PR
コメント新着
2009年05月19日
国際地学オリンピックに出場する冨永紘平さん(左)と、日本地学オリンピック優秀賞の高村悠介さん=川越高校 |
◇川越高3年冨永さん、五輪の代表に/9月に台湾で
地学の知識を競う日本地学オリンピックで、県立川越高校3年の地学部、冨永紘平さん(17)=東松山市松風台=が最優秀賞に輝き、日本代表として、9月に台湾で開かれる第3回国際地学オリンピックへの出場権を得た。同校2年の地学部長、高村悠介さん(17)=鶴ケ島市富士見5丁目=も優秀賞を獲得した。
◇プランクトンから月まで、幅広い興味
日本地学オリンピックは、NPO法人・地学オリンピック日本委員会の主催。国際地学オリンピックの国内選抜大会を兼ねている。高校で習う「地学1」に準拠した地質、気象、惑星、環境、天文、海洋の各分野から出題される。
同オリンピックは、国際的な地学教育の普及と向上を目的に、国際地質科学連合の下部組織の支援を受けて創設された高校生の大会で、米、英、韓国など22カ国が加盟。日本は、フィリピンで開かれた昨年の大会に初めて4人が参加し、3人が銀メダル、1人が銅メダルを獲得した。
今回の日本地学オリンピックは、全国から689人が応募。一次選抜を経た32人が、3月29日に東京大学で開かれた本選に臨み、最優秀賞と優秀賞各4人が選ばれた。最優秀賞の4人が、台湾で9月14~22日に開催される国際地学オリンピックに出場する。
冨永さんは、入学当時の地学担当の教諭にひかれて地学部に入った。プランクトンの化石の分布からプレート運動を調べる研究や、日本とハワイで月を同時に観測して月までの距離を調べる研究などに取り組み、2年の時は地学部長を務めた。
日本地学オリンピックの出場は1年時、地学の教諭に勧められて初挑戦。惜しくも優秀賞で国際地学オリンピック出場はならなかった。2回目の挑戦で最優秀賞を獲得した冨永さんは「念願がかなってうれしい。日本人初の金メダル獲得を目指し、がんばります」と意欲を燃やしている。
一方、初挑戦だった高村さんは「来年こそ最優秀賞をとり、国際地学オリンピックに出場したい」と話している。
>【フィリピン】マニラ空港の運用効率化推… 2010年12月04日
>【フィリピン】比市場攻略、「まず価格」… 2010年12月04日
韓国への労働者派遣、比が見合わせ...砲撃… 2010年11月28日