RUN!ラン!走る映画王と懸賞ゲッターへの道(映画&懸賞編)

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2007年02月24日
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 こんにちわ!
 これも昨日、観賞の塚本晋也監督の最新作『悪夢探偵』です。

No.17 『悪夢探偵』

<監督>塚本晋也
<出演>松田龍平、hitomi、安藤正信、大杉蓮、原田芳雄、塚本晋也 他

 先月観賞の『パプリカ』といい”夢”を題材とした作品が最近多い様な。
 実は僕も最近”悪夢”というか夢見が悪いので、非常に興味があります。

<STORY>

 物語は
 ある夜にゴスロリ風・コスチュームの少女が何もかに自室で斬殺されるシーンから始まる。

 警察も若き女警部・霧島慶子らが捜査に乗り出すが、その形跡からは自殺の可能性が強く捜査は行き詰ることに。
 しかし、事件は連発し翌日には中年サラリーマンが妻の眼の前で自分の体を切り刻む事件が起こる。

 捜査の過程から二人の被害者は自殺の直前に”ゼロ”なる人物と携帯電話で通話しており、何らかの関与していた可能性を強める。

 そして、第二の事件の被害者の妻からの証言から被害者が夢で魘されていたことから霧島は夢に事件の解決の鍵があると感じ、ある筋から”夢探偵”なる影沼京一に捜査の協力を依頼するが自殺願望が強く生きる覇気を感じさせられない影沼からあっさりと協力を断られる。

 しかし、霧島の部下・若宮が謎の人物”ゼロ”の携帯に接触を取った為に事件は動き始める。
 果たして霧島は容疑者”ゼロ”に接触することが出来るのか?
 そして、”夢探偵”影沼は捜査に協力するのか?

<レヴュー>

 一言で”夢”と言っても、日頃僕たちの日常生活に密接な生理現象。
 ある学者さん等の説だと”夢”は日常の生活に対する思いや考え、ストレスを感じる人にはその原因が強く夢に作用することもあると言われている。

 そんな夢を背景に、この映画で描かれているのは現代社会で人間関係や仕事の多忙さ等のストレスに抑圧された現代人たち。
 事件の被害者しかり、捜査に当たる警察陣といい上記のストレスが肥大し”自殺願望”という究極の選択を胸の何処かに抱え込んで生きている事実をあからさまにしてくれる。
 まさしく年間約3万人の自殺者を産んでいる病んだ日本社会の病巣を抉り出している様な。

 しかし、自殺願望を持っていてもイザ事に及べば、死んでいくことへの”後悔”という思いが顔を出し”生”への執着が復活してくるのだ。
 そんな人間の心の持つ微妙さとういか繊細さを改めて観せられた様な。

 特にラストの”オチ”はそんな自殺が当たり前となってしまった日本社会への強いメッセージ性となっている。

 松田クン演じる夢探偵・影沼の”あ~いやだいやだ・・・”というセリフが頭から離れない。

<評価>☆☆☆

 何と言っても、映画を支えているのは監督であり役者としても登場の塚本晋也氏。
特にアナーキーな犯人役が嫌悪感を感じるくらいの好演。





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Last updated  2007年02月25日 13時09分53秒
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