さて、ここからは3日目(5月4日)。ホテルをチェックアウトし、北の方向へ引き返し、田沢湖の先、乳頭温泉郷に向かいます。
8:43 田沢湖 まで来ました。 たつこ像 です。ここは学生のときサークルの合宿で来ました。およそ 26年ぶりです 。かつてもここで写真を撮りました。田沢湖は確か深さが日本一だったでしょうか。ここでボートに乗ったら近くを大きな遊覧船が通り、ボートが大きく揺れて沈みそうになって怖かったことを思い出します。
斜めからたつこ像。
たつこ像は湖の南側にありますが、これは北側を見たところ。
遠くから見てみました。
桜と一緒に撮ってみました。
8:59、湖の北側に来ました。水がとてもきれいです。魚が泳いでいるのがよく見えました。
いい景色です。
これは北側から先ほどのたつこ像あたりの南側を見たところ。9:00田沢湖を出発、 乳頭温泉郷 に向かいます。。
秋田県田沢湖の北東側、乳頭温泉郷に入ります( Googleマップはこちら 。緑色が3日目の訪問先)。
主たる目的地の一番有名な鶴の湯温泉の日帰り入浴は10時からなので、乳頭温泉郷の最も奥の方にある温泉のひとつ、 黒湯温泉 に9:43到着。ここも結構な山の中です。
ここも野趣たっぷりの露天風呂。硫黄の臭いがします。
右側が先ほどの露天風呂があるところ。確か打たせ湯もありましたが、結構熱かった記憶があります。山小屋のような鄙びた感じがいいです。
10:05、黒湯温泉を出発。近くには 孫六温泉 というのもあります。
さて、黒湯温泉でちょっとゆっくりしすぎたので、10時をすでに回ってしまいました。10:23、山道を少し引き返す感じで 鶴の湯温泉 の入口まで来ました。すごい車の数です。しばし駐車場の空き待ち。
やっと来ました、 秘湯・鶴の湯温泉 。本当に秘湯という風情たっぷりです。
しかし、10時開始ということで、一斉に客が集まった感じです。こんな山奥にすごい人の数。奥が温泉ですが、数十人が並んでいます。まさにラッシュ状態。
少し待ってやっと風呂に入りました。混浴露天と男子内湯に入ってみました。芋を洗う感じの風呂でしたが、白濁したいいお湯には満足。11:06、風呂から出て写真を一枚。右側が内風呂、正面は湯治棟に行く渡り廊下でしょうか。
左側の柵の向こうが混浴露天のあるところ。
売店のあった建物。いい感じです。
昼近くになると先ほどの待ち行列はなくなりました。
外側には水車もあったりします。
鶴の湯の歴史が書いてありました。 坂上田村麻呂 の時代からあったんですね。1000年以上前です。
11:14、後ろ髪を引かれつつ、鶴の湯を出発。
11:32、乳頭温泉郷から田沢湖方面に下る途中の展望台から。遠くに田沢湖の湖面が見えます。雄大な景色でした。
12:26、南下し前日も来た 道の駅なかせん で一服。このあとは、さらに南下し、秋田県南東部、湯沢市の山奥にある温泉のようなところに向かいます。。
乳頭温泉郷 のあとは、ずっと南下、秋田県南東部の湯沢市の山奥にある 川原毛地獄 というところに向かいました。
14:01、山道を進んで行き止まりにある 川原毛地獄 に到着。道はつながっていませんが、地獄の向こう側には 泥湯温泉 というのもあります。さらに山越えすると、宮城県の 鬼首(おにこうべ)温泉 に通じます。
これが「地獄」。今回の遠征ではこういう地獄にたくさん来たわけですが、どこも迫力のある景色だと思いました。
14:05、地獄とは反対方向にある目的地、 川原毛大湯滝 に歩いて向かいます。先ほどの地獄で沸いた温泉がこの川を通っていき、下流にある 滝壺が天然の温泉 になっているというわけです。
しばらく歩くと滝が見えてきました。道を下っていきます。
結構な規模の滝です。こんな滝の滝壺に果たして入れるのでしょうか。。
14:14、滝壺手前まで来ました。前に人が見えますがかなりの規模です。水量も雪解け水のせいか、相当多いです。近寄ってみましたが、水量がやはりものすごく、とても危なくて滝壺には入れません。それに水温も冷たく、温泉の雰囲気は全然ありませんでした。やはり時期的に少し早かったようです。あとでここを案内した写真を見ると、もっと水量が少ない時期に撮られているようです。そんなことで残念ながら大湯滝の温泉経験は今回は実現できませんでした。
14:29、再び山道をのぼって駐車場のところまで来ました。温泉である証拠の成分表を撮影して川原毛を出発。
さらに秋田県を南下、山形県に入り、尾花沢市のこれまた宮城県より山奥にある 銀山温泉 の入口に来ました。
16:53、銀山温泉に到着。ここは 大正時代の建物の造りというコンセプトで統 一されています。
旅館はすべてこのような渋い造りになっています。
ちょっとしたテーマパークのような感じでもあります。
しかし、ここは日帰り入浴をやっているところはないようですし、やっていても時間が遅いのであきらめ、街並みをしばし見学。
いい感じです。
温泉街の奥にはこんな滝が。先ほどの川原毛よりは小規模ですが、結構な水量がありました。
絵になる滝です。
先ほどの温泉街を引き返します。きれいな温泉宿には入れませんでしたが、途中にあった 共同浴場の小さな湯船に少しだけ入りました 。200円で済みました。
歴史を感じさせる建物です。
さて、この建物だけ少し異彩を放っています。ここ銀山温泉で最も有名な人は、公共広告機構のCMに前に出た 藤ジニー さんという外国人女将 。そのジニーさんがいるのがこの 藤屋旅館 です。著書や講演などで相当儲けられたのか、この旅館だけ新築されてシティホテル風な雰囲気もあります。しかし、なぜか旅館の名前がどこにも書いてありません。。
川辺にはこんな風に温泉が沸いており、隣に足湯もありました。17:30ごろ銀山を出発、ホテルを予約した福島市に向かいます。。
18:20、山形市北側の村山市にある 道の駅むらやま で休憩。ここの外でもつ煮込みを売っていた人たちはみんな中国人でした。こういう地方でも中国の人がたくさんいるんですねえ。。
東根ICから東北中央道に乗り、山形道を経由して東北道に入りました。20:21、福島県北端、 国見SA で一服。
ろくに食事をしてなかったので、ここで 牛たん塩焼き で空腹をしのぎました。このあと21:30ごろ、 福島市内 のビジネスホテルに到着。長い一日でございました。。
さて、ここからは最終日。すでに当日の日記でもそれなりに詳しく書いてしまいましたが、この日は山形県の福島県境に近くに点在する「 米沢十湯 」のひとつ、そのなかでも特に山奥深くにある「 姥湯(うばゆ)温泉桝形屋 」に行きました。
福島市内からは30kmくらいですが、山形県内にはいって比較的すぐ、脇道に入ると、ここからがなかなかしびれる山道でした。最後の数kmは一応舗装はされているものの、すれ違い不可能な幅の悪路で急坂も多く(スイッチバックしないとのぼれない坂も)、かつ濃霧だったので、途中で対向車が来ないことを祈りつつ車を走らせました。それでもたまに対向車に遭遇し、どちらかがバックして少し広くなったところでやっと行き違うケースも数回あり、そのたびにひやひやしました。
さて、そんな厳しい運転を終え、手前の駐車スペースに車を停めて10:03ようやく姥湯温泉の入口にある吊橋まで来ました。
10:05、坂をのぼっていくと温泉の建物が見えてきました。霧でかすんでいます。
10:09、建物で料金を払い先に進むと混浴露天が見えてきます。あのつい立が脱衣所で、その奥が温泉。ワイルドな感じです。
10:28、露天風呂から上方をみるとこんな感じ。ここにも「地獄」があります。
10:35、入浴を終えて再び来た道を下ります。遠くのV字谷の真中に先ほどのつい立が見えます。よくまあ、こんなところに温泉旅館を作ったものです。
10:36、姥湯温泉を出発。もう二度と来ることはないでしょうか。。このあとは帰宅の途につきます。ここから先ほどの険しい道を戻る途中にはもう一軒、 滑川温泉・福島屋 というのがあるのですが、悪路運転で緊張したせいか、さすがに疲れたのでこのへんで打ち止めということにしました。もっと元気であれば帰路、 那須 か 塩原 あたりにも寄ろうと思っていたのですが。。そんなことであとは帰りの東北道のSA連発です。
11:58、福島県の 吾妻PA 。
12:27、同じく福島県の 安達太良SA 。
13:41、栃木県に入って 那須高原SA 。
14:58、宇都宮の近く、 上河内SA 。
16:19、埼玉県に入り 羽生PA 。
そして 17:30ごろ、自宅到着 。4日間の走行距離は、 合計1,620km でございました。 温泉は4日で8ヶ所 入りました。どの温泉もそれぞれ特徴があってなかなか満足はいたしました。でも、やはり温泉は1ヶ所でゆっくりするべきかもしれませんね。今度行くときは1日1ヶ所くらいにしたいと思います。。
長らくご覧いただきありがとうございました。。。