ウリス)に配属されてきた函南優一(加瀬亮)。戦争請負会社ロストック社に所属する彼は、戦闘機のパイロットである。優一の前任者は、仁郎という者だった。なぜか優一は、その前任者が気になってしょうがない。兎離洲の基地には、女性司令官の草薙水素(菊地凛子)がいた。優一にとって同僚となった土岐野は、水素にまつわる数々の噂を披露する。かつては彼女も優秀なエース・パイロットであったこと。妹の瑞季は、実は娘であること。
<大使寸評>
レプリカントの反抗といえば、ブレードランナーを思い起こすが・・・・
ブレードランナーではロボットの悲哀がよりSFチックに出ていたけど、スカイクロラのほうは詩情ただよう不条理劇として描かれていますね(褒めすぎか?)
movie.walker
スカイ・クロラ The Sky Crawlers
公式HP
映画「スカイ・クロラ」圧倒的3DCG制作の裏側に迫る!
<永遠の0>
冒頭で見られる空母への着艦訓練など、細部へのこだわりや質感には軍事オタクの大使としても、引込まれたのです。
どのようにしてこのシーンを作ったのか?
具体的なテクニックはわからないが、とにかくVFX(特撮)の進化には驚いたわけです。
【永遠の0】
山崎貴監督、2013年制作、H26.8.14観賞
<Movie Walker映画解説>より
百田尚樹の同名ベストセラー小説を岡田准一主演で映画化したヒューマンドラマ。現代に生きる青年が、太平洋戦争の特攻出撃で亡くなった零戦パイロットの祖父のことを調べるうちに、祖母への思いを知るようになっていく姿がつづられる。桑田佳祐が新曲を書き下ろし、サザンオールスターズとしては23年ぶりに映画主題歌を担当する。
<大使寸評>
日本の戦争映画はだいたい情緒的なので、大使としては辛口採点になるのだが・・・
ドラマティックな原作を反映してか、この作品は予想以上の出来だと思ったわけです。
また、冒頭で見られる空母への着艦訓練など、細部へのこだわりや質感には軍事オタクの大使としても、引込まれたのです。
どのようにしてこのシーンを作ったのか?
具体的なテクニックはわからないが、とにかくVFX(特撮)の進化には驚いたわけです。
Movie Walker
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