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2004年03月17日
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国連は、法の支配の下に、世界の人々の自由、生命、独立、信教の自由、人権、正義、等々を維持するための国際機構と言えます。国連憲章は、参加国が国として批准をしている国際法です。

丁度1年前に米国(と英国)が安保理の決議という合意を経ずにイラク侵攻を開始したのは、その国際法を無視して、国連加盟国へ先制攻撃を仕掛けて、その上占領をしたと、現在でも米英国は、世界各国からの非難の的となっています。

一方で、戦争の大義を求めた米国は、イラク侵攻前は、イラクが保有するとされる大量破壊兵器のもたらす世界平和への阻害要因排除、そして戦後は、安保理決議1441等に、その根拠を求めようとしているかに見えます。

川口外務大臣なども、今年の年頭のTVインタビューなどで、複数の安保理決議を引用して、米英のイラク先制攻撃の正当性を説明していました。

これは、米国としても自国が批准した国際法を無視し続ける事は出来ないと認識をしているに他ならないことを示しています。そして、英国のブレア首相などは、21世紀における国際法も先制攻撃に関する概念に付いて、現代に則して変わらざるを得ないと主張しています。そして、その変化した(有るべき)国際法概念に照らして、昨年の米英イラク侵攻は、正しいものであると迄言い切っています。

また、3月14日のスペインの総選挙で勝利を収めた野党党首が、選挙前の公約通り、スペイン軍をイラクから撤収させると言えば、早速NATO軍傘下のスペイン軍として編成、NATO軍がイラクに展開それに国連が同意(イラク復興支援について)という筋書きを模索する関係諸国の動きが見られます。そうすれば、スペインとしてもスペイン軍をイラクに駐留させる名目が国際法に則して成り立つであろうと言う考え方が出ています。

つまり、超大国1国の国連憲章を無視した武力行使に対して、国連が無力かと言えば、決してそうではなくて、国連の権威、法の支配の下に平和を維持すると言う見えざる意志が働いていると言えます。国連改革と言う点でも、日本の主張したいこと、やりたいこと、やるべき事山ほど有るはずですが、このような潮流を世界の本流へと引っ張る国力が必要です。
これは、決して武力のみによる牽引力ではなくて、法治による牽引力が求められているのだと私は思います。





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最終更新日  2004年03月17日 03時58分13秒
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