2009年夏休み・ひがし北海道遠征(8月17日~20日)
3日目(19日)の知床半島クルーズ、まだ続きます。
まずは昨日もアップしましたが、しつこく ヒグマ動画 から。これを見てから10日経ちましたが、なんだかずっと昔のことのようです。
11:17、こちらはヒグマの親子を見た近くの定置網漁師の番屋。右側に大型重機がありますが、そのさらに右の方に先ほどのヒグマの親子がいたわけです。このような陸路からアクセス不能なところで何ヶ月か漁師の方は過ごすらしいですが、なかなか大変ですね。。
11:21、角度を変えると、番屋の後ろに滝が見えるいいところです。
11:22、クルーザーは水しぶきを上げて半島先端へ急ぎます。このあたり、強風の通り道にあたるところらしく、結構寒かったり、水しぶきが飛んできたりでしんどい部分でした。
11:27、 タコ岩 というところです。奇岩が多い場所です。
11:29、こちらは名前がわかりませんが、 船長一押しの滝 でした。
11:29、その滝のアップ。
11:54、知床半島の突端に近づいてきました。
11:56、 知床岬 の灯台が見えます。
11:56、船長がゴルフコースみたいと言ってました。海岸沿いはエゾ鹿などが餌を食べたりする場所なので、高い木が生えず、ゴルフ場の芝生のようになってしまっているという説明だったかと思います。
11:56、ついに 知床岬突端 まで来ました。ウトロ出港から2時間近く。
11:57、突端をもう一枚。
11:58、ここでクルーザーは折り返し、復路に入ります。帰りは少し沖合を走り、遠くから知床半島を眺める形。
11:59、先ほどのゴルフ場みたいなところ。
11:59、復路は別の船長に交代。また違う内容の観光ガイドをしならが操縦していきます。ほとんど全行程操縦しながらしゃべり続けるのはなかなか大変かと思います。プロらしさを感じました。
12:03、知床岬が遠ざかります。
12:17、往路では気付かなかった奇岩。
12:18、こんな奇岩も。人工の石像のようにもみえます。
12:31、再び往路の船長が一押しの滝を通過。
12:56、まだ1/3くらいしか戻っていないですが、奥に橋が見えます。かつて、世界遺産登録前は、道路が通っていた名残のようです。
13:00、相変わらず山の上のほうは見えません。
13:04、再び カムイワッカ の滝を通過。遠くから見ると雰囲気が違います。
13:06、上は硫黄山という山です。
13:08、ここからは知床連山の一部が少し見えました。
13:23、もうすぐウトロに到着です。帰りは沖合を直線的に戻るので結構早いです。
これにて知床半島クルーズは終了。ヒグマも見れたし、なかなか楽しませてもらいました。ウトロの後は、根室海峡沿いを南下、根室に向かいます。。
さて、政権交代の中、引き続き夏休み・ひがし北海道遠征です。
13:35、知床半島クルーズ終了、ウトロ港に戻りました。
13:38、途中の ゴジラ岩 を一枚。昼飯はあとにして、14時ちょっと前にウトロを出発、 知床横断道路 を走り抜けます。
14:03、途中の 知床峠
です。本当は天気が良ければ、この道路は 絶景のワインディングロード
なんですが、残念。ただ、途中で エゾ鹿
を間近に見ました。あともうひとつ、峠を下って羅臼側の手前に 熊の湯
という野趣たっぷり露天風呂があり、時間があれば立ち寄ろうと思っていたのですが、雨も強く降っていたので断念。
知床半島南側の付け根、 羅臼 まで来ました。14:38、 道の駅知床・らうす で キンキの煮付け定食 で昼飯。キンキはこのあたりでは「 メンメ 」というらしいです。
14:52、道の駅の中の市場。いろいろな海の幸があって楽しいです。あと温泉マニアとしては、羅臼中心部からさらに半島の先の方に進むと、海と一体となった 相泊温泉、セセキ温泉 というのもあったんですけど、ここも結構遠いのでまたの機会に。
羅臼から南下、 根室海峡 を左側に見て海岸線をずっと行きます。15:12、途中に 国後島 の看板がありました。天気が良ければ20kmもないはずなので、良く見えるんでしょうね。
途中、ヒゲのように海峡に突き出した 野付半島 に寄ってみました。野付半島は細長い砂洲でできていますが、湾内には湿地帯が。写真は15:58、 ナラワラ という枯れたナラの樹が残る湿地帯。後のネイチャーセンターにはトド松が枯れた トドワラ も。幻想的な景色です。
15:59、ちなみにこんなところにいます。
15:59、草の向こうは海、根室海峡です。
16:07、 国後島までわずか16km しかないんですねえ。
16:09、 野付半島ネイチャーセンター というところに来ました。
16:14、砂洲が線のように細く先へ進んでいます。
16:16、ここは ラムサール条約 指定の湿地帯。北海道遺産というものにも指定されているんですね。
16:16、野付半島の碑です。このあと、1時間以上再び左側に根室海峡の海を見ながら南下します。
17:36、根室市内の手前、 風蓮湖 まで来ました。
こんな動物がいるんですね。
ここは、 道の駅スワン44ねむろ というところでした。国道44号線沿い、白鳥が飛来するところという意味のネーミングですね。17:38、建物の中から風蓮湖。
こんなエゾ鹿なんぞがいるんですね。
ということで、トイレには 鹿事故注意 の張り紙が何枚も。クマは臆病なので飛び出してこないようですが、鹿は突然やってくるそうです。。
こちらは道の駅の建物。17:40出発、もうすぐ根室市内、この日の宿泊地です。
18時過ぎには 根室駅 近くの安い旅館にチェックイン。18:13、旅館の部屋から根室駅方向です。温度も15度くらい、人も少なく寂しい感じです。
19:25、夜の根室駅。近場で空いているレストランもなく、雨も降りそうだったので、近くのスーパーで弁当を買って部屋で夕食。あとは 最終日 、納沙布岬と釧路湿原経由で釧路空港から帰ります。。
20日のAMです。この日は朝8時頃 根室 市内の旅館を出発、まずは東に向かって根室半島の先端、 納沙布岬 に向かいます。この数年日本の端っこを毎年攻めていますが、 今年は本土最東端 でございます。
8:25、雨の中、 納沙布岬 到着。このあたりまで来たら雨がほとんど上がりました。
8:25、 北方領土 が間近に見える場所なので、やはりちょっと右翼っぽいいろいろな団体が寄贈した碑がたくさん並んでます。
8:26、灯台の奥の方にうっすらと北方領土が見えます。 歯舞群島 のひとつのようです。
拡大してみました。天気はこの日も最悪でしたが、島のような形が見えました。
8:28、こちらにも納沙布岬の碑です。
8:30、北方領土に関するさまざまな展示がされている「 北方館 」です。高校生ぐらいの団体が見学に来ていました。
8:30、 カモメと北方領土 。といっても北方領土は見えませんが。。
こんな位置関係です。天気が良ければ右側に 歯舞群島 、左に 国後島 、さらにその左に 知床 の山々も見えるんですね。次は天気の良いときに来てみたいものです。
8:32、よく見ると納沙布岬から一番近い、 貝殻島 の灯台が見えます。貝殻島は島といっても岩礁程度のようです。このあたり、ロシアの国境警備隊の警備範囲らしく、下手すると漁船が拿捕される場所です。
8:34、隣にあった巨大モニュメント。ちょっと北朝鮮みたいですが。。
背後にはこんな塔も。閑散とした場所にしてはちょっと巨大オブジェが多いような。。しかし、いろいろ日本の端っこに行ってみて思いますが、日本の場合は古い考え方に固執しすぎて、国境の活性化が全然進んでいないですね。領土問題を例えば10年間程度凍結して棚上げし、日露双方の自由貿易地域などに北方領土や隣接する根室などの地域を指定することで経済や人の交流を活性化するなんてことはできないんでしょうか。このままでは過疎化して衰退する一方です。「返せ北方領土」と一方的に言うだけでなく、提案型の思考が必要だと思います。戦後60年以上、どうも思考停止状態になっていることが多すぎるのではないでしょうか。
8:43、先ほどの北方館に入りました。そこにあった展示ですが、北方領土とは一番近いところで わずか4km弱 という至近距離です。
さて、このあと納沙布岬で土産を買って出発。9:03、根室市内方向に戻る途中の 馬 の群れ。
9:07、まっすぐな道路。典型的な北海道的風景ですよね。
9:11、途中にあった 北方原生花園 。「原生花園」という名のところは、サロマ湖、小清水に続いて今回3ヶ所目。なんだかこの「原生花園」という言葉に惹かれます。。
9:12、根室海峡と4日間お世話になった レンタカー を写してみました。
9:32、根室市内に入って気づきましたが、主要な地番表示には日本語・英語の下に ロシア語表記 もあるんですね。2年前に行った稚内でもそうでした。もっとロシアとの交流が進めば良いと思います。
さて、再び昨日通過した 風蓮湖 で9:48一服。タンチョウも見てみたいものです。
9:49、この風蓮湖の景色もなかなかです。
しつこく風蓮湖。
10:17、釧路方面へ。まっすぐな道になると嬉しくなります。このあとは北海道らしい景色の中を 釧路湿原 まで一気に向かいます。