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祝・優勝!
2008年の日本シリーズは西武が制した。久しぶりに面白い試合が多かった。
1980年代の西武-巨人は「金」対「金」で、西武が巨人を上回るような展開であった。あの時も、それはそれで面白かった。王者巨人をやっつける新興ヤングレオの破竹の快進撃は見ごたえがあった。
ところが、1993年にFA制度が導入され、長嶋第二期政権以来、巨人は他チームの主力を引き抜いてきた。これに対し、1994年、その長嶋巨人に敗れて森政権が幕を下ろして以来、西武は弱体化を続けてきた。1994年は堤・元オーナーが見放すような形でシリーズが終わり、以降もオーナーは球団への興味を失ってしまったような態度。清原・工藤・豊田も元西武の代表選手でありながら、巨人に渡ってしまった。
ラミレス・小笠原・クルーン・谷・豊田・李・グライシンガー・・・今年も巨人は他球団から寄せ集めてきた超豪華メンバーだった。
今年の西武の先発メンバーの野手の合計年俸が李一人分程度だそうだ。
今年のシリーズを見ていて、西武の選手が「野球が楽しい」と感じているように思えた。それは、1980年代の若さが溢れていた頃「工藤・渡辺・清原・辻・・・」の時代を思い起こさせる。当時とは違って、オーナが逮捕され、球団名は変わり、資金は潤沢ではない。それでも、
「野球っておもしれえ!!」
そんなムードがあった。
そういった想いは、どのスポーツにおいても、何をやるにおいても、原点であるように思う。
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