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2005年10月05日
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カテゴリ: 国際
10月15日イラク憲法制定 国民投票 を控えて、選挙監視を予定している国連から、投票直前のルール変更についてクレームがつきました。
San Francisco Cronicle
U.N. questions new rules on vote
Talks with Shiite, Kurdish leaders are in limbo -- the U.S. takes a separate tack

Robert F. Worth, Kirk Semple, New York Times
Wednesday, October 5, 2005


Baghdad -- Newly adopted rules for the coming Iraqi constitutional referendum appear to violate accepted international standards, a U.N. spokesman said Tuesday, as U.S. and U.N. officials pressed Kurdish and Shiite legislators to reconsider the rule change.
新生イラクの将来を規定する憲法については、シーア派、クルド民族、スンニ派、この3派の利害の不一致がいつも際立ち、常にイラク分裂の危機を指摘されるような状態です。今回、国民投票の結果を判定するルールをイラク議会が(10月2日 日曜日に)変更をしたとのこと。その概要は、

 1.憲法に賛成の場合は、県内毎に投票総数の過半数以上の賛成票にて可決とする。
 2.反対の場合は、全18県の内3県で、反対となれば、憲法は否決とする。但し
  その場合は、県毎に2/3以上の反対票を以って、否決されたとする。

これは、明確にスンニ派多数県4県を意識した俄仕立てのルール改定で、それを国連は問題にしています。元来、18県の中3県で反対があれば国民投票の結果、否決と判定するルールは、イラク国内少数民族としてのクルド人に対する権利保護の趣旨が強かったものです。多数派が自派に都合のいい条件を国民投票にかけても、クルド人の勢力地域で最低3県で否決することが出来れば、多数派の横暴を阻止できるとされたものです。

しかし、今回は、シーア派、クルド民族合わせての多数派に対して、現行の憲法草案に反対するスンニ派は、国民投票ボイコットなどを国民に呼びかけて、シーア派優勢県4県の内の中最低3県で、憲法草案否決の作戦に出ました。以前は、「3県条項」に反対していたシーア派がそれを逆手にとろうとしています。

憲法制定国民投票の行方がイラク復興のスケジュールを大きく左右するものであるだけに、米国は個別にシーア主導のイラク政府と接触を重ねているとのこと。

イラクでは、憲法制定一つとっても、一筋縄では行かないです。





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最終更新日  2005年10月06日 06時22分03秒
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