風子の575 あるがままに

風子の575 あるがままに

2020.02.29
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カテゴリ: 文人趣味




けいせいもさいみんもすてとりくもに   風子​

知は頭を使うこと
情は心を動かすこと
意は決すること

人には知・情・意の3つの働きがあって
バランスよく働いてないといけない
といわれるが
漱石の「草枕」の冒頭の一文は
このことの難しさを実にうまく言い表している

知をうまく使えばよいが
自分に都合のよいように使うのではこまる
心を動かすにも
情に溺れて偏ってはよい判断ができない
決意も独断に過ぎてはよくない と

そうは言っても
民の上に立つものにおいてはいかがなものか

日本の政治、経済、社会の現状は
一握りの権力者たちが己の利益のために知を用い
都合のよい意によって
動いているように思われてならない

「経世済民」はいつの間に死語になったのか

鳥雲に入る(季語)
渡り鳥の帰鳥は寂しく哀しくもあるが
羨ましく思う
僕らは鳥のように容易く移動するわけにはいかぬ

上掲画像は公園のモミジバフウを撮ったものだが
コロナウイルスから必死に逃れようとしている
人影のように見えた​​​ しょんぼり





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最終更新日  2024.05.18 13:19:03コメント(0) | コメントを書く


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