丘菜摘のその日暮らし

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2004年02月17日
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カテゴリ: 気になること
最近書店で『武士道』や『葉隠』に関する本が増えて来た。かつてわが故郷の佐賀(肥前佐賀鍋島)では、「鍋島論語」と言われるほど必読の書であって、私も、明治生まれの祖母などからいくらかその教えを聞き、中学時代には自分で学んだりもした。

その内容を面白いとも思う。しかし、イラクへ自衛隊が続々と向かうこの時期に再び注目されるのは何故か。帝國陸軍が声高に取り上げた「武士道とは死ぬことと見つけたり」などという部分ばかりがクローズアップされているのではないかと気にかかる。

誤解を恐れずに言えば、『葉隠』は、老いた武士の昔語りである。法螺もあるし、首尾一貫していない箇所も多い。安易に「命懸け」が美化されることが心配である。

確かに「死ぬ」ということが何度も取り上げられている。恥をかくより死ねともいう。「死に狂い」ともいう。常に白粉を持って、死に化粧をきちんとしろとか、腕を斬られたら足で蹴飛ばせ、足も斬られたら肩で押せ、肩も斬られたら歯で食いつけともいう。ただ、それは心構えのことを言っているのだと私は考えている。

生命の危機に際したときに慌てて対処を間違えることのないよう、常に最悪の事態を想定してそれに備えることの大切さこそを私は学んだ。全文を通して読んで見てもらいたい。

そこでは、手紙を書くときには先様で掛け軸になると思って書けとも言っているし、欠伸のかみ殺し方まで教えているのだから。






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最終更新日  2005年05月28日 23時12分25秒
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