曹操注解 孫子の兵法

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Sep 28, 2012
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カテゴリ: カテゴリ未分類

尖閣諸島の国有化をうけ、中国各地で反日デモが拡大の一途を辿っている。デモ隊が暴徒化し、日系の工場や商店に突入、放火や破壊・略奪を繰り返している。そんな中、中国からの工場移転を模索する日系企業からの問合せが、ASEAN各国で急増しているという。(産経デジタル・上坂元)
アジアに詳しいジャーナリストの豊永貴士氏に聞いた。「昨年から、経済発展に伴う急激な人件費の高騰に頭を悩ませてきた日系企業からの問合せがASEAN各国で急増してきました。そこにこの一連の反日暴動です。輸出入の通関が止められてしまったというようなトラブルも多数聞かれます。それで、提示されている条件のよいうちに検討してきた移転計画を急速に進めようとする企業が激増中です」(豊永氏)
そうなれば、気になるのは、その移転先だ。進出リサーチなども手がける同氏はいう。「特に、ミャンマー・カンボジア・バングラデシュ・ベトナム・インドネシアの5カ国への期待は大きいようです。インフラなどにまだまだ課題はありますが、これらの国では政府が、今がチャンスとばかりに日系企業の誘致に真剣に取り組んでいます」。
豊富な労働力を背景に経済発展を続けてきた中国。かつて世界の工場と呼ばれたその役割が、終焉を迎えるときもそう遠くないのかもしれない。
《産経新聞 09/26 11:25》


☆私は中国の天安門事件のさなか、国際会議に参加したことから、
中国政府の若手官僚や軍人との深い友好関係を結んできた。
互いに政治的、社会的な地位が高まれば、ますます日本と中国は友好の絆が強まり、

欧米中心の経済支配が残存する世界で、全地球を巻き込んだ人類社会の革新を推進する同志として。
未来をみすえた日本と中国の北東アジア連携を全世界に広げていこう、
そんな夢を語り合ったものだ。


就任後に初めて訪米した胡国家主席がアメリカ議会で《中国の発展は全人類史的な使命とともにある》と発言されたとき、欧米は動揺震駭した。
これこそ日本と中国が目指すべき北東アジア連携の大戦略であり、われわれ両国有志一致の目標であった。
しかし、尖閣諸島の問題で、中国がここまで紛争を激化させるとは想定外だった。
私は中国政府高官に、尖閣諸島近くのあちこちに海底油田の探索や試掘をするのは、
日本と中国を仲違いさせて、海上設備を両国に売りつける大陰謀があると指摘した。
冷静な官僚たちは海底油田のコスト計算のまやかしに気づき、
試掘事業から穏やかに撤退した。


また私は中国人民解放軍に対して、

[空母は一隻あっても意味はない。空母一隻を維持するには二隻を追加配備しなければ、中国の南北海域と整備ドックを一隻で往来するわけだからピンポン玉みたいになる]
[空母三隻を配備するとして海上の空軍力を新編成するには、新しい空母離発着できる戦闘機や爆撃機の開発が必要になる]
[これらの空母の実現性、経済性とコストを考えたら、どれだけの財政負担になるか]
[財政負担を考えたら、中国は空母を持つべきではない]と真面目に説いた。
中国政府が空母の必要性を真剣に感じた台湾海峡の緊張も、台湾当局の交流により緩和された。

いいだろう。実験は必要だ。どれだけ空母運用の経済負担ができるか、
私が主張した潜水艦戦略のほうが経済的で、しかも実効性が高いことは、速やかに中国海軍の内部で実証されるはずだ。


さて尖閣諸島の問題をさらに激化させる中国共産党宣伝部の強硬路線に一言しよう。
中国の胡主席閣下も、唐首相閣下も、
ご自分たちが教育を受けた時期の学校の地図に、
尖閣諸島が日本の領土だと記載されていた事実を忘れてしまっているようだ。
皮肉でも何でもない。
問題はそこから起きているのだ。

今回、中国の民衆は、日本の車に乗った中国の同胞まで死傷させ、車を破壊したという。
日本食レストラン、実は韓国人の経営の食堂の破壊は苦笑して傍観していたが。
日系のスーパーに対する焼き討ちや略奪行為には唖然とした。
これはナチスのヒトラーに扇動された民衆がおこなったユダヤ人商店の破壊や略奪行為と同じこと。

中国人民解放軍には《三大紀律八項注意》という厳然たる組織倫理が存在したはずだが。
その建軍精神は国民全体の社会秩序の基本ではなかったのか。
いまや中国共産党指導部は真剣に考えを巡らせなくてはならない。

もし共産党の独裁が打倒されたら。
商店を破壊し、略奪する暴徒化した民衆のリーダーが英雄になり、いつのまにか国家主席になるだろうという脅威を。
秦の始皇帝は早く亡くなったので、宦官たちが暴走し、陳勝一人の出現を阻止することができなかったのだ。





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Last updated  Sep 28, 2012 09:51:12 AM


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