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2010.04.27
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カテゴリ: 食い意地
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのパティシエ、弓田亨さんの本。

広瀬良太郎さんという写真家の「私が選んだこの一冊」の一文。
この人は「日本の食材は味が薄い。繊細な味、やさしい味というのは意訳にきこえる。
フランスの食材はとにかくおいしい」と言っており、
それはまさに、私が年に一度はフランスに行くようになってから、ずーっと感じてること。
「本書には、フランスで口にした食物の感激や、どうして日本の食べ物は味が薄いのか、
どうしておいしかった食材までがおいしくなくなってしまったのかが書かれています」
そりゃ、読んでみるしかないでしょ、早速楽天BOOKSへGO!


失われし食と日本人の尊厳


弓田さんという人は「荒廃した日本の食と闘う鬼才パティシエ」だそうで、
土井勝、柳原一成、辰巳芳子の料理法とマクロビオティックを
そりゃもう痛烈に、トコトンこてんぱんにこきおろすのだ。
私は辰巳芳子とマクロビ食が全く好きじゃないので、
まず、ここでとってもすかっとした(^o^)

辰巳芳子は、随分前だが、うちの社長が仕事で会いに行くというので、
どんな料理なんだろうと、たまたまとある雑誌に掲載されていた
スープの作り方というのを読んでみた訳。曰く、
・野菜の皮にはむきかたがある、じゃがいもと人参は縦にすっきりと。
・野菜の切り方にこそ意味がある、各野菜の大きさ、厚さが同じことが肝要。
 同時に野菜類の真味を滲出せしめる寸法であり、集中して行うことが極めて大事。

 各種の野菜の大きさが適切であれば、鍋の中は美しい。
・各種の野菜は、鍋に入れる順番に切っていく。
・じゃがいもと人参は表面のアクを取り除くため、10分水にさらす。云々

あたしゃここまでで既にうんざりし、
こんなことしなきゃ「いのちのスープ」が作れないのなら、

じゃがいもの皮なんて、縦に剥こうがぐるぐる剥こうが好きずきだろう、
小さい人参のしっぽだけ選りわけて、他の料理に使う必要がどこにある、
大体人参のアクって何さ、鍋の中は美しい? 意味不明だし、
鍋に入れる順番だったら火の通りの悪いものから、とかあるかもしれないが
切る順番まで指図されるいわれはないわさ!

要するにこの人は、自分がどれだけ見た目に美しく見事に調理出来るか、
どれだけ手をかけて料理するのかを見せびらかしたいのであって
それを「つくってさしあげて」などというお上品な言葉遣いを使って
いかにも自分は別次元の高貴な人、みたいに思わせてるだけじゃんか。
お育ちのいい私は、その手にはひっかからんよ(爆)
社長はいのちのスープを気に入ってたみたいだけど、
私はどうあっても辰巳芳子とは相容れないなと、この時から思っている。

そしてマクロビオティックは、流行り出した頃に買ってみました、お弁当をね。
実際にはコロッケ一つにしても、さくっ、からりとはほど遠く、
衣しっとりって感じで、ちっとも美味しそうに見えなかったんだけど、
食べてみたらもっとひどかった。味、なし(^^;)
ねっちりぐちゃぐちゃした舌触り以外、何の味もしないんですぜ。
それがほんのちょびっとで目玉飛び出るくらい高いのに、
なんでみんなこんなもの買うんだろう?
こういうものを食べてさえいれば、自分は俗世間の穢れに惑わされることなく
崇高な魂を保てると信じ込んじゃって、美味しさなんて二の次みたい。
マクロビオティックも一種の宗教、近づかないに越したことはない。

柳原一成は懐石料理の二代目当主とのことだったが、
もともと懐石料理と一般の家庭料理は全く次元の違うものでしょ。
私は懐石料理を美味しいと思ったことは一度もなく、
それを参考に料理しようなんて夢にも考えないから
こういう人をNHKが料理講師に選んでたのかと、ただびっくら。
土井勝の調理法は、母世代への影響は否めないと思うが、
この二者については実感がないからコメント出来ない。

しかし、この本では、ここまで言うか、って位、
徹底的に「悪魔の料理法」と繰り返されるんで、読みながら笑っちゃうくらい。
まあ私はなんにせよ、ものごとはっきりしてるたちだし、
私に一発罵倒されたら一週間は立ち直れない、と言われるくらい
言い方もきついみたいだからσ(^◇^;)、人様の言いぐさはてんで気にならない。
とにかく辰巳芳子とマクロビには、ざまみろって感じ、あははは。
この本については、まだたくさん書きたいことがあるのだが、今日はここまで。









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Last updated  2010.04.27 20:49:34
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