2010年4月諏訪大社御柱・奥蓼科温泉郷・別所温泉遠征(2)
土曜日の16:30ごろに奥蓼科温泉郷の 渋・辰野館 に到着。ここは「 信玄の薬湯 」が別名になっていますが、長野や山梨には 武田信玄 ゆかりの温泉がたくさんありますね。渋・辰野館の場合はかなりの山奥にある典型的な秘湯のような感じのところですので、「信玄の隠し湯」がぴったり当てはまるところですね。
さて、部屋に入って窓の外をみると一面の雪景色。先週金曜の夜は、このあたりは本当に20cmくらいは積もった感じです。
まず内湯のひとつ、「信玄の薬湯」にやってきました。このときは全く気がつかなかったのですが、この頭上から大量にお湯が注がれている湯船の温度は21度の冷泉だったので、これはダメだと思ってすぐ出てしまいました。奥の浴槽が40度前後なのですが、蓋がされていたので、不覚ながら浴槽であることに気がつきませんでした。。
さらに手前に小さな飲泉用の浴槽がありました。ここの源泉は硫黄分が濃く、酸性度も高いのですが、温度が低すぎるので加温しないとちょっとこの時期は厳しいですね。
「ここは冷泉しかない」と勘違いした状態で、写真だけとってすぐ退散。
こちらは浴室に行く途中から見える中庭の景色。対面の建物はまるで昔の学校の校舎のようです。
渋・辰野館は100年くらいの歴史があるそうで、この写真は今とは少し違うところにあった昔の建物だそうです。創設者が金を出して当時では珍しい車で湯治客の送り迎えをしたそうですが、この山奥に来る道まで自分で作ったとか。
18:11、晩飯です。 山菜 など山の幸が多い素朴な料理に舌鼓。
ぶれましたが、終わりの方に出た山菜の天ぷら。こういうの大好きです。
20:40、食後しばらくして先ほどの「信玄の薬湯」に再び来てみました。このときは先客がいて、奥の蓋がされていたところがあつ湯の浴槽であったことに初めて気づきました。。あつ湯と手前の冷泉に交互に入るといいらしいということで、3回くらいそれを繰り返しました。しかし、21度の源泉の冷泉は実際にはもっと温度が低かったように思いますので、かなり冷たく感じました。
廊下に貼ってあった昭和30年ごろの写真。 浅丘ルリ子 さんと 由紀さおり さんが映っています。
レトロっぽくていいです。
ここからは日曜日の朝。前日は半露天の「 森の温泉 」が旅館の都合で閉まっていたのですが、この日は朝から入れるようになっていたので、早速7:11直行。ここは露天が冷泉、手前にある半内湯があつ湯になっていました。外の冷泉は温度が低すぎて足を数秒つけただけでさすがに長く入れませんでした。
浴槽のすぐ横に雪が結構積もってました。写真だけ撮って内湯のあつ湯で過ごしました。。
これがその内湯。ちょうどよい温度でまったり。
薬湯の由来が書いてありました。「二礼・二拍手・一礼」をしないで入ってしまいました。。
温泉成分表でございます。
風呂上りに旅館の玄関で一服。この景色はまるで真冬ですよね。
廊下から山の方をみたところ。白樺もきれいです。
絵になる景色が多いです。
その後朝食バイキングをいただき、9:30ごろ辰野館を出発。その近くのきれいな風景を一枚。
9:59、 白樺湖 まで来ました。
ちょっと違う角度からもう一枚白樺湖です。
北上を続け、10:41 道の駅・マルメロの駅ながと です。この道の駅は確か3回目くらい。このあとは別所温泉に向かってさらに快調に走ります。。
長野県上田市郊外にある 別所温泉 は、「 信州の鎌倉 」といわれていて(って偉そうに書いてますが今回初めて知りました)、歴史のあるところです。
別所温泉の中心部にある駐車場に車を停め、まずは「湯かけ地蔵」という源泉が湧いているところに来ました。飲泉ができます。横には足湯もありました。
別所温泉のガイドマップがありました。小ぢんまりしていますが、ほどよい広さの中にコンパクトに外湯(共同浴場)や旅館や名勝が並んでいていいところです。
ここは 北向観音 というお寺に向かう参道の入口ですが、この周囲に外湯がいくつかあります。
その近くにある外湯のひとつ、「 石湯 」です。 真田幸村 ゆかりの場所でございます。ここが最も通に人気のある共同湯とか。内湯だけではありますが、中も良い雰囲気のところでした。
先ほどの参道の近くに戻る途中にある「 大師湯 」。ここは入りませんでしたが、平安時代の 慈覚大師 という方のゆかりのお風呂だとか。
11:44、 北向観音 というところに来ました。
このお寺は小高い丘のようなところにあるので、結構境内からの眺めは良かったです。ちょうど青空、桜も満開だったので見事な景色でした。
境内から見下ろすと桜が満開。
11:53、少し歩くと別所温泉で一番大きい共同湯、「 大湯 」に到着。ここは 木曽義仲 ゆかりの風呂のようです。ここには小さいながらも露天風呂があり、なかなか気持ちよかったです。
きれいな旅館だったので思わず一枚。
散策しているときれいな桜があったのでまた一枚。
ローカル私鉄、 上田交通別所線 の 別所温泉駅 に来ました。ちょうど電車が到着したところでした。この駅の周辺は桜がたくさん咲いていて風情たっぷり。
駅の雰囲気もレトロっぽくてグッドです。
こんな角度でも一枚。
昔使われていた車両もたたずんでいました。
反対側から一枚。「御柱大祭」の看板が見えますが、諏訪の御柱祭でなく、上田でも御柱祭があるようですね。12:30すぎに別所温泉を出発。なかなかいいところでした。
その後、 上田菅平IC から上信越道に乗り帰途に。13:17、軽井沢の手前、 東部湯の丸SA で一服。このあと渋滞もなく順調に200km弱、2時間ちょっとで帰宅。諏訪の御柱、奥蓼科の雪見秘湯系、そして歴史のある別所温泉と、久しぶりにゆったりかつ効率的な週末遠征を楽しませていただきました。さて、次はGWの長期遠征へ。。