いつもの通りパソコンの前に座って、メールチェックや Web 巡りをしていたら、「ジュボシュ!」と鈍い破裂音がした。「うっ!故障発生だ!」電源が入った PC は 3 台あった。どれも止まっていない。とにかく重要でない PC は即 OFF、大切な PC はシャットダウンを開始した。命が大事ならどうであろうと即 OFF だけど。
すぐに嗅ぎわけを開始した。電源が入っていた PC からは臭わない。どうやら OFF 状態のPC から強い異臭がするらしい(って何台 PC があるんだ?)。実は心当たりがあった。直ちに分解して異臭元を特定する。
CPU クーラーを兼用させるため通気口一部塞ぎ、少しでも多く吸気が CPU ヒートシンクを通過するようにした AOPEN FSP300-60ATV だ。もっとも塞いだ側の口も、ケースとの隙間が 5mm も無く十分な換気は期待できなかった。CPU が C3 1.2GHz だったこともあり、十分冷えるし、という認識が甘かった、結果は無理だった。 もう一つの心当たりは、OFF 状態(正確には +5VSB だけを供給している)にもかかわらず、かなり熱かった。ケース外まで熱が伝わり普通では考えられなかった。分解直後は一時側の素子が熱かった。見事に +5VSB (スタンバイ) 系統が焼けている。