大腸肛門専門外科医のひとりごと

大腸肛門専門外科医のひとりごと

2006.06.04
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テーマ: 癌(3570)

間違いだらけの抗ガン剤治療



とあるランキングのところに上の写真の本の著者である 梅澤先生のサイト をたまたま見つけました。
いろんな話がかかれておりまして、興味深く拝見した次第です。

読んでみればわかりますが大変にまじめに
患者さんのことを考えていらっしゃる先生だと思います。
先生が述べられている考えに同調するところもあれば、
また違う考えをするところもあるのですが、とても参考になります。

先日抗癌剤治療にお金がかかるということを書いたのですが、
エビデンス(明確な証拠とでもいいましょうか)がある治療方法がすべてではないということを
おっしゃられているなぁと感じました。
実際、エビデンスにもとずいた治療のみを行ってはいないようですね。

そんな中に、セカンドオピニオンとして某国立○○センターに行った患者さんがもらってきた
返事の内容にお怒りなっているところ があったのですが、
私も同じような返事を同じ所から頂いたことがあります。

たしかに優しくない返事です。

某国立○○センターは、昨今の病院ランキング本やテレビ番組、新聞などが日本一の症例数と
あおって、「手術成績は症例数に比例する」などといっているもんですから
(たしかに少ないよりも多い方が成績が良い傾向はあるかも知れませんけど)
外来も手術も抗癌剤治療も、そしてセカンドオピニオンもパンク状態です。

時々わたしもセカンドオピニオンの紹介をするのですが、
先日より セカンドオピニオンの予約を取ることも非常に面倒なことになりました。
HPから紹介用の書式をダウンロードしてFAXで送らなくてはならず、
それでもかなり待ちますよ、いきなりきても目当ての先生の話は聞けないし、
ものすごく待たせますよということが書いてあります。

でもホントにさばききれないんだと思います。
患者さんもブランド志向というのか、どうしてもこの施設で手術したいという方がいますので。

しかし、梅澤先生も言ってましたが進行癌の患者で数ヶ月待ちというのはどうでしょうか。
1~2週間ならばまだわかります。
しかし、数ヶ月も待ってたらその間に確実にがんは進行しますし、
根治手術の機会を逃す可能性も出てきます。

患者さんにはその辺も考えて頂きたいと思います。

信頼できる病院はいっぱいあると思います。
その逆に信頼できない病院、っていうか医者もいっぱいいます。

自分が患者ならこの医者には絶対診て欲しくないという医者はいくらでもいます。
もう医者としてというより人として間違ってるよアンタ・・・ってな医者です。
そういうことは患者さんも話しているうちにわかると思います。
信頼できない医者は、切り捨てて良いのですよ。
医者-患者関係が築けないようなら、その後の治療なんて不安を抱えてやってられません。

「最初に見てもらったから・・・」

っていう患者さんが結構いるんですけど気にしなくて良いんです。

私はセカンドオピニオンとか、あそこに行ってみたいという患者さんには
どんどん行くことを勧めます。
そのうえで患者さんが移りたいと言っても非難することはありません。
受けたい治療を受けるべきです。
ただ、あまりにもその治療は間違っているのではないかというときには止めますけど。

なんだかとりとめもない文章になってしまいました。
当初書こうとおもっていたタイトルとは離れた内容ですね。
文章練り直してまた改めて書きましょう。

アクセスが増えてきたのでちょっと作りもまじめにしなくてはいけないかな~と思いつつそれならこの部分を独立させた方がよいのかな~とも考える今日この頃です。 


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Last updated  2006.06.04 15:11:26
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